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噛みあわない会話と、ある過去について の商品レビュー

3.8

365件のお客様レビュー

  1. 5つ

    66

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2022/01/27

1日で読了ー! 読みやすかったけど、その読みやすさとは裏腹に、心を抉る、刃物のような言葉たち。 誰もがきっと経験があることなのでは? ほんと、気をつけなきゃです。

Posted byブクログ

2022/01/19

読みながら、怒りの記憶は怖いと思った。以外とそれをした人は朧気に覚えてるものか忘れてるものだがやられた人ははっきりと覚えてるものだ。後悔先に立たずか、、

Posted byブクログ

2022/01/16

痛いとこをついてくる…やっちまっていたかもしれない自分。そんな卑下しなくともと思う自分もいるけど。でもでも、この話しに乗っかって、ざまぁ って思って話しを楽しんでるのよ。ちょっと痛いわ

Posted byブクログ

2022/01/12

言葉で表しづらい自分だけの感情に近いものをうまく表現できていて感性豊かな辻村さんの本が好きです^_^

Posted byブクログ

2022/01/05

なんとも後味の悪いストーリーであった。 が、嫌いじゃない。 でも、過去の自分を省み、心臓がドキドキ。 また、将来を想い、"謙虚さ" と "思い遣り"という言葉が浮かんだ。 『早穂とゆかり』 ゆかりの畳み掛ける鋭いセリフ、優位であると...

なんとも後味の悪いストーリーであった。 が、嫌いじゃない。 でも、過去の自分を省み、心臓がドキドキ。 また、将来を想い、"謙虚さ" と "思い遣り"という言葉が浮かんだ。 『早穂とゆかり』 ゆかりの畳み掛ける鋭いセリフ、優位であると思っていた早穂の方が心理的に追い込まれていく・・・凄い臨場感・・・。 恐怖なのか、共感なのか、その刺激的なストーリーは、皮肉に心地よく心に迫る。 『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。 ニーチェ』 わたしも、そう想う。

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2022/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰もが居た堪れなくなる作品だと思う。どちらの立場を経験していなくても、居た堪れなさは理解できるはず。 パッとしない子、ナベちゃんのヨメ、ママ・はは、早穂とゆかり

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2021/12/30

噛み合わない会話と、ある過去について 読み終わってタイトルの意味が深く腑に落ちた。 ほんとうにそのまま。 噛み合わない会話とはすなわち、 噛み合わない過去。 記憶というのはなんと曖昧で主観的なものなのか。 日常にひそむ悪意や敵意の怖さ。 そしてそれが無意識に行われている滲み出てい...

噛み合わない会話と、ある過去について 読み終わってタイトルの意味が深く腑に落ちた。 ほんとうにそのまま。 噛み合わない会話とはすなわち、 噛み合わない過去。 記憶というのはなんと曖昧で主観的なものなのか。 日常にひそむ悪意や敵意の怖さ。 そしてそれが無意識に行われている滲み出ていることへの怖さ。

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2021/12/28

よかったという評価が正しいのか、星5つが正しいのかわからないが、大きく心を揺さぶられたという意味で、この評価にしておく。 短編で語られるズレた会話や人間関係、自分にも当てはまる気がして、読んでいて胸がぎゅっと痛くなる瞬間が何度もあった。 あの時相手はこう感じていたのではないか、...

よかったという評価が正しいのか、星5つが正しいのかわからないが、大きく心を揺さぶられたという意味で、この評価にしておく。 短編で語られるズレた会話や人間関係、自分にも当てはまる気がして、読んでいて胸がぎゅっと痛くなる瞬間が何度もあった。 あの時相手はこう感じていたのではないか、あの時かけたあの言葉は正しかったのか、相手には真意は伝わっていないのではないか…? これから関係していく人達にも、不快な思いをさせるのではないか?良かれと思って言う事やることが全て違った形で届くのではないか? そんな怖さに支配された読後感はとてもいいものではない。 けれど、それだけ心が揺さぶられたし、登場人物の心の機微が上手く描かれていて人間の怖さも伝えてくれる辻村さんには、やられた!の一言。

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2021/12/22

どのお話の登場人物も身近にいそうでとてもリアルだった。 人を意識なく傷つけることがある、自分にもおそらくある。 とてもリアルな人間たちの話だった。

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2021/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

四作の短編集。「ナベちゃんの嫁」いい人のナベちゃんはイタイ嫁をもらって男友だちさえも連絡できなくなった。でも、それはそれで幸せなのだと思う。「パッとしない子」有名人の教え子がいる美術教師美穂。子供に同調したり、適当に話合わせたり教師としてありえない。子どもの時に出会う先生は絶対で多大に影響を与えてしまうということを自覚してほしい。「ママ.母」は真面目教の人は良かれと思って言っていて悪気はない。でも、当事者である子どもは辛いだろうなぁ。最後はホラーだった。「早穂とゆかり」子どもの時の記憶がよみがえってきた。

Posted byブクログ