巡査長 真行寺弘道 の商品レビュー
【253冊目】山本さんに勧められて読んだ本。インフォメーションテクノロジーとバイオテクノロジーがこの物語の主軸になってるという意味では、ユヴァル・ハラリの本やアニメ「PSYCHO-PASS」をチェックしてる人にとっては目新しさはないかも。
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謎の気が合うハッカー黒木 ドラマでも万能なハッカー ハッカーを落ちに使った話 ラストが意外性がある 連載打ち切りになった長編 マンガみたいだ
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ベテランの捜査一課ヒラ刑事・真行寺は、介護施設で起きた死亡事件の捜査中、自称・ハッカーの黒木と親しくなる。続く元警察官僚の議員変死事件で、背後に蠢く巨大組織の臭いをかぎ取った真行寺は、黒木の力を借り真相に迫るが―。ゲノム編集など幅広くリアルな知見に裏打ちされた、圧倒的なスケールの...
ベテランの捜査一課ヒラ刑事・真行寺は、介護施設で起きた死亡事件の捜査中、自称・ハッカーの黒木と親しくなる。続く元警察官僚の議員変死事件で、背後に蠢く巨大組織の臭いをかぎ取った真行寺は、黒木の力を借り真相に迫るが―。ゲノム編集など幅広くリアルな知見に裏打ちされた、圧倒的なスケールの痛快娯楽大作登場!文庫書き下ろし警察小説。 オーディオ関係の記述が面白い。
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50歳超のヒラ刑事と天才ハッカーが相棒となって政治家殺害事件の解決を目指す。個性的な人物設定の割には主人公の刑事の描き方は物足りない。探偵役のハッカーが協力する理由も十分とはいえない。事件の背景には考えさせられるテーマが設定されており、安易な結論付けもされていない。続編に期待。
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警視庁捜査一課の刑事としては型破りな行動・言動をし、かなりの変わり種である「巡査長」が主人公というだけで期待して読みました。オーディオマニュア、ロック好き、ハッカーといった登場人物設定の上に、AI搭載の人形型介護支援ロボット、ゲノム編集などなど、といった展開に引き込まれて、一気に...
警視庁捜査一課の刑事としては型破りな行動・言動をし、かなりの変わり種である「巡査長」が主人公というだけで期待して読みました。オーディオマニュア、ロック好き、ハッカーといった登場人物設定の上に、AI搭載の人形型介護支援ロボット、ゲノム編集などなど、といった展開に引き込まれて、一気に読み切りました。かなり、型破りな刑事ドラマといった感じでしたが、楽しめました。
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気づかないうちに私たちは国家に管理されてしまうのではないか? それを健康のため、DNA情報からとるから機密性は高いですと言われても信用できるのか? ここまで安倍政権、一極集中の世の中になると それを監視する注意する役割は誰になるのか? 誰も怖くてものを言えない時代になってやしないか? 壊せないなら愚民のままでいい。
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やっとこ読めた。 はじめはまあまあのスピードで読めてたのに、 途中から別の誘惑が‥。 しかし、それに負ける程度かと言われると、 いやいや、彼じゃない、私が悪かったんですと 謝罪したくなる本でした。 面白いんだけど、頭が付いてかない。 でも理解したい。 まあ、音楽が好きなひとは...
