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菩薩花 の商品レビュー

4.1

52件のお客様レビュー

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2018/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回の主役は仁正寺藩の柊与市と火消番付。消防や医療って人命に関わるものだから人気とは別物だという意識がこのシリーズを読んできてもまだ思ってたんですけど、藩が消防にお金をかけるのも削るのも人気次第というのは悲しいかな現実なんですね。そもそも火喰鳥復活もそんな理由でした。苦労人で人情家、熱血漢の若い与市にはたまらなかったでしょうね。前作の夜哭烏の火消出動妨害も腹が立つ手口だと思いましたが、今回の事件の方がもっと腹が立ちました。子供を巻き込んだり、親という立場を利用したり、一番許せません。八重洲河岸定火消の進藤内記、まるで教祖様ですね。気持ち悪いし、虫酸が走る。お七&お琳、子供探偵みたい。与市も好きな人物になりましたが、また一人お気に入りの人物が…隻鷹の詠兵馬様。やっぱり加賀鳶なんですが(笑)かっこよすぎる。大音勘九郎より好きかも。源吾、とうとう親になりましたね。いざというときはやっぱり女の方が肝が座って強いです。

Posted byブクログ

2018/06/10

 江戸時代の火消したちが活躍する「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第5弾。  今回は、魅力ある火消したちが活躍するだけでなく、火事の裏に潜む巨悪の謎を解いていくミステリー仕立ての展開で新たな魅力を感じさせてくれました。  少しずつ謎が明らかになるにつれ、一筋縄ではいかない武家社会に火消...

 江戸時代の火消したちが活躍する「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第5弾。  今回は、魅力ある火消したちが活躍するだけでなく、火事の裏に潜む巨悪の謎を解いていくミステリー仕立ての展開で新たな魅力を感じさせてくれました。  少しずつ謎が明らかになるにつれ、一筋縄ではいかない武家社会に火消しの男たちが立ち向かっていく様子はとても読みごたえがありました。

Posted byブクログ