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コンビニなしでは生きられない の商品レビュー

3.3

15件のお客様レビュー

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2018/08/04

タイトルに惹かれて読んだ本。 メフィスト賞受賞作品なので、外れはないと思い読み始めた。 連作ミステリ短編と思いきや、そうではない章もあったり。良い意味で期待を裏切られる。章が進むごとに謎がどんどん解けていくのはお決まりの流れ。コンビニなしでは生きられないのは誰かというのもわかって...

タイトルに惹かれて読んだ本。 メフィスト賞受賞作品なので、外れはないと思い読み始めた。 連作ミステリ短編と思いきや、そうではない章もあったり。良い意味で期待を裏切られる。章が進むごとに謎がどんどん解けていくのはお決まりの流れ。コンビニなしでは生きられないのは誰かというのもわかってきます。 コンビニ用語が結構出てきます。一応最初では説明はあったようですが、途中で何だっけと思うこともあり、ググったことも。それだけリアルな作品ですが、コンビニバイトした人にはきっと「そうそう」という感じなのでしょうか。 良いキャラが登場しているのですから、この本だけで終わるのはもったいない感じです。ぜひ続編を期待したいです。

Posted byブクログ

2018/06/25

小さな事件を解決して行くと、大きな事件につながっていく・・。 発送はわかるけど、小さな事件が少し荒い(無理くり感)。 全体的に、話が荒いけど面白かった。 続編はないのかな?

Posted byブクログ

2018/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 第56回メフィスト賞受賞作。この賞の受賞作すべてをチェックしているわけではないが、自分が読んだ範囲で述べれば、とんがった作風が多いと認識している。完成度よりは将来性を買い、多くの若き才能を見出してきたのは、事実だろう。  そこで、本作である。とんがった部分がないことはないが、自分が読んだ過去のメフィスト賞受賞作品と比較すると、毛色がかなり異なる印象を受ける。「青春」という、この賞から最も縁遠いキーワードと、切っても切り離せないからだ。  大学生活に馴染めず中退した、19歳の青年。彼のバイト先であるコンビニに、女子高校生の新人がやって来た。彼を「せんぱい」と呼んで慕う彼女は、店内で発生する事件の数々に、なぜか嬉々として首を突っ込み、彼も巻き込まれてしまう…。  体裁としては連作短編集になっており、第一章からいきなりコンビニ強盗である。それなのに、何だこの緊張感のなさは…。正直推理は苦しいが、この時点では、日常の謎系なのかなあと思っていた。いや、コンビニ強盗なんて非日常なのだが。  読み進めるほど、苦しさが増していく。中盤くらいで、このコンビニの、ある過去が明かされる。主人公の青年も、大きく関わっていた。あまりそそられなかったが、全編を通じて何かありそうなことが、この時点で予想できる。  全編を通じた謎に、訴求力があるかどうかは微妙なところである。コンビニに勤務した経験はないけれど、この店舗の実態には、すでに呆れていたからである。気持ちはわからないでもないが、他に方法があったのではないか?  大学を中退した割に、頭は切れる主人公の彼。人に見えないものが見えるからこそ、彼は大学生活に意味を見出せなくなったのだろうか。謎を解かずにいられないのがミステリーのお約束とはいえ、下手すりゃ通報されるぞおい…。  色々とこじつけが多く、推理の面では穴が多い気がするが、その点も含めて、メフィスト賞に選んだのだろうと思う。無理矢理に青春っぽくまとめたなあ。自分は、拙さばかりに目が向く嫌な読者だけれど、第2作は読んでみたい。

Posted byブクログ

2018/05/05

コンビニでバイトしていた頃を思い出しながらコンビニで起きるミステリーを堪能しました。この著者もコンビニでバイトしてたんでしょうね。コンビニって高校生でできるバイトの中ではかなりいろんな事ができる仕事で、お客さんと同じ店の店員とのコミュニケーション力も身につくし、私も社会人になる前...

コンビニでバイトしていた頃を思い出しながらコンビニで起きるミステリーを堪能しました。この著者もコンビニでバイトしてたんでしょうね。コンビニって高校生でできるバイトの中ではかなりいろんな事ができる仕事で、お客さんと同じ店の店員とのコミュニケーション力も身につくし、私も社会人になる前にとても勉強させてもらった思い出の場所です。 都心のコンビニだったので、常に混んでいて、こんな暇な時間が多いコンビニじゃなかったので、羨ましい。 こんなゆるい エリアマネージャーいないしw 真ん中辺りまで、ごく普通であまり特筆すべきこともない青春日常お仕事小説ミステリーとしていくつかの事件が過ぎていくのですが、後半から様相がかわり、最後まで読むと、結局3度読みくらいさせられた感じになる、とても不思議なテイストの小説です。 青春お仕事小説にミステリー要素がプラスされた、くらいな気持ちで読むと丁度良いと思います。 メフィスト賞受賞作ということなので、また今後が楽しみな作家が増えました。

Posted byブクログ

2018/04/08

2018年42冊目。新感覚のコンビニミステリ。作者のコンビニ愛がひしひしと伝わってくる。個々の事件には荒さも見えるけど、全体の仕掛けがうまくカバーしている。作者の描くコンビニ×青春×ミステリーという試みは成功しているように思う。

Posted byブクログ