ふたりは同時に親になる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「育児系の本は、医師や臨床心理士など専門家が根拠をもとに書いている本しか読まない」と決めている自分が、 大変失礼ながらこの本の著者の経歴(ライターがメインかな?)をみて購入に躊躇したものの、レビューが良いので読了した一冊。 夫婦間で産後どんなズレがあるのか、感情ベースで書かれているので、夫婦で読むと相乗効果がありそうな内容で面白かった。 女性目線では「こんな変化があるよ」「こんな風に気持ちが変わる可能性が高いよ」 男性目線では「貴方のパートナーはこんなふうに気持ちが変わるかもしれないよ」。 状況の変化→感情の変化 の可能性がわかりやすく書かれていて「ああこうなるかもしれないんだ〜」と知ることで先々のイメージをすることができた。 ●備忘録 ・「育児というのはもっと日常にべたっと張り付いているもので、眠くて、痛くて、汚くて、臭くて、暑くて、寒くて、イライラするもの。 育児のほんの一部をやるだけでイクメンを名乗る男性の出現や、それらを手放しで持ち上げる風潮に疑問を感じるようになったのです。」 ・「ママ自身も、新生児の育児期には育児・家事にかかる時間がとても長く必要だという認識を持ち、パパに『家での時間』を作ってもらうことを躊躇わないでください。」 ・パパの日常が特権階級レベルに見える ・頼りたいのはパパ。自ら負担せず頭上を通過させてあっさりアウトソーシングしてしまうパパに対して「パパに期待するのはやめよう。いっそいないと思った方が楽」というママのあきらめにつながる ・痛み分け、「プロジェクト型」で任せる
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一度読むといいかも。でも一昔前の家庭の育児って感じで、男性がほぼ育児しない前提。うちの場合と結構違うので半分は参考になったかな、という感じ
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どちらかと父親向けの本で、前半には母親の育児のしんどさがこれでもかと書かれていて、後半はじゃあどうすべきかが書いてみます。これを読めば育児の大変さがよくわかるので全ての父親が読むべき本だと感じました。
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産前産後のご夫婦、育児中のご夫婦、お子さんがいて夫婦間のズレがあるご夫婦や、その子育てを間接的に支える人達には、ぜひ読んで頂きたい。妊娠出産を経験していない人には、共感しづらい困難さを知識として理解するのに役立つだろう。また逆に、妊娠出産を経験してどうしようもない困難さを抱えなが...
産前産後のご夫婦、育児中のご夫婦、お子さんがいて夫婦間のズレがあるご夫婦や、その子育てを間接的に支える人達には、ぜひ読んで頂きたい。妊娠出産を経験していない人には、共感しづらい困難さを知識として理解するのに役立つだろう。また逆に、妊娠出産を経験してどうしようもない困難さを抱えながら言葉を上手く紡ぎ出せない人が、周囲に自分の状況を適切に伝えるよう言語化するための、大きな助けになるだろう。誰もが自然に母親をサポートするような輪が、少しでも広まるとよいと思う。
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ママの資質ではない →自分の時間を赤ちゃんに乗っ取られたように感じてしまう →切れ目も、終わりも、メリハリもない 多くの人は大人になる過程で受験や就職といった選択と選抜を経て、徐々に均質化した集団に属していく →大人になるにつれ整理され秩序だつ一方だった人間関係が、子供を産んだ...
ママの資質ではない →自分の時間を赤ちゃんに乗っ取られたように感じてしまう →切れ目も、終わりも、メリハリもない 多くの人は大人になる過程で受験や就職といった選択と選抜を経て、徐々に均質化した集団に属していく →大人になるにつれ整理され秩序だつ一方だった人間関係が、子供を産んだ瞬間一気に解体され、久々のごちゃ混ぜ状態にほうりこまれる →カルチャーショック ■パパ 育児や家事を軽視しない ママが伝えたいのは話している内容ではなく ・不安な気持ち ・プレッシャーの重さ ・疲労感 育休をとったのは4.3% 2016年 ママは弱ってる同僚だと思って 孤独感→不信感→嫌悪感 ■今、全力でしなければいけないこと ◉◉◉ママがシンプルに助けを求め、パパががっちりと掴んで引き上げること! ママが欲しいのは共に戦ってくれる仲間 当事者らしい言い方をする →手伝おうかではない ■痛み分けの感覚 ままも変化を受け入れているのだから、自分も多少の痛みを受け入れる ■育休取っても活かせないパターン ・戦力外休暇 →結局ママが全部やる ・育休燃え尽き型 →そのときだけ 育休で大事なのは「しんどさの共有」 ・終わりなき継続性 ・たたみかける連続性 一つずつの作業のレベルが低くても、いくらこなしても、その都度また別の作業が目の前に現れてくるので どこか不死身の敵と戦っているような感覚です →◉面白い ■ママじゃなきゃダメをなくす →パパにならす ■本当にやるべきこと 目指す家事のレベルをダウングレードすること →60%でよいとする ■残業OKデーを作る ■自分の役割、相手の役割への高い納得感
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2022.39 お互いの意思疎通がうまくいかないことが多々あるんだろうなと想定することができた。 サポートし合いながらできたらと思った。
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産後に夫を嫌いになる、という話をよく聞いたので、そうなりたくなくて、子どもが産まれる前に夫と一緒に読んでみました。 自分も考え方を変えていきながら、夫にも変わってもらいながら、楽しんで子育てしていけたらなと思いました。
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女性側の身体の心の状態を細かく説明してくれる本だと誤解してしまっており。。夫に先に読んでもらったのだけど、必要以上に夫に圧をかけた形になってしまった。笑 家庭における役割(子供の身の回りのケア、成長、収入源の確保)として自分が何を理想とするかをお互い話し合うというのは2人の関係構...
女性側の身体の心の状態を細かく説明してくれる本だと誤解してしまっており。。夫に先に読んでもらったのだけど、必要以上に夫に圧をかけた形になってしまった。笑 家庭における役割(子供の身の回りのケア、成長、収入源の確保)として自分が何を理想とするかをお互い話し合うというのは2人の関係構築に良さそう。試してみよう。
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二人目出産で購入。何度も夫に読ませたい。一人目が産まれる前から読ませればよかった。言いたいことがほとんど文章になっている。
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読み始めは、納得感がなかったが、事例や心の伴走というあたりを読んで、主人にも読んでもらおうと思った。大変さを突き放されるのが嫌でそれがストレスになるのは納得で、自分で考えて動いてほしいというところは、実際に主人にも動いて経験してもらわなければ行動にうつすのは難しいよなと思った。 ...
読み始めは、納得感がなかったが、事例や心の伴走というあたりを読んで、主人にも読んでもらおうと思った。大変さを突き放されるのが嫌でそれがストレスになるのは納得で、自分で考えて動いてほしいというところは、実際に主人にも動いて経験してもらわなければ行動にうつすのは難しいよなと思った。 産前のぎりぎりだったが読んでよかった。
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