失われた時を求めて(12) の商品レビュー
前半の喪失体験の描き方は鳥肌ものだった。 後半のヴェネチアでの物語、その後のサンルーのことなどは、アンチ・ロマンスそのものだ。 サンルーには、いったんは落胆させられたが、しかし、これが今も変わらぬセクシャル・マイノリティの姿かもしれないと思うとやるせない思いで一杯だ。
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光文社古典新訳の高遠弘美先生の訳を読んだ方も、こちらの岩波の古川一義先生版を読まなくてはなりません。 訳者あとがきによると、作者の死後、大幅に加筆され、バッサリ削除された「縮小版」が編集者に残されていたそうで、その削除された部分を含めた訳がこちらだそうで…。 どちらも読む人(わたし)には無問題ですが。
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「消え去ったアルベルチーヌ」を収録。今までで一番ドラマチック。死んだ恋人の生前の姿を追う様は、探偵小説的な雰囲気もある。 死んだ恋人の親友とセフレになったり、手近な少女を連れ込んで警察沙汰になったり、主人公のクズっぷりは相変わらずではある。
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