「おいしさ」の錯覚 の商品レビュー
【読書マラソンPOPコメント】 「おいしさ」の錯覚(チャールズ・スペンス 著) この本は食品や飲み物に対する普通の人々の反応に関する食の科学であるガストロフィジクスについて書いている。見え方や香りなどの知覚が食べ物の味の感じ方に与える影響についての様々な考察がまとめられており、...
【読書マラソンPOPコメント】 「おいしさ」の錯覚(チャールズ・スペンス 著) この本は食品や飲み物に対する普通の人々の反応に関する食の科学であるガストロフィジクスについて書いている。見え方や香りなどの知覚が食べ物の味の感じ方に与える影響についての様々な考察がまとめられており、今後の食事の楽しみ方に幅を持たせられるようになると思う。また、現代の食事を発展させ、五感にはたらきかける未来的な所くじについてのヒントが得られると思う。料理が好きな方やデザインに興味がある方にとっても楽しめる内容であると思う。 ペンネーム“おいしさ”
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最初は正直、つまらなくて読むのを挫折しそうになりましたが、<第6章 雰囲気>と<第9章 記憶>は割と面白かったです☆ 食品ではなくパッケージに香りをつけた方が良いという話や、ポテトチップスの袋がガサガサする理由が意図的である点、インドの人が手を使わずにご飯を食べると料理が味を失...
最初は正直、つまらなくて読むのを挫折しそうになりましたが、<第6章 雰囲気>と<第9章 記憶>は割と面白かったです☆ 食品ではなくパッケージに香りをつけた方が良いという話や、ポテトチップスの袋がガサガサする理由が意図的である点、インドの人が手を使わずにご飯を食べると料理が味を失うと言った話、ハードロックカフェがテンポの速い音楽を大音量で流す理由などなど、いろいろと面白い話がありました。 ただ、僕が一番印象に残ったのは、料理がある程度のクオリティを担保していたら実はもう記憶という観点で言うとそれ以上はそれほど重要じゃなくて(食べるという行為にそこまで人は意識を集中させなくなる)、それにプラス、何かしらの感情の動きが無いと人々の記憶に残ってまた行きたいと思ってもらえないという話。この考え方は、何も食べ物だけの話じゃなくて、仕事も含めたいろいろな事に通じるものがあるような気がして、いろいろと参考になりました。 どうしても専門職の人は独りよがりになりがちですが、最終的にどういった結論を下すのかは別にして、とにかくまずは、潜在的な事も含め、相手が本当に求めているものは何なのかを 真摯に考える事が重要だと思いました☆…って別に、そういう事を書いた本では無いですが(笑)。
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おもしろい! いろんなことに影響されて食事を楽しめているし、将来それをさらに増幅させる技術も生まれるかも。多くの感覚器をつかって食べたものが記憶に残る食事じゃないかなと思った
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料理を食べるという行為は、口でするものではなく、脳の果たす役割が大きい複合体験であることを、最新の研究成果に基づき丁寧に解説した一冊。この本を読むと、伝統的な日本料理の盛り付け方や構成と様式の世界が、最新科学の示す料理のあるべき姿と、多くの部分で合致していることを発見できます。
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事象の羅列が多くの割合を占め、それに対する考察ぎ浅く感じた。その為面白みにかける。 自分が手を加えた料理を美味しく感じるという、イケア効果に関する記載は納得。
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料理×行動科学×心理学=ガストロフィジクス! 面白かったけど、本書の中で挙げられる「ファットダイニング」のような音楽などを使った「マルチセンソリー」なレストランってないよなあと思っていたら、日本食こそがすでにマルチセンソリーなレストランだったというオチが訳者あとがきで明らかに。な...
料理×行動科学×心理学=ガストロフィジクス! 面白かったけど、本書の中で挙げられる「ファットダイニング」のような音楽などを使った「マルチセンソリー」なレストランってないよなあと思っていたら、日本食こそがすでにマルチセンソリーなレストランだったというオチが訳者あとがきで明らかに。なるほど!
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おいしさは、味覚以外のいろいろな要素によって実際に影響を受ける、触覚、音、香り、雰囲気、乾燥度、食器など。内容は興味深いが、残念ながら、淡々と事実を羅列しているので、あまり面白くない。
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