寝ても覚めても 増補新版 の商品レビュー
物語が進むのが割とゆっくりだったので、それにいつのまにかペースを合わせられ、読み終わるまでに1ヶ月かかりました(笑) それでも、この小説の日常を表現する言い回しが心に残るものが多く、途中で辞めずに読了。 朝子のように、恋に盲目になりひとりよがりに行動する知り合いがいますが、 彼...
物語が進むのが割とゆっくりだったので、それにいつのまにかペースを合わせられ、読み終わるまでに1ヶ月かかりました(笑) それでも、この小説の日常を表現する言い回しが心に残るものが多く、途中で辞めずに読了。 朝子のように、恋に盲目になりひとりよがりに行動する知り合いがいますが、 彼女の心の内を少し知れた気がしました。 朝子の麦を少しずつ過去の良い思い出にし、 朝子自身の気持ちの変化・成長も文章から読み取れます。 亮平との未来を選びかけたところに、麦が登場し一緒に逃げる様は人としては最低な行為だと思う。 でもその時の自分の気持ちに正直に行動した朝子を羨ましく思いました。 結局最後は、亮平を選びましたが、それで良かったとも思います。 この小説が良かったので、映画も見ました。 好きなテイストの本でした。
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ファションに対する執着とか、朝子のエゴを分かりやすく描いている分、小説は分かりやすく、ひたすら登場人物やモブのちょっとしたエピソードを書き込んで行って世界を構築する筆致も凄みがあるんだけど… いかんせん完璧な脚本と役者、ショットでこの小説のというか人の訳のわからない怖さを最大限...
ファションに対する執着とか、朝子のエゴを分かりやすく描いている分、小説は分かりやすく、ひたすら登場人物やモブのちょっとしたエピソードを書き込んで行って世界を構築する筆致も凄みがあるんだけど… いかんせん完璧な脚本と役者、ショットでこの小説のというか人の訳のわからない怖さを最大限描き切った映画が凄すぎて、読んでても映画のことばかり考えてしまう。
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映画をみた。 バクともう1人がおなじなのにおなじじゃなかった。 刹那的に生きると周りには迷惑だろうけど、それができない人が大多数で、彼らがとても魅力的だった。
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先に映画をみたせいか、この女子は唐田えりか以外有り得ないなと思った。 配役した人凄い。 話はかなり改変されてたのに印象は全く同じなのが凄い。 主人公はこれまでの人生、ただ黙ってるだけで周りが自分の都合のいいように解釈してくれてたんじゃないかな。 だから起こす行動に皆が思ってたのと...
先に映画をみたせいか、この女子は唐田えりか以外有り得ないなと思った。 配役した人凄い。 話はかなり改変されてたのに印象は全く同じなのが凄い。 主人公はこれまでの人生、ただ黙ってるだけで周りが自分の都合のいいように解釈してくれてたんじゃないかな。 だから起こす行動に皆が思ってたのと違う!ってギョッとするのかも。 人はいい人より理解できないいびつなものに惹かれるんですね。
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再読した後の感想です。 これは好み分かれる作品だと思いますがわたしは好きです。 読んでる最中感性がキラキラして日常も輝いていました! 小説自体は初めて読んだ時にその展開に戸惑いを隠せなかったし、ラストに向かうにつれて得体の知れないザワザワに襲われて読み進めるのが怖かったです。 で...
再読した後の感想です。 これは好み分かれる作品だと思いますがわたしは好きです。 読んでる最中感性がキラキラして日常も輝いていました! 小説自体は初めて読んだ時にその展開に戸惑いを隠せなかったし、ラストに向かうにつれて得体の知れないザワザワに襲われて読み進めるのが怖かったです。 でも2回目に読む時は内容がわかってるからかすんなり読めました。 解説の方のお話もすんなりきました! 漫画小説も本編とリンクしてて良かったです! 初めて読む人には戸惑いを隠せないと思うけど好きな人は好きな小説だと思います!