やっとこ読めた。 はじめはまあまあのスピードで読めてたのに、 途中から別の誘惑が‥。 しかし、それに負ける程度かと言われると、 いやいや、彼じゃない、私が悪かったんですと 謝罪したくなる本でした。 面白いんだけど、頭が付いてかない。 でも理解したい。 まあ、音楽が好きなひとはいけるかも。 そこか? この本題、結構 ほんとかもと思ってます。 だってみんな、優秀でいて楽したいもの。 作られた毎日万歳。 自分の子ですら、自分の子じゃない。 哀しい世の中だけど、死にたくないしね‥。 なにが幸せなんだろう、あー 午睡したいわ。
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53歳で巡査長のままでリュックにスニーカーという出で立ちで捜査する一匹狼の変わり者。でも刑事としてはピカイチ。なぜいつもひとりで行動するのか、巡査長のままなのか。その想いがこの作品に一本の筋を通している。個性的で周りとの衝突や面倒なこともある。でも正しいこと、自由についてもこだわりを持ち、事あるごとに問いかける。社会の仕組み、組織での立ち位置。様々なことに目を向けて気になれば調べる。相棒の黒木とのやりとりや、オーディオへのこだわりも読みどころ。第2弾も楽しみ。
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新刊の広告を見て惹かれたものがあったのだが、シリーズ物の2冊目と分かり、1冊目のこの本の評価も良かったので、それではこちらから読んでみることにした。 先々週の金曜日にネットで注文したのが木曜日になって漸く到着ということで、先週は久し振りに本を読まない通勤時間になってしまったが、た...
新刊の広告を見て惹かれたものがあったのだが、シリーズ物の2冊目と分かり、1冊目のこの本の評価も良かったので、それではこちらから読んでみることにした。 先々週の金曜日にネットで注文したのが木曜日になって漸く到着ということで、先週は久し振りに本を読まない通勤時間になってしまったが、たまにはまあいいとする。 主人公の真行寺、53歳にもなって巡査だが、作中、次第に明らかにされる通り、ただのごく潰しではない。 冒頭、介護ロボットのソフトが乗っ取られる事件を担当するが、たまたまコンピュータの技術者(ハッカー)と仲良くなって事件が解決してしまい、その都合の良さが気になりつつ読み始める。 本線の政治家殺しに捜査にあっても、結局はこのハッカーと違法な手段での捜査を進め、色々提示されるきっかけに鋭く反応し糸口を見つけ拡げていくところは並ではないが、結構ハッカー頼みなところはそれでいいのか…? 真行寺が53歳にもなって巡査なのは、訳あって昇進と引き換えに”自由”を買ったという次第だが、しかし”自由”を守るということはそんな個人の気ままさとは別なものなのよと、この真行寺の信念に引っ掛けた内容が本書の主題と結びつく。 今の政権や世情に対する課題提起にもなっており、リベラルがどうのとか自由がどうのとか、そこそこ面倒くさい感もあるが、まあ興味深くはある。 若い人は真行寺みたいな生き方に憧れるのかもしれないが、私は訳ありの「訳」を知って、あまりの真っ当さと言うかピュアさに些か拍子抜け。 『素直に昇任試験を受けて昇級したとしたらもらえるであろう年収-今の年収=自由の値段』って、これに共感できるかどうかが、この本の評価の分かれ目かも。 私は、人生はこんな単純な引き算じゃないと思うけど。 お話としては、撒かれた話題はきれいに回収されて、結論に行きつくまでの展開もスピーディーで面白くは読めた。
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榎本憲男著「巡査長 真行寺広道」 故あって巡査長止まりの真行寺と天才ハッカーのニコイチが繰り広げる違法性たっぷりの事件の捜査は、スマホ依存の現代社会に生きる私たちには改めて情報漏洩の恐ろしさを感じさせます。 著者は映画監督でもあるそうで、そんな先入観からか、登場人物の会話で発言者...
榎本憲男著「巡査長 真行寺広道」 故あって巡査長止まりの真行寺と天才ハッカーのニコイチが繰り広げる違法性たっぷりの事件の捜査は、スマホ依存の現代社会に生きる私たちには改めて情報漏洩の恐ろしさを感じさせます。 著者は映画監督でもあるそうで、そんな先入観からか、登場人物の会話で発言者が誰なのかはっきりしないところがあるなあとアラを拾いながら読み始めたのですが、そんな事は吹き飛ぶほどニコイチの「やり方」に引き込まれて一気読みでした。 自由とは何ぞや、という難しい命題を提示しながら権力に立ち向かう二人に拍手です。
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