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神様のいる街 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2024/06/19

「金曜日の本」の続編と言えるエッセイです。神戸へ行く二十歳の吉田篤弘さん、既に小説の主人公になってしまっているかのようです。東京で生まれ育ち、でも祖父は関西から移住したと知って、ルーツと思い定めた神戸を訪れる。いいなぁ。そして、神戸で結婚式を挙げることにする。いいなぁ。と、すっか...

「金曜日の本」の続編と言えるエッセイです。神戸へ行く二十歳の吉田篤弘さん、既に小説の主人公になってしまっているかのようです。東京で生まれ育ち、でも祖父は関西から移住したと知って、ルーツと思い定めた神戸を訪れる。いいなぁ。そして、神戸で結婚式を挙げることにする。いいなぁ。と、すっかり神戸に親しみを感じている私ですが、実はまだ神戸に行ったことがないのです。いつか、行けるかな。

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2024/06/01

短い本なんだけど、感じたことが…多かった… 図書館から他館から取り寄せで頼んだ本が届いたと連絡がきたので取りに行き、 ふと、「小説以外も挟んで読んで行こう」と思い何気なくエッセイコーナーで見つけた。 吉田篤弘さん、エッセイも書くんだ。 そうだよね。大抵の小説家は、エッセイも...

短い本なんだけど、感じたことが…多かった… 図書館から他館から取り寄せで頼んだ本が届いたと連絡がきたので取りに行き、 ふと、「小説以外も挟んで読んで行こう」と思い何気なくエッセイコーナーで見つけた。 吉田篤弘さん、エッセイも書くんだ。 そうだよね。大抵の小説家は、エッセイも書く。 2冊ほど借りたうちの一冊。 この本は、エッセイ?なのかな? 自叙伝に近いエッセイ? 高校時代から結婚するまでの期間の切り取り。 高校の友達に誘われるがままに、美術大学を受験し、友達と共に不合格。友達は浪人を決めたが、吉田さんはデザインの専門学校に進学。 ところが、学校が合わないのか、元来のサボり屋さんなのか、神保町の古本屋さんに魅せられたからなのか… 神保町の古本屋さんに入り浸るようになる。 そこである本に出会う。上林暁(かんばやしあかつき)の本である。タイトルは「文と本と旅」 3800円するその本にひっかかり、いつもは買えない本の日記に書かれるはずが、すぐ売れてしまう予感があり購入を決める…… 古本屋さんの魅力って独特なものがあるよなぁ。BOOKOFFさんとかができる前の、個人経営的な古本屋。昔はよくあった気がする。 神保町は、古本で有名な街なので当然雰囲気もあるんだろうなぁ。行った事がないから残念ながら知らないけれど…行ってみたいなぁと思った。 それにしても、エッセイとは言え、自叙伝的要素が多いとは言え、ほぼ小説だ。 なんだか、現実の世界に吉田さんの世界が出現したような… 吉田さんの世界が現実化されたような… なんだか不思議な感覚になった。 物語のような生き方って、できる人がいるんだ… と言うか、みんな物語のように生きられるんだ… 吉田さんが若い頃に書いたメモも真ん中に挟まっていて、これが何とも… 詩のような小説のような、その間のような… そうか、「詩のような小説」だ。吉田さんの物語は。 だから、こんなにも余韻があるんだ。 だから、こんなにもセリフが刺さるんだ。 改めて、思い知らされる、想像力と創造力。 たくさん読み、たくさん書く。 たくさん考え、たくさん書く。 それが営みなんだろうな 吉田篤弘さんの物語ファンの方々 絶対に読んだ方がイイ 1時間くらいで読めますし おススメです

Posted byブクログ

2024/02/19

この本も触り心地が好きだ。 はじめて吉田篤弘さんの本を手にしたときも、その本のサイズ感や背表紙、紙の質に惹かれました。 素敵な手触りのなかにある物語は、これまた心触りのよいものです。 全世界ひとり残さずおすすめしたいとは思わないけれど、一緒にひそかに共感してくれるひとを想像し...

この本も触り心地が好きだ。 はじめて吉田篤弘さんの本を手にしたときも、その本のサイズ感や背表紙、紙の質に惹かれました。 素敵な手触りのなかにある物語は、これまた心触りのよいものです。 全世界ひとり残さずおすすめしたいとは思わないけれど、一緒にひそかに共感してくれるひとを想像して楽しもうと思います。

Posted byブクログ

2024/01/01

神戸。 とにかく居心地が良く若い頃頻繁に訪れた。 特に元町の雰囲気がお気に入り。 著者の神戸についての言及に何度も頷く。 神保町。 憧れの地。 じっくりと巡りたい意欲が増す。 装丁がきれいで紙の香りが心地良い。 ため息が出る。 大切にしたい。

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2023/01/07

久しぶりに吉田篤弘さんの本を読んだ。 やはり好きな文章。 また物語も読もう。 そしてこの本、装丁もとてもよい。

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2021/05/07

なんでもないような、ふとした文章のエッセイ?散文集?神戸と神保町が舞台。「神」って地名についてるところの由来が知りたくなってきた。

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2020/10/25

エッセイにしちゃえ(^^) これまでにも神戸や神保町の話を読んできた気もするけど、地名にひそむ「神」様については考えたこともなかったなぁ。。。

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2020/10/12

神戸と神保町を中心に、高校生の終わりから結婚までが綴られたエッセイ。神戸は地元なので自然と風景が思い浮かぶ。それでも語られている年代の街並みは、私が慣れ親しんだ装いとは異っており、懐かしさとともに新鮮さを感じた。そして何より、同書に収められている「ホテル・トロール・メモ」は、「吉...

神戸と神保町を中心に、高校生の終わりから結婚までが綴られたエッセイ。神戸は地元なので自然と風景が思い浮かぶ。それでも語られている年代の街並みは、私が慣れ親しんだ装いとは異っており、懐かしさとともに新鮮さを感じた。そして何より、同書に収められている「ホテル・トロール・メモ」は、「吉田篤弘」の原点が詰まった貴重な作品。詩とも小説とも違う散文のようなメモ書きが、どれも稀少な宝石となる原石のように映った。

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2020/06/01

作者の自伝的エッセイと架空のホテルのメモパッドに書かれたショートストーリー。 神戸に対する思い入れがひしひしと伝わってくる。 神保町の本屋街も確かに若い本好きが気軽に入れる雰囲気ではないが、憧れの集合体なのは分かる。 ちょうど先月読んで好ましかった上林暁の名が出てきて驚いた。...

作者の自伝的エッセイと架空のホテルのメモパッドに書かれたショートストーリー。 神戸に対する思い入れがひしひしと伝わってくる。 神保町の本屋街も確かに若い本好きが気軽に入れる雰囲気ではないが、憧れの集合体なのは分かる。 ちょうど先月読んで好ましかった上林暁の名が出てきて驚いた。一方的だが、良いと思うものが通じ合うと嬉しい。

Posted byブクログ

2019/04/06

ふたつの"神"の街を歩いてきた。 こんな軽やかな自伝を他に知らない。 できることなら、こんな風に軽やかに自分のことをいつか語れるようになりたい。

Posted byブクログ