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火の鳥(角川文庫版・新装版)(2) の商品レビュー

4.5

11件のお客様レビュー

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2024/03/30

最近児童の調べ学習用の、自然災害や環境問題の本をよく読んでいるので、 この漫画は全くフィクションには思えない。 未来が怖い… 環境問題の勉強をする子どもたちに、 手塚先生の生前の後書きを読んでもらいたい。

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2024/02/21

ここ1年ほど勉強してきた歴史、経済、環境問題、スピリチュアル、戦争、哲学、生物学がここに集約されてた感じ。 子どもの頃に出逢っておきたかったな… すごい。

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2024/01/23

ラストの方で火の鳥とマサトが語り合うシーンが特に良く、これから続く一連のシリーズの根幹をなすやりとり7日と感じた。 種を超えた愛、まだまだ異星人との出会いはないけれど、これから何百年か先にあり得る未来かもしれない。

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2023/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10/21(土)朝に読了。哲学とかじゃない。人のためじゃない、もっと広大で静寂の恐ろしいもの。上から下までの高くて低いところまでのあるいはもっと違った次元同士からの全ての物質にコスモゾーンが宿っていて、だからこそ恐ろしい。

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2023/08/24

凄い…こ、こんなSFから地球礼讃のテーマに繋がっていくとは…コ、宇宙生命(コスモゾーン)…。 そしてまさかここから黎明編に繋がるとは…すげえ…。 未来ってそういう意味じゃなくてね…なるほど…。 火の鳥の正体?秘密??も分かるような、分からんような…。 美しい人間の女性型に変異した...

凄い…こ、こんなSFから地球礼讃のテーマに繋がっていくとは…コ、宇宙生命(コスモゾーン)…。 そしてまさかここから黎明編に繋がるとは…すげえ…。 未来ってそういう意味じゃなくてね…なるほど…。 火の鳥の正体?秘密??も分かるような、分からんような…。 美しい人間の女性型に変異したムーピー(地球外生命体)と、人間の青年のロマンス…逃走劇…アダムとイブ…。 でもアダムとイブといっても、どんな形かというと……。 凄過ぎる、手塚治虫…。

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2023/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1巻の黎明編とはうってかわって、はるか未来の話。人間の生きていた地上は荒廃し、地下に都市を作り生きる世界。人間によって作られた電子頭脳によって人間に命令が下され、支配される世界。ここでまた戦争が起こり、滅亡し新たな生命が生まれるといった、生物の過ちの繰り返しと輪廻に関することが題材のようだ。まだ1,2巻しか読んでないが、2巻の最後が1巻にの始まりに繋がるのは予想できなかった。3巻以降も楽しみだ。

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2022/10/25

骨付き豚肉ステーキ。これは美味しい! 最後は骨を鷲づかみにして、骨の周りに貼り付いた肉をガシガシとしゃぶった。至福のひととき。 ************************* 手塚治虫「火の鳥 未来編」を読み返す。 10代終わりの頃初めて読んだときに、銀河宇宙をとりまく...

骨付き豚肉ステーキ。これは美味しい! 最後は骨を鷲づかみにして、骨の周りに貼り付いた肉をガシガシとしゃぶった。至福のひととき。 ************************* 手塚治虫「火の鳥 未来編」を読み返す。 10代終わりの頃初めて読んだときに、銀河宇宙をとりまく壮大なストーリーに圧倒され、思いもよらない展開に衝撃を受けた。 私の人生観に大きな影響を与えたと思う。その後、折にふれこのストーリーを思い出し、その意味するところを何度となく考えた。 この作品が発表されたのは55年前(1967年)だが、全く色褪せていない。まるで予言の様に人類の未来社会の行く末を描いている。 西暦3404年、人類は人工知能の意思決定に従う社会になっていたが、各国の人工知能同士が対立し、核戦争を決定してしまう。 開戦と同時に人類は核爆弾で瞬時に死滅。火の鳥から不死の命を与えられた主人公1人だけが生き残る。 迫るリアリティ。改めて読み返すと、現実がどんどんこの作品にすり寄っている気がして戦慄が走る。3404年まで保たない気がする。 不死の命を得た主人公は、新たな人類の誕生を30億年待ち続け、その人類が同じ過ちを繰り返さないか見守るという使命を、火の鳥から担う。壮大な物語に気が遠くなる。 神とは何かというテーマも迫ってくる。私にはそんなことわかるはずもないが、思わず考えずにはいられなくなる。手塚治虫は神の使いなのか。 ***************************** 文庫本の漫画はキツい。スマホで読む漫画もそうだが、字が小さすぎてよく見えない。 気合いで読み続けるが疲労困憊する。目がしょぼしょぼする。息子達は平気で読んでいる。羨ましい限りだ。 こんな話を会社でしたら同僚の女子が、「もう使わないから捨てようと思っていたから、よかったらあげる」と、100キンで買ったという虫メガネをくれた。 助かる。よく見える。 喫茶店などでよく見かける、虫メガネで本を読む高齢者ゾーンに、私も突入したようだ。

