発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術 の商品レビュー
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著者の借金玉さんが、血ヘドを撒き散らしつつトライ&エラーを繰り返してきた人生で掴んだ、『生存』のための工夫を惜しげもなく伝授してくれる。 発達障害の方だけでなく、会社に、社会に馴染めない、と感じて日々苦しんでいる人たちにも生きてゆける勇気を与えるかもしれない好著。 読みはじめてまず文章の面白さと分かりやすさに惹き付けられた。鋭く、ユーモアに満ちた比喩がポンポン出てきて楽しくなる。『社会的バナナの皮』には笑った。...そうか、それを踏みまくってたんだな。自分。そしてこれからも踏みまくるのかも(笑) その言語センスのおかげもあり、頭の良い方なのに嫌みがないように思える。 『日本一意識の低い自己啓発本』と売り出しているが、『アンチ自己啓発本』の部分もあり、そういう本に抵抗のある方も一旦自分の中の抵抗感を無視して読んでみたらいいと思う。
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僕も発達障害的です。同じようなライフハックを思いついて行動するものですね。30歳くらいで、上手に格好良く生きようみたいに肩に入っていた力が抜けて、まずは行きていこうと諦観に入るからかもしれない。
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発達障害と診断された筆者が試行錯誤の末に身につけたライフハックを詰め込んだ本。 第1章 自分を変えるな、「道具」に頼れ【仕事】 ・かばん選び7つの条件 ①十分な容量 ②開口部が大きい ③自立する ④頑丈である、重要物品の保護材が入っている ⑤内部は4つ以上に仕分けられ、かつそれぞれ独立の開口部がある ⑥A4のバインダーが最低でも4つ入るだけのサイズと容量 ⑦小物が一手で取り出せる、大きく、一覧性の高いポケット 条件に近いかばんとして、「ひらくPCバッグ」 筆者が使用しているのは、エース「ACE GENE EVL-2.5」 ・1案件につき1バインダーで管理する ・手帳は胸ポケットに入るサイズを買う ・仕事もプライベートも絶対にすべてを1冊に書き込む ・汚くても読めなくてもいいからとにかく書く ・アイデアノートはできるだけ大きいサイズ ・思いつくまま書きなぐる ・人生に迷ったら、白い紙の中心に「打開」と書く。必ず解決策が見つかる。 ・片づけに迷ったら、全部一つの箱(本質ボックス)にぶっこむ ・本質ボックスは、3つまでに収める ・よく使う細かいものは、「神棚」にお供えする ・作業スペースは広く、クリーンにする ・机もパソコンのモニターも、2つ用意してひとつをクリーンに ・仕事を始めるときは「儀式」をうまく使う ・とにかく、「千里の半ば」までやる、そうすれば自然にやめられなくなる ・意思を持って「休む」というタスクをこなす ・月末には、とにかく翌月の「休養日」を定義する。 ・「休養日」は「スケジュール」であり「タスク」なので厳密に守る ・「休養日」は月に最低3日取ることをお勧めする 第2章 すべての会社は「部族」である【人間関係】 ・人間の間で流通する金ではない何か=「見えない通貨」 ・人は与えたものに対価が支払われないと、怒る ・部族の三大通貨①褒め上げ②面子③挨拶 ・部族の通過儀礼「雑談」はひたすら同意をリピートする 第3章 朝起きられず、夜寝られないあなたへ【生活習慣】 ※自分は幸い眠れない、起きれないことに悩んだことはないため参考程度。 ・「眠れない」ならば、最寄りの心療内科に出向いて、眠るための薬を買ってくること ・薬に勝る効果があるものはひとつたりとも存在しない。すぐに薬をもらうことをお勧めする ・枕元から1メートルほど離れた場所にカフェインの入った飲み物のペットボトルを1本用意し、目覚まし時計が鳴ったら取りに行って飲む ・身だしなみについて、ワイシャツも靴下も全く同じ商品を大量に購入し予備を持つ ・カミソリも爪切りも、かばんに全部入れておく 第4章 厄介な友、「薬・酒」とどう付き合うか【依存】 ※第4章の薬や酒の依存については詳しく読み込んでいないので省略 第5章 僕が「うつの底」から抜け出した方法【生存】 ・「死なない」はすべてに優先する。休め ・気づいたら休日にやるべきことが何一つできなかったら「うつ状態」の入り口 ・リラックス手段①部屋にリラックススペースを作る②シーシャ(水たばこ)③お香④入浴⑤日光浴⑥ジャンクフード ・ビジネスホテルで「外こもり」する ・「暇だ」という気持ちが湧いて来たら回復したと考える ・過集中(集中しすぎで作業をやめられない状態)の対策として、タイマーを「30分」単位でセットする ・「蒸気アイマスク」「ヘッドフォン」で五感を断ち切る
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お布施。半分ぐらいはおなじような経験と同じような対策をしていて笑える。まあやっていけるといいですな。 こういうガチャガチャした文章が好きなひとにはおすすめ。情報が多すぎてうるさいって人は翔泳社の「ちょっとしたことでうまくいく」シリーズの方がいいだろうけど、まあ純粋にハウツー...
お布施。半分ぐらいはおなじような経験と同じような対策をしていて笑える。まあやっていけるといいですな。 こういうガチャガチャした文章が好きなひとにはおすすめ。情報が多すぎてうるさいって人は翔泳社の「ちょっとしたことでうまくいく」シリーズの方がいいだろうけど、まあ純粋にハウツーを得るものではなく、すこしやばいジタバタも含めてそうした工夫や努力なんかに共感しつつ自分オリジナルでガチャガチャやるために読むものだろう。 個別のネタ自体はやはりこういう問題をかかえているひとがいろいろやるとだいたいこういう解決に辿りつく、みたいな感じなのだと思う。こういう努力をしなければならない理由がわからない人々もいるだろうと思うといろいろおもしろい。 最後に精神科医の先生にコメントもらってるのも用心深くてよい。
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