かんがえる子ども の商品レビュー
表紙が素敵すぎる。 安野さんの絵本、特に「はじめてであうすうがくの絵本」は息子のお気に入りだった。彼にとって、計算とか公式からではない部分から「数学」という分野に近づけたことは、とても幸福な出来事だったのではないだろうか。 その作者のエッセイなので、今回とても興味深く読むことがで...
表紙が素敵すぎる。 安野さんの絵本、特に「はじめてであうすうがくの絵本」は息子のお気に入りだった。彼にとって、計算とか公式からではない部分から「数学」という分野に近づけたことは、とても幸福な出来事だったのではないだろうか。 その作者のエッセイなので、今回とても興味深く読むことができた。 「子ども」について、「自分で考える」ということについて、なるほど、こういう思考の方からできた絵本は、そりゃ面白いだろうと思えた。 「勉強」がインポータント(大切)なことではなく、インターレスト(おもしろい)ことなんだ、と言えるような環境で子ども達が育ってほしいな、と思った。
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絵本作家、安野光雅さんが「考える」ことについて、自身の子供時代や今の子供たちを見つめながら「考えた」ことを綴ったエッセイ。 子どもってどんな生き物だろう、学ぶってなんだろう、自分で考えるってどういうことだろう。易しい言葉の中に鋭い考えがあり、読みながらドキッとした。 私は考え...
絵本作家、安野光雅さんが「考える」ことについて、自身の子供時代や今の子供たちを見つめながら「考えた」ことを綴ったエッセイ。 子どもってどんな生き物だろう、学ぶってなんだろう、自分で考えるってどういうことだろう。易しい言葉の中に鋭い考えがあり、読みながらドキッとした。 私は考えることをやめていたかもしれない、 子どもたちに考えることをやめさせていたかもしれない。 世の中が考えることから離れていってるかもしれない。 日常の小さな出来事を拾いながら、そこにはたくさん考えることがある。そして、それはとても楽しいことだと教えてくれる。 さらさらと2時間もかからず読めるが、奥深い。 安野さんの絵本には言葉がないが、語られない考え方や言葉があることを知った。 安野さんのエッセイ、他にも読んでみたい。 以下心にとめたい言葉 美談の本ではなく、ほんとうのことが書かれた本を (よだかの星、赤毛のアン、君たちはどう生きるか) クイズよりパズルを、「知る」より「わかる」を (暗記より考える力) 勉強はインポータントではなく、インタレスト。 商品やCMに流されていないか疑う ひとりでもいい、みんなと一緒でなくていい、と思えば恐れしいものはない 本は読まなくてもいい、でも本を読んで生きた人は20年も30年も生きたことになる
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この人と少しだけ境遇が似ているので、この人の展覧会で本を購入。 子どもへのまなざしが、とても柔和で温かくて、 この人の人柄が、伝わってくるようでした。
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