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その時々の気持ちで動いてしまえる主人公が凄いと思った… その点で麦と主人公は似ている…… 気持ちが切り替わるきっかけになるのは、レンズを通して映し出された現実の似姿、それをみて世界の真実にハッと気づいたみたいになって急転直下動いてしまう。 冒頭、大阪の某展望台から見た景色の描写が...
その時々の気持ちで動いてしまえる主人公が凄いと思った… その点で麦と主人公は似ている…… 気持ちが切り替わるきっかけになるのは、レンズを通して映し出された現実の似姿、それをみて世界の真実にハッと気づいたみたいになって急転直下動いてしまう。 冒頭、大阪の某展望台から見た景色の描写が独特で、これが「小説家の目」なのかと思ったけど、朝子の視点をここで端的に表していたということなのかも。 主人公と麦、ふたり以外の人は割とまともに思えた。
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映画を見て、展開と主人公の言動に納得いかなすぎて気になって原作小説を買った。ストーリー進行には不要とも思える描写・ノイズが多くて読みづらい。かなり時間をかけて読了。唐田えりかちゃんと東出くんの怪演のせいか、映画版のほうが底知れぬ怖さがあった。 わからないのは文章スタイルのせいなの...
映画を見て、展開と主人公の言動に納得いかなすぎて気になって原作小説を買った。ストーリー進行には不要とも思える描写・ノイズが多くて読みづらい。かなり時間をかけて読了。唐田えりかちゃんと東出くんの怪演のせいか、映画版のほうが底知れぬ怖さがあった。 わからないのは文章スタイルのせいなのかわたし自身にヒリつくような恋の経験がないせいなのか。心にずっとひっかかる作品ではあります。
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増補新版で再読しました。 面白かったです。とてももやもやします。 旧版→映画→増補新版と接してきたのですが、ずっとヒリヒリしました。 運命だ、と思った相手がふたり。同じ顔で。 登場人物たちのあれこれと共に風景が執拗とも言えるほどに描かれていて、人は視覚で生きている、ということを感...
増補新版で再読しました。 面白かったです。とてももやもやします。 旧版→映画→増補新版と接してきたのですが、ずっとヒリヒリしました。 運命だ、と思った相手がふたり。同じ顔で。 登場人物たちのあれこれと共に風景が執拗とも言えるほどに描かれていて、人は視覚で生きている、ということを感じました。 朝子が一目惚れするシーンも、麦のときも亮平のときも一度に全身を見ているし。 でも朝子の友人の春代は、麦と亮平は同じ系統だけどそんなに似ていない、と言ってるので、好きだから似て見えるのかなと思ったりします。 消えていた麦が朝子の前に現れてからはもう怖かったです。そっちに行ってはダメだ、と思いながらも、でもきちんとお別れも出来ず、ずっと会いたかった人が迎えに来たら行ってしまうことあるのかも…と思いました。 わたしは朝子は責められないです。責められるほど、健全な恋愛はしてないです。 亮平はいいやつだ…朝子と亮平、溝を抱えたままふたりで生きていくんだろうなと思いました。 増補新版で増えた部分はよくわからなかったです。。 人を好きになるのは、端から見るとこんなに訳がわからないことなのだ、と思います。 朝子は心に正直に行動してますが、理解されることではないです…怖いけれどリアルでした。 映画を観てからなので、春代は完全に伊藤沙莉さんでした。ぴったり過ぎです。 東出昌大さんは、麦と亮平だったら麦だと思います。亮平の空気ではありません。 朝子の唐田えりかさんはこちらで初めて拝見したのですが、どこか得体の知れないところが朝子でした。でも、あれから他の作品で見ても、彼女は深いところでは何を考えてるんだろう?と思います。 映画はすごく風景が綺麗で好きでした。また観たいです。
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主人公とその周囲の人たちのだらだらとした日常を面白いと思わないまま、でも、と最後まで読んだけど、だけどやっぱり、それで?って思ってしまった。確かにフツーの人たちはほとんどこんな日々なんだとも思う。でもそれだけじゃ小説にならないよ。映画化もされるそうだけど、どんな話になるのやら?
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正直文体が頭に入ってきづらくて読みづらかった。が、最後の豊崎由美の書評でそういうことだったのか、とハッと箚せられた。
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