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「おいしさ」の錯覚 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2024/11/09

めっちゃ面白い。 最近は、小説以外は少しビジネス寄りな本しか読んでいなかったのですが、この本のように、日常で過ごす時間が楽しくなるような本も大好きです。 こんなにドッグイヤーをつけたのは、『物価とは何か』以来ですね。 毎日する食事ですが、どれだけその食事に意識を向けていないの...

めっちゃ面白い。 最近は、小説以外は少しビジネス寄りな本しか読んでいなかったのですが、この本のように、日常で過ごす時間が楽しくなるような本も大好きです。 こんなにドッグイヤーをつけたのは、『物価とは何か』以来ですね。 毎日する食事ですが、どれだけその食事に意識を向けていないのかに気づけました。 食事は単なる栄養摂取だけではない。 それでいて楽しいものにするための科学的な実験や研究もすごく面白かったです。

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2024/11/07

著者はイグノーベル賞の受賞者。ポテトチップスのパリパリという音で美味しく感じられるという研究をしていた人と聞いたら、ポテチ好きとしては手に取らずにいられなくなる。 著者はガストロフィジクスという学問を提唱している。真面目に科学的にアプローチしており、五感だけでなく、機内食や一人...

著者はイグノーベル賞の受賞者。ポテトチップスのパリパリという音で美味しく感じられるという研究をしていた人と聞いたら、ポテチ好きとしては手に取らずにいられなくなる。 著者はガストロフィジクスという学問を提唱している。真面目に科学的にアプローチしており、五感だけでなく、機内食や一人メシ、グルメのインスタ映えなども扱われているので飽きが来ない。 筆者が指摘する重要な概念は以下の二つ クロスモーダル(統合感覚) マルチセンソリー(多感覚) これらを用いてあらゆる感覚を脳内で処理して、おいしさを判断するというのは人間の脳はどうなってるのか??と好奇心が湧いてくる。 いちばん面白かったのは機内食。高度1万メーターでは味がよくわからなくなるので味は濃いめになる、とはふむふむと読んだ。そしてフリードリンクは地上ではそんなに飲まないトマトジュースを頼みがちな自分がおかしくなってきた。良書。

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2024/06/26

味覚以外の感覚で「おいしさ」を科学的・実証実験などを交えて解読していく一冊。五感以外にも機内食やソーシャルダイニング、個人食といった章の構成があるところも興味深い。 特に手触り・口当たりについては今後食のキーワードになっていく(むしろもうなっている)ように感じている。 自分が...

味覚以外の感覚で「おいしさ」を科学的・実証実験などを交えて解読していく一冊。五感以外にも機内食やソーシャルダイニング、個人食といった章の構成があるところも興味深い。 特に手触り・口当たりについては今後食のキーワードになっていく(むしろもうなっている)ように感じている。 自分が料理をすることが割と好きなのも「イケア効果」によるものだったり、そもそもも「おいしさ」の探究に興味があるからなんだと思う。

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2024/06/15

ガストロフィジクス=食の最新科学 ニューロ・ガストロノミー=神経食科学 メモ 気分が食事体験を左右する スイス デニスマーティン 同じ飲み物でも場所で20%評価に差が出る 味とフレーバーは異なる 味蕾すべてが5つの味感じられる。 舌の中央には味蕾はない。 メニュー名改名による販...

ガストロフィジクス=食の最新科学 ニューロ・ガストロノミー=神経食科学 メモ 気分が食事体験を左右する スイス デニスマーティン 同じ飲み物でも場所で20%評価に差が出る 味とフレーバーは異なる 味蕾すべてが5つの味感じられる。 舌の中央には味蕾はない。 メニュー名改名による販売促進 偽りの価格の脳影響 味に対する感度は遺伝 超味覚者な16倍の乳頭あり 苦味が最もも個人差あり。有毒かを判断するため ブロッコリーの苦味など ロンドン ザファットダック 赤色 甘く感じる 10% 青は売れない、自然界にあまりない。モニターロンドンジンカンパニーは青い飲み物で成功

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2024/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

食事は口の中だけで行われているのではない。私たちが食べ物から得られる喜びは想像できるよりも、はるかに大きく、私たちの主観に左右される。本書を読むことで、あなたはガストロフィジックスの素晴らしい世界に足を踏み入れることになるだろう。 とのこと。 メモ ・私たちの気分は食事体験を左右する最も重要な要素 ・ガストロフィジクス 新しい食の科学 ・香りは二種類あり

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2023/07/07

「『おいしさ』の錯覚」https://kadokawa.co.jp/product/321611000841/ 味の判別には味覚だけでなく五感すべてが影響していることを理解はしててもあまり実感がない。咀嚼音、カトラリーの素材、お皿の形、BGM, 椅子の座り心地、照明、食材の色(青...

「『おいしさ』の錯覚」https://kadokawa.co.jp/product/321611000841/ 味の判別には味覚だけでなく五感すべてが影響していることを理解はしててもあまり実感がない。咀嚼音、カトラリーの素材、お皿の形、BGM, 椅子の座り心地、照明、食材の色(青いステーキ) etcetc。味とはすべて錯覚でしかないと言っても過言ではないな

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2023/03/27

香り、色、音、皿の形、音楽など、下の感覚以外の刺激によって料理の味がどんな影響を受けているのかを、いろんな実例とともに紹介されている。 ガストロフィジックス(食の物理学)というよりは認知心理学や行動科学に寄った内容のように思う。 ほお、なるほどと思うような話から、章を進むにつれて...

香り、色、音、皿の形、音楽など、下の感覚以外の刺激によって料理の味がどんな影響を受けているのかを、いろんな実例とともに紹介されている。 ガストロフィジックス(食の物理学)というよりは認知心理学や行動科学に寄った内容のように思う。 ほお、なるほどと思うような話から、章を進むにつれて内容は前衛的になってゆく・・・

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2022/10/01

食事のおいしさは皿の外で決定される 味覚とは舌のみで感じるものではなく、視覚、聴覚、触覚によりマルチセンサリーな行為 面白かった

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2022/09/22

著者は、ポテトチップスをパリパリという音を聞きながら食べると美味しく感じる、ということを発見してイグノーベル賞をとった人。 食の喜びは味覚だけではなく人間の五感すべてが影響して脳の中で生まれることを多角的なアプローチで解説している。嗅覚や視覚が影響するのは知っていたが、音やカトラ...

著者は、ポテトチップスをパリパリという音を聞きながら食べると美味しく感じる、ということを発見してイグノーベル賞をとった人。 食の喜びは味覚だけではなく人間の五感すべてが影響して脳の中で生まれることを多角的なアプローチで解説している。嗅覚や視覚が影響するのは知っていたが、音やカトラリーの手触りなども重要な要素であることは知らなかった。特に音との関係は面白く、新たな知見がたくさん得られた。 後半のモダニスト・シェフたちの、食事の提供を超えて総合芸術といえる試みは興味深いが、あまり体験してみたいとは思わない。

Posted byブクログ

2022/05/01

普段何気なく感じている美味しさ、実は味以外の様々な要因に影響を受けているということを、実際の事例を交えて教えてくれる本。 美味しいものが溢れた時代、飽食の時代に、新しい価値をつけるならば、ガストロノミーは必須なのかもしれないと思った。

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