天龍院亜希子の日記 の商品レビュー
小説すばる受賞作/ 天龍院亜希子は登場しない、桐島スタイル/ 良い/ ステレオタイプな最近の若者の苦悩って感じで薄っぺらいけど、ほとんどの人間が生きることに希望を持てない現代では響くものがあるのかもしれない/ なにって事はない薄っぺらい男の日常に差し込まれる、天龍院亜希子の日記/...
小説すばる受賞作/ 天龍院亜希子は登場しない、桐島スタイル/ 良い/ ステレオタイプな最近の若者の苦悩って感じで薄っぺらいけど、ほとんどの人間が生きることに希望を持てない現代では響くものがあるのかもしれない/ なにって事はない薄っぺらい男の日常に差し込まれる、天龍院亜希子の日記/ 日記のパートはもう少し多い方が良かった気がする/ 天龍院亜希子の存在感がなさすぎる/ 桐島はもっと存在感あったよ/ タイトルは「鬼龍院花子の生涯」から/
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付録の靴下目当てに買った雑誌に広告がありまして。 なんとなく読みはじめました。営業マン田町の日常。流れていく日々。 側で主人公を見守ってるような不思議な気持ちになり、夢中で読んでるうちに終わりました。 こういうの、私は好きです。
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会話が多い文体で、読んでいると置いてけぼりを食らうことがよくあった。 これが誰の発言でどういった会話なのか、きっと笑いどころなのだろうけど笑いどころが分からなかったり。 疲れ切った日常に、何かの楽しみを見つければやっていけることもあると言うことを伝えたかったのかもだけどイマイチ…...
会話が多い文体で、読んでいると置いてけぼりを食らうことがよくあった。 これが誰の発言でどういった会話なのか、きっと笑いどころなのだろうけど笑いどころが分からなかったり。 疲れ切った日常に、何かの楽しみを見つければやっていけることもあると言うことを伝えたかったのかもだけどイマイチ… 結局のところ天龍院の日記をたまたま見つけて盗み見したことは本編ではそこまで重要ではなかったような気がした。
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台風の時に「川の様子を見てくる」と言い流されてしまうニュースを聞く。水位や自宅への影響を懸念しての行為だろうけれども、そういうニュースを聞くたびに、なんだかいつも悲しくなる。 ……いや、今の時期にそういう感想を書いてしまうことは不謹慎なのか。 さて、フィクションとしての感...
台風の時に「川の様子を見てくる」と言い流されてしまうニュースを聞く。水位や自宅への影響を懸念しての行為だろうけれども、そういうニュースを聞くたびに、なんだかいつも悲しくなる。 ……いや、今の時期にそういう感想を書いてしまうことは不謹慎なのか。 さて、フィクションとしての感想。 天気の悪い日に、荒く濁った流れの川から目が離せなくなるような物語だな、と感じた。清らかではなく、荒々しく激しく、けれども決壊はせずにまだ川の形をとどめている大きな力。 どんどん天気が悪くなり、川はどうなるのか、川を見ている人もどうなるのか。静かに激しく淡々と。 面白かった。
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人材派遣会社の営業マン田町の日常。 期待以上に良かった。 今どきの若者田町は、仕事に多少の不満を持ちながらも誠実に働いていて好感が持てる。 彼女がいながらも、職場の女の子に浮気をしてしまうくだりは、他人事としては仕方なかったかなと思ってしまった。 彼のヒーローマサオカと、タイ...
人材派遣会社の営業マン田町の日常。 期待以上に良かった。 今どきの若者田町は、仕事に多少の不満を持ちながらも誠実に働いていて好感が持てる。 彼女がいながらも、職場の女の子に浮気をしてしまうくだりは、他人事としては仕方なかったかなと思ってしまった。 彼のヒーローマサオカと、タイトルにもなっている天龍院亜希子の日記の使い方が上手いなと思った。 2人目の妊娠で辞めることを余儀なくされた岡崎さん、彼女のように、自分が頑張れる秘密兵器を持つのも大事。 将来の義父の言葉にある、自分も知らないところで誰かに応援されているかもしれないという呆れた希望、そんな希望を持っていきたいもの。 明日からも頑張ろう!と思える本。 良い出合いでした。
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まずタイトルから想像する話と全く違う。お嬢のオホホ日記ではなく、二流の派遣会社に勤めるエリートでもイケメンでもキモいオタクでもない男の話。 独身、既婚、妊婦、子持ちとライフステージの違う女性がいて、嫉妬してたり、見下してたり、結構ドロドロしてる職場で働いているのだが、彼の目を通...
まずタイトルから想像する話と全く違う。お嬢のオホホ日記ではなく、二流の派遣会社に勤めるエリートでもイケメンでもキモいオタクでもない男の話。 独身、既婚、妊婦、子持ちとライフステージの違う女性がいて、嫉妬してたり、見下してたり、結構ドロドロしてる職場で働いているのだが、彼の目を通してそういったドロドロが描かれている。 女きょうだいがおらず、最近女性だらけの課で働きはじめた自分には、なかなか衝撃的だ。その意味でとてもおもしろい。 なお天龍院亜希子は、多少主人公に影響を与えていることが示唆されているが、描写が浅く説得力がない。天龍院亜希子がいなくても話が成立すると思えるくらい、存在が薄い。
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歯切れの良い文体でなんとなくきちんと繋がりにくい今を描いた作品。 作品中出てくる「呆れた希望」というのはとても良かった。 たとえ相手に届いてなくても、思っている自分がいることで、同じように自分も届き得ない善意を受けていると信じることが出来る。 生きることが少しはマシに思えるだろう...
歯切れの良い文体でなんとなくきちんと繋がりにくい今を描いた作品。 作品中出てくる「呆れた希望」というのはとても良かった。 たとえ相手に届いてなくても、思っている自分がいることで、同じように自分も届き得ない善意を受けていると信じることが出来る。 生きることが少しはマシに思えるだろうか。
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題名から想像していた内容と全く違って,ブラック企業に努める主人公のやる気があるのか無いのかわからないような覇気のない日常と結婚模様が描かれている.天龍院亜希子のブログがところどころアクセントになって,こういう気持ちの処理の仕方もあるのだと新鮮だった.派遣会社の実態も色々と勉強にな...
題名から想像していた内容と全く違って,ブラック企業に努める主人公のやる気があるのか無いのかわからないような覇気のない日常と結婚模様が描かれている.天龍院亜希子のブログがところどころアクセントになって,こういう気持ちの処理の仕方もあるのだと新鮮だった.派遣会社の実態も色々と勉強になった.
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誰の心にも寄り添えそうな、身近なキャラクターの主人公が、ありのままで等身大。 この子知り合いなんじゃないかな、と錯覚するほどの親近感。 そんな彼の救いだったり指針だったりなんだか影響を受けてるようなそうでないような、くらいの天龍院の日記とマサオカの存在が光ってた。 アナザーサ...
誰の心にも寄り添えそうな、身近なキャラクターの主人公が、ありのままで等身大。 この子知り合いなんじゃないかな、と錯覚するほどの親近感。 そんな彼の救いだったり指針だったりなんだか影響を受けてるようなそうでないような、くらいの天龍院の日記とマサオカの存在が光ってた。 アナザーサイドストーリーとして天龍院亜希子の日常を読みたい。
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BGM ココロネ / indigo la End やさしさって信じること気づくこと。いい小説読んだ
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