日曜の午後はミステリ作家とお茶を の商品レビュー
それぞれ短い中で謎とその解決がユーモアを散りばめらながら語られています。趣味の良さが感じられる小品集。 小品とはいえ、14話それぞれ事件と解決のバリエーションが豊富でワンパターンにならず最後まで飽きることはありませんでした。 それぞれのストーリーは完結していますが、14話を通じて...
それぞれ短い中で謎とその解決がユーモアを散りばめらながら語られています。趣味の良さが感じられる小品集。 小品とはいえ、14話それぞれ事件と解決のバリエーションが豊富でワンパターンにならず最後まで飽きることはありませんでした。 それぞれのストーリーは完結していますが、14話を通じて登場人物たちの関係性や環境の変化が感じられて読み込むとまた違う面白さもあります。 続編を期待してしまいます。
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ミステリ作家が事件に出会ったらというシチュエーションでの短編集。 シャンクスが偏屈で頭が良くて皮肉屋で楽しい。 そしてミステリ要素満載で、短編なのに気を抜いて読むと伏線がわからなくなるほどである。短いのに濃密だ。 解説で「黒後家蜘蛛の会が好きなら」というくだりがあり笑っ...
ミステリ作家が事件に出会ったらというシチュエーションでの短編集。 シャンクスが偏屈で頭が良くて皮肉屋で楽しい。 そしてミステリ要素満載で、短編なのに気を抜いて読むと伏線がわからなくなるほどである。短いのに濃密だ。 解説で「黒後家蜘蛛の会が好きなら」というくだりがあり笑った。ああ、好きだよ。
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【収録作品】シャンクス、昼食につきあう/シャンクスはバーにいる/シャンクス、ハリウッドに行く/シャンクス、強盗にあう/シャンクス、物色してまわる/シャンクス、殺される/シャンクスの手口/シャンクスの怪談/シャンクスの牝馬/シャンクスの記憶/シャンクス、スピーチをする/シャンクス、...
【収録作品】シャンクス、昼食につきあう/シャンクスはバーにいる/シャンクス、ハリウッドに行く/シャンクス、強盗にあう/シャンクス、物色してまわる/シャンクス、殺される/シャンクスの手口/シャンクスの怪談/シャンクスの牝馬/シャンクスの記憶/シャンクス、スピーチをする/シャンクス、タクシーに乗る/シャンクスは電話を切らない/ シャンクス、悪党になる
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作家が探偵になる(わたしは探偵ではないといいながら)日常の謎系の連作短編集。ユーモアたっぷりでほのぼのしてて、でも作品によっては殺人もあったりして、ミステリらしさもたっぷり。とても読みごごちがよかった。
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本書の主人公・シャンクスはミステリ作家。 ロマンス小説家の妻に持ち,結婚して二十余年という中年の作家夫婦である。 そんなシャンクスのモットーは次の通り。 「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」 シャンクスはミステリ作家であって,探偵ではない。 それなのに事件...
本書の主人公・シャンクスはミステリ作家。 ロマンス小説家の妻に持ち,結婚して二十余年という中年の作家夫婦である。 そんなシャンクスのモットーは次の通り。 「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」 シャンクスはミステリ作家であって,探偵ではない。 それなのに事件の話を少し聞いては,たちまち謎を解き明かしてしまう。 ユーモアと知性のあふれる作家夫婦のやりとりも読んでいて心地いい。 そんな軽妙な味わいの物語が詰まった短編集です。
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翻訳者の持ち込みによって出版された短編集。ミステリ作家の主人公は少しばかり皮肉屋で、読んでて「作家ってみんなこんな感じなの?」と苦笑してしまいました。どの短編も後味良く、楽しく読むことが出来ました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルが本当に秀逸だと思うけど、正に日曜の午後にちょっと一息ついて、お茶など飲みながら読みたい感じ。ミステリ作家のレオポルド・ロングシャンクスを主人公にした連作短編集。殺人事件もあるけれど、読み終わった後に嫌な気持ちが残ったりしない。14編あるので、忙しい合間に少しずつ楽しめます。
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