あの家に暮らす四人の女 の商品レビュー
日常の話もファンタジーも好きだけど、この融合の仕方は私には合わなかったな。気にならない人は好きだと思う。自分も登場人物に重なり、改善したいと思えたり意識が変わった。
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物語全体に大きな動きがあるわけではないけど、その平凡さの中で営まれる日々のあれこれがどれだけ幸せなことであるかをしみじみと感じさせられる。 カラスや父の霊の登場にやや面食らったが、最後の最後に、これは亡き父の魂によって語られるストーリーだったことが判る。この世にいないものからすれば、どんな毎日であっても、生きているからこそ生まれる悩みや喜び、苦しみ、幸福感などは全て愛おしいものに感じるのだろう。 ただの四人の生活を描いたストーリーだと思って読んでいたが、最後にそんなメッセージを受け取った。
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女性4人が一つ屋根の下で過ごしながら、ほのぼの(自分には退屈だった…)とした生活が描かれています。 後半というか、最後の最後で「この目線からストーリーいる?」が打ち込まれていて、もはや興醒めでした。 平凡な30代女性の生活をリアルに描こうとするから、メリハリのなさや事件性の薄さが...
女性4人が一つ屋根の下で過ごしながら、ほのぼの(自分には退屈だった…)とした生活が描かれています。 後半というか、最後の最後で「この目線からストーリーいる?」が打ち込まれていて、もはや興醒めでした。 平凡な30代女性の生活をリアルに描こうとするから、メリハリのなさや事件性の薄さが許されていたのに、急に滅茶苦茶オカルト入ってきてるじゃん、と…。 賛否両論あると思いますが、気になる方は自分で確かめてみて下さい。
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文章は柔らかくて、ふざけていて、小説だけどいつものエッセイの雰囲気が感じられた。あったかい気持ちになれるお話だった。四人の女も山田さんもみんな好き。
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細雪のリバイバル版?として現代小説家が執筆した、というものらしい。刺繍作家の親子とその友人2人が同居することになり、家の離れにはまたその家を守ろうと忠誠を誓う高齢男性も住んでいる。家族以外でも、支え合って、助け合って暮らしていく様が、庭のカラスや、他界した父親の霊が突然語ったりしながら、物語が進む。三浦しをんさんの本ではあるけれど、文章があまり美しくなくて少し残念だった。
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世代の違う女性4人での暮らしを面白おかしく、時にはシリアスに描かれた作品。 カラスの視点での語りであったり、お父さんの霊が河童に乗り移ったり、普段なかなか読まないようなテイストだった。 でも終始「淡々」と進んでいくイメージ。面白かった。
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なんとなくぼんやりした印象。三浦しをんは、日常の細やかなできごとや心理を描くのが上手だが、そればかりが目立っている。山田さんや梶さんも中途半端な感じで、消化不良だった。この世のものでないものが出てくるのが好きじゃないので、そこも私にはマイナスポイント。 とよくなかったところばかり...
なんとなくぼんやりした印象。三浦しをんは、日常の細やかなできごとや心理を描くのが上手だが、そればかりが目立っている。山田さんや梶さんも中途半端な感じで、消化不良だった。この世のものでないものが出てくるのが好きじゃないので、そこも私にはマイナスポイント。 とよくなかったところばかり書いてしまったが、結婚していない女性の同居はいいなと思う。男性優位社会へのアンチテーゼといったら大げさすぎかな。
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古い洋館に住む4人の女性の生活を綴るだけかと思いきや、カラス視点での語りや亡き父の魂が河童のミイラに乗り移り娘の危機を助けるといった描写にやや拍子抜けしたものの、軽快で洒脱な文章に時折くすくすと笑いながらぐんぐんと引き寄せられた。 「譲りあったりぶつかりあったりしながら、それでもだれかとともに生きていける能力の保持者こそを、大人というのかもしれない。」(p.54より) 人は誰しもたった1人で生きることは難しい。必ず誰かの支えがあって生きることができるのだ。それを踏まえて、この「だれか」とは家族に限った話ではなく、血のつながりのない「だれか」であっても良いのだと思えた。 この作品や阿佐ヶ谷姉妹のように家族ではないもの同士が共に生活を営むことも是とする世の中にもっとなってほしい。4人を少しばかり羨ましいと思った。
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シスターフッドものがお好きな方は、きっと楽しく読める作品だと思います。 女性同士で語り合ったり何かに取り組んだりする作品を好んでよく読む私は、「自分も''あの家''に暮らしていたら...」と、自分ごととして楽しく読み進めていました。 全体的...
シスターフッドものがお好きな方は、きっと楽しく読める作品だと思います。 女性同士で語り合ったり何かに取り組んだりする作品を好んでよく読む私は、「自分も''あの家''に暮らしていたら...」と、自分ごととして楽しく読み進めていました。 全体的なストーリー、文章表現など⭐︎4かなと思ったのですが、最後の数行で心打たれ、⭐︎5をつけました。 小説に救われる、勇気をもらう、本当にあるなとあらためて感じさせられた一冊でした。
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