1,800円以上の注文で送料無料

ギケイキ の商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/09/16

鎌倉殿の13人の菅田のイメージで読んでたが、弁慶は、誰のイメージも湧かなかったな。 小学生の頃から歴史は好きで、否、歴史というより義経が好きだったんだろうと思う…だからもうざっくりしか覚えていないストーリーを前提に、この本を読むとそんなこと知らなかったなという話がゴロゴロ出てきて...

鎌倉殿の13人の菅田のイメージで読んでたが、弁慶は、誰のイメージも湧かなかったな。 小学生の頃から歴史は好きで、否、歴史というより義経が好きだったんだろうと思う…だからもうざっくりしか覚えていないストーリーを前提に、この本を読むとそんなこと知らなかったなという話がゴロゴロ出てきて、特に弁慶の弁慶になった顛末なんかは全く知らなかったから、なんで弁慶なのにこんなにページ数が多いんだ、いつになったら義経に遭うんだ?と思いながら読んでいたけど、後から思えば、さもありなん。 鎌倉殿のスピンオフで、原作町田康、菅田主演義経で、ドラマか映画、やってくれないかなあ。

Posted byブクログ

2024/05/22

図書館借り出し。 くそウケる笑 でもあれだね、それなりに登場人物出てくるしさらっと歴史くらいは把握しておいた方が楽しめそう。

Posted byブクログ

2024/03/28

本家の義経記は読んだことないけど こちらの本は、過去から来た?まだ生きてる?義経が自ら自分の人生を語りながら進んでゆく形式。 源氏の本家で都育ちのボンボンらしい語りの義経が可愛らしい。彼を取り巻く関東の武士や寺社関係者たちの語り口や、ものの考え方との対比も細やかに書かれており、読...

本家の義経記は読んだことないけど こちらの本は、過去から来た?まだ生きてる?義経が自ら自分の人生を語りながら進んでゆく形式。 源氏の本家で都育ちのボンボンらしい語りの義経が可愛らしい。彼を取り巻く関東の武士や寺社関係者たちの語り口や、ものの考え方との対比も細やかに書かれており、読んでいて楽しい。当時の人たちも、当たり前だが現代の私達と同じように置かれている立場によって右往左往したり、上から目線の人もいればその逆に、上司にペコペコな人もいたんやなと改めて思う。 3巻に渡る長い小説で、まだ1巻目。 勢いと面白さでグイグイ読ませてくれる。 最後のページまでダレることなく読めるのは間違いなく町田康の才能だなあ。 今すでにこれを書いてる時点で3巻目に突入してますが、それぞれ巻ごとに違う雰囲気で本当に読み飽きることがない。 登場人物の人間考察にこれだけ徹しているのは、作者ならではという気がしました。

Posted byブクログ

2023/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地の文も会話文もリズムが良くてすらすら読めちゃう。 平安時代の雰囲気が分かりやすかった。出来事そのものよりも、何を重視していたか(寺の立ち位置や朝廷との関係)、何を気にしていたかなど。 具体的には呪術や霊威の存在が現在よりも重視されてるのが面白かった。いきなり火を吹いちゃうところとか。

Posted byブクログ

2023/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 3巻リリースの知らせをネットで見て何となく1巻を読んだら、信じられないくらいオモシロかった。元来理系で日本史に対して、どうしても苦手意識があり歴史小説にはなかなか手が出なかったけど、それをすべてひっくり返されるくらいの強度があった。  原作は『義経記』と呼ばれる全8巻から構成される室町時代に書かれた作品らしい。それを解釈して町田康節でスクラップ&ビルドしているのだけど、そのスタイルが極めて異質。義経自身が語っている人称かつ、彼が現在でも生きているという設定からしてぶっ飛んでいる。この設定ゆえに当時の場所を「現在の場所で言えば」という言い換えが可能となり読者の理解が進むようになっていた。最大の特徴は文体、ひたすら口語の文体が続く。口語と言ってもその砕けっぷりは想像の100倍であり若者の軽いノリとでもいえばいいのか。友達から話を聞いているのかと思うレベルなのがとにかく最高。設定、文体がすべて現在視点であるがゆえに歴史小説にありがちな堅苦しさが1mmも存在しないので読む手が全く止まらなかった。あと関西弁もキツめで著者の他の作品でも見られるバイブスを古典に落とし込むとこれだけ跳ねるのか?!というくらいにハマっていた。  当時と現代の風俗や考え方におけるギャップの表現がオモシロく、特に何か気に入らないことがあったときにすぐに「殺そか?」「殺しといて」と言う場面や、実際の殺害描写など大変物騒なシーンが連発するのだけども「鎌倉時代の争いってそういうことよな」という謎の腑の落ち方をした。大人になって分かる、学校では学ばない歴史のダークサイドがふんだんに詰まっていると言える。(それをユーモラスに思えるのも口語調の文体のおかげ)あと解説でも触れられているとおり、Twitterを「呟き作戦」として当時のカルチャーに落とし込み、街中に貼り紙をすることで噂が広がっていく様を描いているのが痛快だった。つぶやきは真実ではなく噂であり我々は噂を愛する生き物なのだと気付かされた。以下引用。 *なぜ人々はそんなに簡単に噂を信じたのか。それは信じないより信じたほうがおもしろかったからである。信じた方がおもしろく、また、話の種にもなり、話すことによって興奮するので、人々はこれを容易に信じた。*  弁慶と牛若丸(=義経)の邂逅の有名なエピソードがハイライトかと思うけど、それよりも弁慶の細かな来歴がめちゃくちゃオモシロかった。もうほぼアメコミよ。ハルク。あと二作品あるのでマジで超楽しみ。

Posted byブクログ

2023/10/15

ハードボイルド読書合戦で興味が湧いて読んでみた。中世日本の空気感というか、学校教育だと習わないものが感じられる。ノリが合わないと読み進めにくいかも。

Posted byブクログ

2023/03/29

ダウンタウンのコントや新喜劇見てるような気分でめちゃくちゃ読みやすかったけど、関西人以外の人はわかりにくかったりするのかな? 大河ドラマのおかげで破天荒な義経は菅田将暉のイメージ。

Posted byブクログ

2021/09/03

服装容貌をこと細かに描くことが、人物を、その性格までも、描くことになるっていうのが古典。序盤の関西弁での会話が桂枝雀の落語みたい。

Posted byブクログ

2021/03/20

めちゃくちゃ良い。 古典にありがちな謎な行動を、ちゃんと現代の感覚で教えてくれる超面白い古典の先生の授業みたいな…塾とか高校の先生でたまにあるものすごく面白くて楽しみなエンタメ授業。って、授業ではなく最高なんだけど、とにかく最高。ああ自分の表現力のなさよ。

Posted byブクログ

2020/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> なし <内容> 町田康の作品はみんなこうなのかな?スラップステッィクな感じ。義経も弁慶もその他の人物も基本、お馬鹿で乱暴。でも当時の武士層ってこんな感じの生き方をしていたような気がする。

Posted byブクログ