六月の雪 の商品レビュー
祖母と二人で暮らす未來。祖母は生まれ育った台湾の夢を見た。そして、台湾(台南)の家に帰りたいと未來と話しているうちに怪我をしてしまい入院をする。未來は祖母を元気付けようと台南へと旅立つ。中国語も喋れなく、台湾の歴史をよく知らぬまま旅立った未來は、現地の若い人たちに手助けられ、祖母...
祖母と二人で暮らす未來。祖母は生まれ育った台湾の夢を見た。そして、台湾(台南)の家に帰りたいと未來と話しているうちに怪我をしてしまい入院をする。未來は祖母を元気付けようと台南へと旅立つ。中国語も喋れなく、台湾の歴史をよく知らぬまま旅立った未來は、現地の若い人たちに手助けられ、祖母が暮らしていただろう街・家、そして見たという「六月の花」を探す。未來を主に李さん他の人柄については薄いが、台湾の歴史、家族のこと、人との出会いは深く書けていて、乃南さんはこちらを強く書きたかったのでしょう。未來の家族の問題あり、台南で出会った家族の問題、国は違えども人は同じと気づいたこと、出会った人との縁、未來が感じたこと伝わった、台湾生まれの日本人のかたを私は身近にいないけれど、読んでていて、おばあさんや未來の感情を自分のことのように感じることができた。教科書では習わないことばかり。一瞬に過去になってしまう。おばさんのことにしても未來の今にしても乃南さんは失われてしまうことを大切に大切にしたく書いたのではないかな。未來と共に台南を旅した感じです。かすみちゃんの過去わかりませんが、悲しいです。実際のモデルの方がいたのかしら。
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変な言い方だけど、いい意味での脱力感にみまわれながら本を閉じた。かすみちゃんには絶対モデルがいるな、乃南さんが取材で会った人たちの中に。感化されやすいタチなので、台南に行ってみたくなった。六月の雪、見てみたい。 …物語の終盤に、李怡華との関係が一気に改善するような秘密の暴露があ...
変な言い方だけど、いい意味での脱力感にみまわれながら本を閉じた。かすみちゃんには絶対モデルがいるな、乃南さんが取材で会った人たちの中に。感化されやすいタチなので、台南に行ってみたくなった。六月の雪、見てみたい。 …物語の終盤に、李怡華との関係が一気に改善するような秘密の暴露があるのではないかと期待していたが、予想ははずれて、もっとショッキングな展開になってしまった(涙
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台湾で生まれ16歳まで過ごした祖母が入院したことをきっかけに孫娘の未來は生家を恋しがる祖母に見せたいと台湾に向かい日本語が喋れる現地の台湾の方々に手伝ってもらいながら祖母の足跡を追い入院中の祖母の為に写真を送りながら旅を続ける。その旅の最後に見たのは六月の雪と呼ばれる花、ランリー...
台湾で生まれ16歳まで過ごした祖母が入院したことをきっかけに孫娘の未來は生家を恋しがる祖母に見せたいと台湾に向かい日本語が喋れる現地の台湾の方々に手伝ってもらいながら祖母の足跡を追い入院中の祖母の為に写真を送りながら旅を続ける。その旅の最後に見たのは六月の雪と呼ばれる花、ランリーファだった。そして未來はその旅を通して台湾の歴史を学び自らのこれからの人生の指針を見つける。この本を読んで私も台湾について知る事が多く、今まで何も知らなかったのだという事を改めて気づかされた。
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祖母と二人で暮らす杉山未来。声優への夢が破れ契約社員として働いていたが、祖母が怪我をして入院してしまう。ちょうど契約期間が終わった未来は、祖母に元気を出してもらおうと、祖母の生まれ故郷の台湾に行く。台湾人の助けを借りながら、台湾の歴史や思想に触れるにつれ、未来の人生観にも変化が。...
祖母と二人で暮らす杉山未来。声優への夢が破れ契約社員として働いていたが、祖母が怪我をして入院してしまう。ちょうど契約期間が終わった未来は、祖母に元気を出してもらおうと、祖母の生まれ故郷の台湾に行く。台湾人の助けを借りながら、台湾の歴史や思想に触れるにつれ、未来の人生観にも変化が。 台湾の地理・歴史・文化などを詳細に知ることができた。家族との係り方や、家族間の問題など、日本と台湾の話を織り交ぜながら進み、考えさせられることも。「一瞬一瞬が・・・」の箇所がとても印象に残った。
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- ネタバレ
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なんらよ〜。いろんなことが起こりすぎて、いろんな考えがぐるぐるして、考えがまとまらないじゃないか。 夢を諦めたこと、仕事のこと、おばあちゃんのこと、台湾のこと、彼のこと。ぐるぐるぐるぐる。楽しくて悲しくて全部がごちゃまぜ。 みんなと一緒に台南を歩いて、一緒に六月の雪を見たような気分になったよ。再読してまたみんなと会いたい。 読後、台南旅の写真を見返している。今度台南に行くのは6月がいいなと思った。
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日韓併合は1910~1945年、そして日本の台湾統治は日清戦争後1895~1945年の50年間。その後、台湾は自由のない、世界一長い戒厳令が38年間も続き、台湾人が現在のような自由を手にしてからまだ30年しかたっていないと・・・。杉山朋子は1929年生まれ16歳まで台湾で過ごした...
日韓併合は1910~1945年、そして日本の台湾統治は日清戦争後1895~1945年の50年間。その後、台湾は自由のない、世界一長い戒厳令が38年間も続き、台湾人が現在のような自由を手にしてからまだ30年しかたっていないと・・・。杉山朋子は1929年生まれ16歳まで台湾で過ごした。台湾には六月の雪という小さくて真っ白な花、咲くと一面雪が降ったように見える花があった。孫の未來は、祖母の思い出の地台湾を訪れ、日本が統治していた名残を写真に撮って祖母に送る。乃南アサの509頁の大作「六月の雪」2018.5発行。
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【祖母の故郷、台南への旅が私の人生を変えた】派遣で働く杉山未來は祖母を元気づけるため台南へと旅立つ。将来の夢破れ、祖母の認知症に悩む未來が台湾で見つけた貴重な宝物とは。
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