犬神の杜 よろず建物因縁帳 の商品レビュー
今回は、トンネル工事にまつわる怪異現象への介入を描いた一作。 小説の冒頭には、ゼネコンの現場事務所と思しき場所が丁寧に描写されます。私自身もいくつかの現場事務所の経験があるので、その雰囲気に懐かしさを覚えました。山の工事というものは、怪異がなくても十分に過酷で大変なもの。だからこ...
今回は、トンネル工事にまつわる怪異現象への介入を描いた一作。 小説の冒頭には、ゼネコンの現場事務所と思しき場所が丁寧に描写されます。私自身もいくつかの現場事務所の経験があるので、その雰囲気に懐かしさを覚えました。山の工事というものは、怪異がなくても十分に過酷で大変なもの。だからこそ、犬神という不吉な影が重なったときの恐怖が一層際立つのだと思います。 トンネル工事や山を切り開く営みに、古くから語られてきた「祟り」や「人柱」の民俗が重なり合う。 タイトルの「犬神」が呼び起こす因縁の響きと、工事現場というリアルな舞台が、不気味に結びついた一作でした。
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犬神の怖さはあったけれど、とても悲しくて切なくなるお話だった。逃れられない運命を思うと苦しかった。春菜の嘘のない真っ直ぐさが優しく、仙龍は今作も男らしくてよかった。
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オーディブル視聴。 犬上にまつわる切なく悲しい宿命をめぐる物語で、シリーズ4作目までの中では一番好き。 空気感が伝わってきて良かった。
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犬神憑きのお話。 憑くモノであって神様では無い犬神。 筋の人であっても扱いに困り、隠されてきたチカラ。 歪んだ因を還す為の贄として作古の名前を与えられた人達は何を想って生きたのか……苦しくなりました。 犬神も成りたくて成った訳では無かろうに。 どちらも苦しく、悲しいお話しですね。
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今回は犬神の祟り。春菜の前に現れた犬神、山を曳く仙龍!最後はどうなるかとヒヤヒヤした。作中の「盲信するものにとって、それは確かな現実」って言葉が印象に残った。だから日本には色んな現象や謂れがあるんだろうな……
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2025.2.20読了。 犬神は神様じゃないんだなーというのがまず。 蠱毒は小野不由美さんのゴーストハントで知っていたけど、虫だけじゃないのか。しかも代々引き継がないといけなくて、還すためには死ななきゃいけないなんて、ただその家に生まれてきただけの人からしたらはた迷惑でしかない。 そこまでしてなにが欲しかったんだろうなあ…。 笠嶋さんがなんか怖いなあと思ってはいたけど、悪い人じゃなくて、なんだかごめんなさいでした。 誰かをいいなあって思うことは誰にでもあるのに、犬神憑きだからその気持ちが人を殺してしまって、自分のせいだと思った笠嶋さんはどれだけ怖くてショックだっただろう。 人と関わるのも躊躇して、1人で悩んで苦しかっただろうなあ。彼女にだってしあわせに生きる権利はあるはずなのに、悲しいなあ。 死んじゃった後だけど、春菜に好きだったと言われてうれしかっただろうか。少しでもよかったと思えた人生だっただろうか…と思ったら泣けてくる。 途中までは、今回は建物がない分なんだかふわっとして、いつもよりはぶわっと感がなかったけど、やっぱりこのシリーズ好きです。
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嘉見帰来山のトンネル工事で事務員2人が亡くなった。春菜は橘高組の部長峯村から現場に出向く事を頼まれ、乗り気でなかったものの見返りに目が眩み現場出向に応じる。 今回は読むのがしんどかった。まず誰が犬神付きかすぐに分かってしまった。名前の事が分からなくても周囲の話からして明らかに怪しかった。その上、その人に対しての春菜の態度もおかしい。年上だと思った相手に対していきなりタメ口、そして初対面の女性に綺麗だと言った。珠青には敗北感を感じていた。基本的に同性に対抗意識を持つ春菜らしくない事に違和感があった。 何よりも読むのが辛い原因は春菜だ。出向先に対しての見下した態度、同性の悲劇のヒロインぶりに嫌気を感じながら自身も春菜のバカ、バカ、バカなどと悲劇のヒロインになる。夢を見て心配してくれた珠青に対しても、夢を見ただけだという描写が何回も出てくる。だが、珠青が引いてその言動を耳にすると親近感が湧いたなどと思う。同じ同性として嫌悪感しか持てなかった。 悲しい話で犬神付きが最終的に行った事には切なさを感じたが、正直その切なさ以上に春菜に疲れた。もっと犬神付き本人の苦悩や葛藤を表現して欲しかった。
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よろず建物因縁帳シリーズ、4作目。 タイトル通り、今回の因縁は犬神に関係するのだが、本来の犬神というものがどういうものなのか、今作を読んで初めて知り得て、面白かった。おどろおどろしい人間の幽霊が出てこない分(出てこないわけではない)、これまでよりかはホラー度は幾分低いものの、得...
よろず建物因縁帳シリーズ、4作目。 タイトル通り、今回の因縁は犬神に関係するのだが、本来の犬神というものがどういうものなのか、今作を読んで初めて知り得て、面白かった。おどろおどろしい人間の幽霊が出てこない分(出てこないわけではない)、これまでよりかはホラー度は幾分低いものの、得体のしれない化け物系もやっぱり怖いな、私は。他の方のレビュー読んでると主人公の春菜ちゃん、苦手な人少なからずいてビックリ。私はこんな怖いシチュエーションに遭遇しても、そんな時こそある意味やけくそ気味に男前になっちゃう彼女が結構好きかも。怖さもそれで紛れるし。そして、毎度ながら隠温羅流の因縁を祓う場面も良き。荘厳かつ盛大。やっぱり格好いいわーって読み惚れちゃう。このシリーズも続きを読むのが楽しみ。
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シリーズ第4弾。 祓い時を引き寄せる「サニワ」なる主人公と祓い屋が犬神が憑くと言われている山を曳くお話。 おもしろかった。 一気に読了。 山の厳かな雰囲気も感じられ、また悲しい運命との絡ませ方といいすばらしい仕上がり。 ホラーは怖くてなかなか手を出せないという人でもおすすめした...
シリーズ第4弾。 祓い時を引き寄せる「サニワ」なる主人公と祓い屋が犬神が憑くと言われている山を曳くお話。 おもしろかった。 一気に読了。 山の厳かな雰囲気も感じられ、また悲しい運命との絡ませ方といいすばらしい仕上がり。 ホラーは怖くてなかなか手を出せないという人でもおすすめしたい一冊。
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