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おやすみ、東京 の商品レビュー

3.8

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

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2026/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

吉田篤弘さんの本はいっつも静かで、あたたかくて、優しくて、安心な夜の空気を感じる。今回もそう言う本だった。静かにみんながそれぞれの人生を精一杯生きている。それぞれの人生がすれ違って、交わって、物語になっていく。 イバラギのもとにも、夢のような誰かが来て、夢のように一緒に古道具屋さんを営めたらいいのに。 古道具屋さん、よつかど、M、どのお店も東京のどこかで真夜中にポツンと存在していそうだけど、現実の東京はガサカザトゲトゲしているので、あんなに居心地のいいお店はないんだよな。 東京のお店って意外と一見さんに空気が冷たかったりする気がしてる。 読んでいて心地よい。

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2026/05/18

先日読んだ『♯東京アパート』がこちらの作品と通じる世界だという事なので読んでみる。 と言っても共通して出てきたのは電話を引き取るモリイズミだけだったが。 いろいろな人が出てきて、皆夜働いている人で、それらの人々が全て繋がって、そして舞台はどれも夜の東京。 だからだろうか、忙...

先日読んだ『♯東京アパート』がこちらの作品と通じる世界だという事なので読んでみる。 と言っても共通して出てきたのは電話を引き取るモリイズミだけだったが。 いろいろな人が出てきて、皆夜働いている人で、それらの人々が全て繋がって、そして舞台はどれも夜の東京。 だからだろうか、忙しくしていても静かな雰囲気。

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2026/03/08

短編の連作。そして思いの外登場人物が多い。 最初はどうなるかと(失礼ながらハズレかと)思ったんですが、最終的にうまく纏まって、かつ面白かった。 それぞれの登場人物について、最後まで書いてあるわけではないので、勝手に続きを考える楽しみもありました。

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2026/03/02

移動図書館で偶然見つけた吉田篤弘さん やっぱり不思議な雰囲気の町が出てきて独特な空気が好き 「つむじ風食堂の夜」もそうだったけど、楠本まきさんの描く世界を連想してしまう 古道具屋さんとか特に びわ泥棒が唐突で面白かった 映画館で働く蓮くんの話(館長が失踪して館長になってしまう)...

移動図書館で偶然見つけた吉田篤弘さん やっぱり不思議な雰囲気の町が出てきて独特な空気が好き 「つむじ風食堂の夜」もそうだったけど、楠本まきさんの描く世界を連想してしまう 古道具屋さんとか特に びわ泥棒が唐突で面白かった 映画館で働く蓮くんの話(館長が失踪して館長になってしまう)は、「レインコートを着た犬」と似てるなあと思って見返したらあちらは直さんだった 娘の好きな「車の色は空の色」が出てきたのもうれしかったので、娘にも薦めてみよう

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2026/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京の空の下で、様々な登場人物がすれ違います。東京は広いようで実は狭いのではと感じさせられる。古道具屋、バー、食堂、撮影所、電話相談室など。たくさんの登場人物一人一人にエピソードがあり、タクシー運転手を通して繋がっていきます。ただ、私の読解力では繋がりが分かりづらかったです。表現やストーリーも独特な感性の作品だなと感じました。言葉は易しく読みやすいですが、一つ一つの描写を想像して、読み進めるのが私には難しい所がありました。

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2025/08/28

東京の夜って良いよね。 人もモノも価値観も何もかもが無数に存在するのにそれがいとも簡単に交差したりする。 世界のどこにいようとも見えない何かに引っ張られて重なる時間はあると思ってる。

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2025/08/20

深夜だけのタクシーを中心に、いろんな人が繋がっていく不思議な物語でした。こんな静寂な夜中でも、何か賑やかな人の動きが感じられる気がしてきました。

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2025/08/16

2年前に借りて、読み終わった印だけつけていたからか全く記憶なく、再び図書館で借りて、うん?なんか読んだことあるぞと思いながらも全然思い出せずもう一度最後まで読んだ。 定食屋、タクシー、ピーナッツクラッシャー、ひとつひとつが愛おしい感じ。独特の夜の空間。

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2025/06/10

午前一時になったところから始まる連続短編。 眠る前に読むには丁度良い長さだったし、関係なく日中に読んだりもした。 いろんな人が出てくる。話が進むにつれて少しずつ混ざり合っていく。 「会いたいからそのまま素直に会ってしまう人。会いたいけれど、いまは会わないでおこうと思う人。会って...

午前一時になったところから始まる連続短編。 眠る前に読むには丁度良い長さだったし、関係なく日中に読んだりもした。 いろんな人が出てくる。話が進むにつれて少しずつ混ざり合っていく。 「会いたいからそのまま素直に会ってしまう人。会いたいけれど、いまは会わないでおこうと思う人。会ってはいけないと決めた人。会いたいけれど、もう二度と会えなくなってしまった人。」 たしかに会いたいも様々だな、と思った。 吉田さんの本で恋愛はあんまりイメージがなかったので新鮮だった。

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2024/11/03

真夜中の東京の空の下、多くの人々が寝静まった時間に働く人々。食堂で、バーで、古道具屋で、撮影所で、電話相談室で、タクシーで、日中の労働者となんら変わらず働いているのだけれど、真夜中の風景描写と相まって、どこか夢の中の住人のように思えてとても魅力的。彼ら彼女らは実はゆるやかにつなが...

真夜中の東京の空の下、多くの人々が寝静まった時間に働く人々。食堂で、バーで、古道具屋で、撮影所で、電話相談室で、タクシーで、日中の労働者となんら変わらず働いているのだけれど、真夜中の風景描写と相まって、どこか夢の中の住人のように思えてとても魅力的。彼ら彼女らは実はゆるやかにつながっていて、それを大げさに描くのでなく、サラリと軽妙につなげて、オシャレな読み口だ。「会いたいからそのまま素直に会ってしまう人。会いたいけれど、いまは会わないでおこうと思う人。会いたいけれど、会ってはいけないと決めた人。会いたいけれど、もう二度と会えなくなってしまった人…」そんな人と人とのつながりを、至極自然体に描く。読み終わると「きわめて黒に近い琥珀色の飲みものは、三日月形にカットされたレモンをひとかけら載せている」=コークハイをきっと飲みたくなる。

Posted byブクログ