出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと の商品レビュー

花田菜々子(著者)

2022/06/24

ヴィレッジヴァンガードの店長が夫との別居をきっかけに出会い系サイトに登録するところから物語は始まる。

前回読んだマッチングアプリの漫画とは雲泥の差で、凄く良かった。
主人公は読書家で一万冊の本のデータが頭にあることを強みに、出会い系で知り合った人に本すすめるというブランディングをする。
そして、その経験を通して、知らない人と打ち解けること、コミュニケーション力、リダーシップをとる術を身につけていく。
最終的には夫との離婚を決断し、転職もする。

たった1年でこれだけ変化するのは凄いこと。
さすが読書家というだけあって、文章も上手で感性も豊か。

著者がしてきたように、この本も誰かが誰かに紹介されて、その人の人生を豊かなものにする。
平凡な書店屋の店長がここまでの結果を出せたのはとても夢があって良い話だと思う。
この本で紹介されていた本がいくつか気になったので、また積読本が増えてしまった。

2022/06/06

日々の生活にモヤモヤを抱えている女性が出会い系での人との出会いで、少しずつ変わっていくお話。出会い系で、、というのは自分にはハードルが高いけれど、気軽に話せる友達、仲間がいるというのはうらやましいなぁ。
おすすめしていた本を読んだみようと思う。

2022/05/27

本への愛情が測り知れない。
自分が好きな作家さんや本がこの本に出てくると嬉しくなった。また、読みたいと思える本にもたくさん出会えた。花田さんに本を薦めてもらえた人が羨ましい。

2022/05/04

タイトルからも、怪しいかもと思いながら、
何冊か読んでみたい本が出来ました
作者の実話の就職履歴も興味があり一度機会があれば訪ねてみたいです

2022/04/17

紹介されていた本一覧
『さらば雑司ヶ谷』『日本のセックス』樋口毅宏
『思いを伝えるということ展のすべて』大宮エリー
『おんなのことば』茨木のり子
『ウケる技術』小林昌平・山本周嗣・水野敬也
『ミーツへの道「街的雑誌」の時代』江弘毅
『もうおうちへかえりましょう』穂村弘
『私とは何か』平野啓一郎
『ワイルドマウンテン』本秀康
『ポテン生活』木下晋也
長嶋有（著者名のみ）
『都市と消費とディズニーの夢』速水健朗
『就職しないで生きるには』レイモンド・マンゴー
『自分の仕事をつくる』西村佳哲
『独立国家のつくりかた』坂口恭平
『年収150万円で僕らは自由に生きていく』イケダハヤト
『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿
『荒野へ』ジョン・クラカワー
『イリュージョン』リチャード・バック
『23分間の奇跡』ジェームズ・クラベル
『もろだしガールズトーク』アルテイシア
『モジャ公』藤子・F・不二雄
『なにたべた？』伊藤比呂美・枝元ほなみ
『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアック
『おとなの小論文教室。』山田ズーニー
『「美女と野獣」の野獣になる方法』水野敬也
『捨てがたき人々』ジョージ秋山
『深夜特急』沢木耕太郎
『宮本から君へ』新井英樹
『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』渋谷直角
『カキフライが無いなら来なかった』せきしろ・又吉直樹
『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ
『青春と変態』会田誠
『えーえんとくちから』笹井宏之
『クラウド・コレクター』クラフト・エヴィング
『老子と少年』
『神との対話』
『お縫い子テルミー』栗田有起
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
『69』村上龍
『あの頃ぼくらはアホでした』東野圭吾
『白いしるし』西加奈子
『饗宴』プラトン
『富士日記』武田百合子
『悲しみよこんにちは』フランソワーズ・サガン
『積極』谷川史子
『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム
『赤目四十八瀧心中未遂』車谷長吉
『2』野崎まど
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
『NOVA』短篇集
『今日の人生』益田ミリ
『美しい距離』山崎ナオコーラ
『さよならもいわずに』上野顕太郎

2022/03/26

離婚して宿なし生活を続けていた花田さんが、出会い系サイトに登録して人に会い、その人に合ったオススメの本を紹介しまくった1年間の記録。
元々人見知りだった花田さんが、試行錯誤しながら人と関わっていく中で、花田さん自身の心境にも変化が生まれていく様子がなんだか自分も疑似体験しているようで
ロールプレイングゲームをやってるような感覚でした。

人に何かをオススメするのって、知識はもちろん、その人がどういった人で、どんなことを感じているか踏まえたうえで自分の引き出しから導き出すっていう中々ハードルの高い技だと思うんですが
人とのコミュニケーションだとか、自分との向き合い方だとか、人生についてだとか色んなことが詰まった一冊でした。
この本自体を、誰かにオススメしたい。

2022/03/17

すごく面白かったし、読みやすかった。私にもおすすめの一冊を紹介してほしいと思った。

出会い系で知らない人に会う勇気はないけど、その行動力は羨ましい。普通に生きていたら出会うはずのない人と会っていろんな世界の話しを聞けて楽しそう。どんどん自分の視野も広がるし、やった事ない事、行ったことのないとこにも興味が出ていろんな発見がある。

自分には出来ないけど疑似体験できた気分なって楽しかった。

2022/03/02

タイトルの「出会い系」という言葉だけ見て、妖しい感じ？と思っていたけど、全然違った！むしろ爽やかな気分になれる。面白くて一気読みでした。
知らない人に本を薦めることの難しさと醍醐味、自分のやりたいことを選ぶという生き方、人と会うことの楽しさ…
自分の世界の外を見てみると、こんなにも世の中は面白いんだという体験が綴られていて、自分の閉じこもった世界から、外に出てみようかなという気分になる。

2022/02/16

今、このタイミングで、この本に逢えてよかった

本の可能性って改めて際限なくある

本当に嫌なことが会った時に寄り添ってくれたのは本だった

本を愛し、本を軸に人を愛し
自分と向き合っている姿に感動しま

2022/02/03

タイトルに惹かれて買った。最初の方は淡々と起こったこと書いてるだけやな、くらいに思ってたけど後半の方で作者がだんだんと変わってきてめっちゃ面白くなった。さすがは本好きで本薦めを専門にやってるだけあって、作者が勧める本どれも読みたくなってしばらくはここで勧められてる本で気になったやつ読んでみよって思った。本の魅力、そして人との出会いで人生変わるって事を再認識させられた。
個人的には「ジジイ悪いが屍を越えさせてもらうぞ」のとこでグッときた。