暗幕のゲルニカ の商品レビュー
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MOMAのキュレーターである八神瑤子とピカソの愛人であるドラ・マール。違う時代を生きている2人の女性の視点で物語は展開される。2人の主人公がどのようにピカソのゲルニカと関わっていくのかが読み応えのある作品。 ゲルニカの貸出を巡るやり取りから少し中弛みしていたし終盤の瑤子が誘拐される下りがかなり駆け足に感じた。
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重いテーマでした。私たちはあの大戦を忘れてはいけないし、今だって、戦争は続いてしまっている。絵筆一つで闘ったピカソ、その精神は受け継がれていかなければならない。
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楽園のカンヴァスを読んで面白かったので、今回本作を読みました。相変わらず絵に惹きつけられる内容でますますアートに興味が持てるようになりました。ただ、楽園のカンヴァスを先に読んで期待値が上がっていたこともあり、話の展開が少し遅く感じて、読み終わるのに時間がかかってしまいました。個人...
楽園のカンヴァスを読んで面白かったので、今回本作を読みました。相変わらず絵に惹きつけられる内容でますますアートに興味が持てるようになりました。ただ、楽園のカンヴァスを先に読んで期待値が上がっていたこともあり、話の展開が少し遅く感じて、読み終わるのに時間がかかってしまいました。個人的には300ページくらいだと読みやすかったかもです。
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ピカソの「この絵の作者はあんたたちだ」、瑤子の「私たちのものよ」というセリフ、そしてラストの「ゲルニカ」を国連本部に展示するという展開には痺れた。 終盤のETAが絡んでくるあたりはドラマチックすぎるし、最初からルースとパルドで話つけとけよとも思ったが、それ以上に登場人物の魅力、作者の文章力、そして「ゲルニカ」の熱量にやられました。
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物語の面白さ、そして現代、そして未来にも受け継がれていくゲルニカに吹き込まれたメッセージ、「反戦」を強く何度も訴えかける物語でした。ピカソ、ドラマールはこう言う人だったんだろうなと言う描写。そして、故郷をこよなく愛する人間らしさもあり、ピカソと言う人物を知るにも良い本でした。鳥肌...
物語の面白さ、そして現代、そして未来にも受け継がれていくゲルニカに吹き込まれたメッセージ、「反戦」を強く何度も訴えかける物語でした。ピカソ、ドラマールはこう言う人だったんだろうなと言う描写。そして、故郷をこよなく愛する人間らしさもあり、ピカソと言う人物を知るにも良い本でした。鳥肌が何度も立ち、どうなるんだと、ドンドン読み進めたくなる本です。繰り返し読みたいの本の一冊になりました。
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相変わらず面白かったです! 終盤の謎解きはお約束な感じですが、その予定調和も良かったです。個人的には終盤のドタバタは要らなかったのではないか、と思いました。 原田マハさんの物語は複数の史実とフィクションが混ざり合っていて、そんなことがあったとかなかったとか…みたいな感じで大好き...
相変わらず面白かったです! 終盤の謎解きはお約束な感じですが、その予定調和も良かったです。個人的には終盤のドタバタは要らなかったのではないか、と思いました。 原田マハさんの物語は複数の史実とフィクションが混ざり合っていて、そんなことがあったとかなかったとか…みたいな感じで大好きです。実在の人物のキャラクターは確固としていて、そういう人だったんだ、と納得させられてしまいます。 私からするとピカソは謎だし、近づきたくない人物。奥さん、愛人、恋人と三者三様の女性を愛する人物。そして、女性側も皆ピカソに惹かれてしまうんですね。危険すぎる。 芸術家としてはピカソの足元にも及ばないドラですが、本物が何かは分かる。そんな人と一緒にいるときにゲルニカが誕生したことが奇跡だなと思いました。 一つの芸術作品が持つ大きな影響力に驚かされました。マハさんの本を読むと、芸術作品が持つ力みたいなものを受け取れる人でありたいなといつも思います。
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平和に慣れてしまって海外で起きている侵略や破壊が人ごとだと感じでいましたが、この本を読んで改めて平和のために自分ができることはあるのかと考えさせられた。 今、この素晴らしい本を読んでゆっくり感想をかけていることが当たり前じゃないんやなって感じたし世界から戦争もテロも破壊も侵略も無...
平和に慣れてしまって海外で起きている侵略や破壊が人ごとだと感じでいましたが、この本を読んで改めて平和のために自分ができることはあるのかと考えさせられた。 今、この素晴らしい本を読んでゆっくり感想をかけていることが当たり前じゃないんやなって感じたし世界から戦争もテロも破壊も侵略も無くなってほしい。 カタカナの名前の登場人物を追うのに苦労する場面もありましたが、怒涛の展開で特に後半は一気に読みました 好きになりすぎると泣く女になっちゃうよなー、分かるー! でも、ドラの強くて前向きで一途で誇り高い性格がかっこいい! 過去と現代のつながりや、ピカソや芸術に人生を賭ける人々の情熱に感動しました。 今まであまり興味を持てなかった分野だったが、俄然興味が湧きました。 実際にピカソの作品が見たい!
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国連のゲルニカの幕が下ろされた 第二次大戦中 ゲルニカをモマに飾るための学芸員と、ピカソとその恋人の話が連続で続く マハさんのアート系はやっぱ面白い
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まだ読んでる途中 でも言いたい! ゲルニカが見たい! 年末にバルセロナに行く予定 どうにかしてマドリードに行くか…。 とりあえず大塚国際美術館(徳島)に行くしかない。 追加 ほほほう、そうきましたかー。 登場人物が熱いですよね〜。 ただ一枚の絵が 物語を読む前と読んだ後で...
まだ読んでる途中 でも言いたい! ゲルニカが見たい! 年末にバルセロナに行く予定 どうにかしてマドリードに行くか…。 とりあえず大塚国際美術館(徳島)に行くしかない。 追加 ほほほう、そうきましたかー。 登場人物が熱いですよね〜。 ただ一枚の絵が 物語を読む前と読んだ後では 全く別物に見えて来る。 これもアートの楽しみでしょう☺️ え?群馬にゲルニカのタペストリーがあるの!? 来年の予定まで決まってしまいました。
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