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2021/10/16

泣きました。このスケールの大きさはなんなんだろう。大きなテーマと時間軸が違和感なくすっと入ってくる、凄い漫画。漫画というか、映画をみているような。パワーが凄い。 読後の余韻が強い。これが1967年に描かれた作品としり、また鳥肌。今読んでも全く遜色ないどころか、現代の地球の問題を鋭...

泣きました。このスケールの大きさはなんなんだろう。大きなテーマと時間軸が違和感なくすっと入ってくる、凄い漫画。漫画というか、映画をみているような。パワーが凄い。 読後の余韻が強い。これが1967年に描かれた作品としり、また鳥肌。今読んでも全く遜色ないどころか、現代の地球の問題を鋭く指摘している。手塚治虫先生は天才なんだ、と改めて思った。

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2020/02/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

黎明編から打って変わって壮大で面白かった。 人類や生命の歴史について言わんとすることはよく伝わるが、相変わらず今の時代から考えるとどいつもこいつもクズばかりでまともな思考のキャラがいない。特に猿田博士気持ち悪いなあ。 感情移入できないので火の鳥みたいに俯瞰して読んでいた。 原発推進してる人に読ませたい漫画。 巻末の虫ヴォイスは現代に刺さる言葉。教科書に載せてほしいくらい。 解題にて、「火の鳥は愛の物語」でもあるとされていたが、本当にそうなのか? 醜い男が美女にヨチヨチ愛されるという、トロフィーワイフ&マザコン拗らせパターンではないか。 結局女は顔で、自立しておらず、都合のいい男の道具として扱われているから、全く説得力がない。 3巻以降、猿田彦の逆パターン(ブスと美男カップル)が出てくれば納得できるけど。

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2019/02/05

「こんな話を描かれてしまったら、後に残された私達ゃいったい何を描けばいいんだ?」 それがこの作品を読み終えた直後の、素直な感想。 人類が破滅へ向かって加速しつつある近未来の地球が舞台。人類の滅亡後、気の遠くなるような月日が流れ、地球は再び、恐竜時代から人類の誕生まで、似たような過...

「こんな話を描かれてしまったら、後に残された私達ゃいったい何を描けばいいんだ?」 それがこの作品を読み終えた直後の、素直な感想。 人類が破滅へ向かって加速しつつある近未来の地球が舞台。人類の滅亡後、気の遠くなるような月日が流れ、地球は再び、恐竜時代から人類の誕生まで、似たような過程を経験していく。ここに描かれていない物語を描くとするなら… ①手塚さんと同じく、近未来の地球からさらにその先の未来へ話を進めるが、まったく異なる展開を用意しておく ②もしくは、手塚さんとは逆に、現代から過去へ遡ってみる。でも、遡ったハズが、現代よりもずっと進んだ文明と出合うことになる(マヤ文明とか、実際に存在した文明の中には、こういう印象を与えるものもあるよね) ③あるいは、近未来から話が動かない(笑) ④というよりも、手塚さんがすっ飛ばした細かい部分を、虫眼鏡的な視点ですべて描き切る とか? いずれにせよ、こんなに壮大なスケールの話を、最後までエネルギッシュに描き切った見事さに直面したら、ショックでしばらく動けない。

Posted byブクログ