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ゲームSF傑作選 スタートボタンを押してください の商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

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2018/05/17

12人の作家が書いた、ゲームがテーマの短編のアンソロジー。 ゲームは好きだし、昔ゲームブックにすごくハマったし、ゲームっぽい小説(「クリムゾンの迷宮」とか「ソードアート・オンライン」とか)大好きだし、ピッタリだとおもって購入。 唯一知っていた著者桜坂洋の「リスポーン」は設定が面白...

12人の作家が書いた、ゲームがテーマの短編のアンソロジー。 ゲームは好きだし、昔ゲームブックにすごくハマったし、ゲームっぽい小説(「クリムゾンの迷宮」とか「ソードアート・オンライン」とか)大好きだし、ピッタリだとおもって購入。 唯一知っていた著者桜坂洋の「リスポーン」は設定が面白かった。「ツウォリア」は設定自体はありきたりですごく短いんだけど、終わり方が好き。「アンダのゲーム」は結構考えさせられる内容で面白かった。 ひさびさに海外小説を読んだけど、やっぱり翻訳物は頭に入ってきにくい気がする。そんなとき各短編の前に、導入と著者紹介を書いてくれていて結構良かった。アンソロジーだと普通なのかな?

Posted byブクログ

2022/01/25
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桜坂洋「リスポーン」★★★ デヴィッド・バー・カートリー「救助よろ」★★★ ホリー・ブラック「1アップ」★★★ チャールズ・ユウ「NPC」★★ チャーリー・ジェーン・アンダース「猫の王権」★★★ ダニエル・H・ウィルソン「神モード」 ミッキー・ニールソン「リコイル!」★★ ショーナン・マグワイア「サバイバルホラー」★★ ヒュー・ハウイー「キャラクター選択」 アンディ・ウィアー「ツウォリア」★★ コリイ・ドクトロウ「アンダのゲーム」 ケン・リュウ「時計仕掛けの兵隊」★★★

Posted byブクログ

2018/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前紹介した「もののあはれ」の著者のケン・リュウの作品が含まれているということと、「ゲームをモチーフとしたSF作品集」とまさしくドンピシャのテーマ設定により迷わず購入したのが本書。二重にも三重にも好きな内容ということで、あっという間に読了してしまった。行間がやや狭い体裁のために一瞬ひるんでしまうが、一編が短いので、あまり重荷になることなく読了することが出来ると思う。 個人的に面白かったのは「救助よろ」「キャラクター選択」、そしてもちろん「時計仕掛けの兵隊」の3本だ。 「救助よろ」は物語自体はよくあるような謎解きものなのだが、ゲームにより一度も出会ったことがない友人が実際に出会い、旅をして、そして友情を育んでいくというのは極めて現代的なテーマで読んでいて心地が良い。デジタルはリアルと対峙するものではなく、リアルと重なりあうものなのだ。 「キャラクター選択」はFPSで、あえて戦わないという選択をする「わたし」の行動の謎解きが物語を引っ張っていく。ゲーム好きであればあるほど、"ヒーローである主人公"の行動に惹かれるものだが、本作では戦わない選択肢の先にあるものが、本当にこの世界に求められているものであるという逆説的な結末が待っている。日系の作品ではまだまだ「王道の物語」というのが好まれるが、欧米発のFPSではあえて、脇役をプレイヤーとする作品もたくさん出ており、そういった視点の違いからこそ生まれる作品だと感じた。 そして、最後はやはりケン・リュウの「時計仕掛けの兵隊」は、短い作品の中にも現実世界とゲーム世界をリンクさせる構成のうまさが光る。テーマや結末自体はよくあるものなのだが、この作者にかかると全てが淡い絵のように美しい世界へと変貌してしまうのはさすが。・・・というのは、ちょっとひいき目が入り過ぎかもしれない。ゲーム世界の描写は懐かしの名作「ICO」を思い出させる。 海外ものらしく、 日本人には説明不足と感じるような作品も含まれているが、ゲーム好きであれば迷わず買いの短編集。

Posted byブクログ

2018/04/13

面白い。一編一編が短いのが逆に良かった気がする。 ありがちなオチだけど、”キャラクター選択”が好き。多分世界を救うのは、お金や暴力じゃなくて、愛とか思いやり。

Posted byブクログ

2018/03/30

一つずつの短編が短くて物足りない。各作家の長編が読みたくなったので、成功なのか。リスポーン、アンダーのゲーム、キャラクター選択、が好み。

Posted byブクログ

2018/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ビデオゲームをモチーフにしたアンソロジー。テキストアドベンチャーあり、FPSあり、MMORPGあり、シミュレーションあり、ゲームのジャンルはさまざま。 どれもよくできていて、面白いけれども、今ひとつ物足りない感じがする。多分ページ数が足りない。 死ぬと自分を殺した人間としてリスポーンする男「リスポーン」、FPSゲーム内で家庭菜園する妻「キャラクター選択」、認知症のパートナーにシュミレーションゲームを与える「猫の王権」、あたりが好きです。 ネットゲームでの友人の葬儀に行ったら、友人が作ったテキストアドベンチャーゲームが遺されていて「1アップ」、賞金稼ぎのアレックスは捕まえた青年ライダーが作ったテキストアドベンチャーゲームをプレイする。そこに隠された秘密とは「時計仕掛けの兵隊」、の2作はよくまとまっていて、短いページ数で満足度が高い。

Posted byブクログ

2018/03/24

ゲームSFのアンソロジー。 ゲームに親しく無いので手に取るか迷ったが、ゲーム好きじゃなくても十分楽しめた。

Posted byブクログ

2018/03/18

ゲームをテーマにしたアンソロジー。 『スタートボタンを押してください』というタイトルが秀逸。タイトルだけ見た時は謎だけども、『ゲーム』がテーマのアンソロジーにこれほど相応しいタイトルは無いだろう。 なんやかんやでこれもほぼ一気読みしてしまった。単著を邦訳して欲しい作家が何人かいる...

ゲームをテーマにしたアンソロジー。 『スタートボタンを押してください』というタイトルが秀逸。タイトルだけ見た時は謎だけども、『ゲーム』がテーマのアンソロジーにこれほど相応しいタイトルは無いだろう。 なんやかんやでこれもほぼ一気読みしてしまった。単著を邦訳して欲しい作家が何人かいるなぁ。

Posted byブクログ