つながりの蔵 の商品レビュー
遼子、美音、四葉は小学五年生。広大な敷地に大きな日本家屋が建つ四葉の家には古い蔵があった。その蔵のなかで不思議な体験をした三人は大人になって、小学校のクラス会に出席することに。
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アラフォーの遼子は、特別な思い出を共有した四葉ちゃんが小学校の同窓会に来ると聞いて、遠い新潟から懐かしい東京へ30年ぶりに友だちに会いに行くことにした。 それがきっかけで、30年前の小5の頃に記憶は戻っていく…。 誰もが経験する身近な人の死、それを受け入れて前向きな気持ちになるき...
アラフォーの遼子は、特別な思い出を共有した四葉ちゃんが小学校の同窓会に来ると聞いて、遠い新潟から懐かしい東京へ30年ぶりに友だちに会いに行くことにした。 それがきっかけで、30年前の小5の頃に記憶は戻っていく…。 誰もが経験する身近な人の死、それを受け入れて前向きな気持ちになるきっかけを与えてくれる話だった。小5の少女たちの友情。かつて少女だったオバハンの胸に懐かしさがリフレイン。2018.9.1
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大切な人を亡くして苦しんだことのある人には すり傷に優しく軟膏を塗り込んでもらえたような ぬくもりが味わえる物語だと思う。 主人公である小学校5年生の遼子ちゃんが とても素敵だ。 自分の頭でしっかりと人の気持ちを考えて 言っていいことといけないことがきちんとわかっている。 ボー...
大切な人を亡くして苦しんだことのある人には すり傷に優しく軟膏を塗り込んでもらえたような ぬくもりが味わえる物語だと思う。 主人公である小学校5年生の遼子ちゃんが とても素敵だ。 自分の頭でしっかりと人の気持ちを考えて 言っていいことといけないことがきちんとわかっている。 ボーっとしたまま大人になってしまった私は 遼子ちゃんにたくさんのことを教えてもらえた気がしています。
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【図書館】はじめて読む作家さん。表紙が岡田千晶さんだったので、借りてきた。41歳の主婦が主人公。不思議な体験をしてもその記憶って忘れてしまうものなのかな?四葉ちゃんって不思議な子だけど、こういう何か分かる子、女系一家の家族。蔵をつないだあの日の思い出の体験。好きなお話でした。この...
【図書館】はじめて読む作家さん。表紙が岡田千晶さんだったので、借りてきた。41歳の主婦が主人公。不思議な体験をしてもその記憶って忘れてしまうものなのかな?四葉ちゃんって不思議な子だけど、こういう何か分かる子、女系一家の家族。蔵をつないだあの日の思い出の体験。好きなお話でした。この作者の他の本も読んでみたい。
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良かった! 大人の私が読んでも心を揺さぶられるものがあった。 幼くして亡くなった子の賽の河原の話は辛い。 だけど、前に進もうというメッセージ。 会いたい人と繋がる事の出来る蔵があった、なんていうのは子供にとって最高の贈り物だね。 この年代の人達に是非読んで貰いたいと思う一冊。
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忙しい日々を過ごす遼子は、小学校5年生のころ仲の良かった友達に思いを馳せる。介助が必要な祖母。家族を亡くした友達。きれいごとや、優しい言葉が並ぶだけでなく、終始、何事もバランスよくストーリーは進む。四葉ちゃんに惹かれるわ。ステキな一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学5年生の遼子、美音、四葉は同じクラスで次第に仲良くなっていく。ある日、四葉の古い屋敷でひいおばあさんの御詠歌を聴くうち、美音は幼い弟を死なせたのは自分だと言い出す・・・。 子供にとって、死とはどういうものなのか、小学5年生の気持ちに沿って物語は進むのだけれど、急にファンタジーな展開になって、ちょっと戸惑った。残念、といえばそうだし、物語としてはそうかもと思うし。この後3人が40歳過ぎて出会うことになるが、それはどんな意味を持つのか。物語はここにあると思ったのだが、そこで終わりだった。
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大切なひとがいる人 大切な人をうしなった人、うしなったことがある人、 大切な人をうしなうのが怖い人 すべてのひとに。
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小学5年生の女の子3人の少し不思議な物語。現象として不思議な部分はあるが、それよりも3人のそれぞれに抱えている思いや悩みがその年齢ならではのリアル感があって、じわりと伝わってきた。特に主人公の遼子の素直な詩がとてもストレートに心に入ってきた。大人になると小さい頃にあった不思議なこ...
小学5年生の女の子3人の少し不思議な物語。現象として不思議な部分はあるが、それよりも3人のそれぞれに抱えている思いや悩みがその年齢ならではのリアル感があって、じわりと伝わってきた。特に主人公の遼子の素直な詩がとてもストレートに心に入ってきた。大人になると小さい頃にあった不思議なことも曖昧になるというのは誰にでもあることなのかもしれないなと読み終わってふと自分の幼い頃を振り返ってしまった。
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