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佐々木敏のデータ栄養学のすすめ の商品レビュー

4.6

15件のお客様レビュー

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2025/04/14

モンゴルの牧草が,以前は馬,羊, -野菜350gは、数値ではなく「みんな」がポイント。ハイリスクアプローチではなくポピュレーションアプローチ。 -「機能=はたらき」と「効果=ききめ」 -糖尿病: 体重管理,運動、減塩,飽和脂肪酸 -食品◯=栄養素x 逆もペケ。 食べ方 白魚干し ...

モンゴルの牧草が,以前は馬,羊, -野菜350gは、数値ではなく「みんな」がポイント。ハイリスクアプローチではなくポピュレーションアプローチ。 -「機能=はたらき」と「効果=ききめ」 -糖尿病: 体重管理,運動、減塩,飽和脂肪酸 -食品◯=栄養素x 逆もペケ。 食べ方 白魚干し  カルシウム ヨーグルト120,納豆90,木綿豆腐86 -胃がん,高血圧 塩 関係なし 味噌汁,調理/卓上 総食塩量より,塩辛い食品の摂取量/頻度 食塩濃度の高い食品は控える。 冷蔵庫普及ー>塩蔵保存の必要性低下->高食塩食品の摂取量減少->胃がん発症率低下

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2025/02/05

東大・佐々木先生の書籍です。控えめに言っても最高の一冊です。食と健康について勉強したり、仕事をしている人にとっては必須の書籍だと思います。(と言いつつ、出版から10年くらい経ってやっと読みました) 佐々木先生の書籍は、一見当たり前の内容に先生の深い考え、深い観察力が散りばめられ...

東大・佐々木先生の書籍です。控えめに言っても最高の一冊です。食と健康について勉強したり、仕事をしている人にとっては必須の書籍だと思います。(と言いつつ、出版から10年くらい経ってやっと読みました) 佐々木先生の書籍は、一見当たり前の内容に先生の深い考え、深い観察力が散りばめられていて、この話ってよく聞くし、なんとなくそうなのかな〜と思っていたことを、”そう考えればよかったのか!”と思わされます。 僕の好きな言葉に井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」と言う言葉があります。佐々木先生の書籍はこの視点で書かれた本だと思っています。 入口は"やさしいこと"なんですが、実際には深い理解と考察が必要なことを、おもしろく、そして時に難しくなりがちな疫学の説明をやさしく加えながらまとめているので、ついつい他の人にも話したくなってしまう内容です。

Posted byブクログ

2023/10/16

食と健康や栄養学の研究に携わっている人には、是非オススメしたい1冊。読んでよかったです。食の健康情報を鵜呑みにするのではなく、データから「本当にそう言えるか?」考えながら見る、新たな視点を学べました。 「○○は‪✕‬‪✕‬に良い/悪い」という色々な食の健康情報について、これまで...

食と健康や栄養学の研究に携わっている人には、是非オススメしたい1冊。読んでよかったです。食の健康情報を鵜呑みにするのではなく、データから「本当にそう言えるか?」考えながら見る、新たな視点を学べました。 「○○は‪✕‬‪✕‬に良い/悪い」という色々な食の健康情報について、これまでは「ポジティブ/ネガティブ両方の報告があるし、条件や個人差も大きいから、一概には言えない」・「結局はバランスよく食べること、食べ過ぎないことがいちばん」と結論づけていました。 それはそうなんだけれども、佐々木先生は、「結局はバランスよく食べましょう」でまとめてしまうのは勿体ない(世界中で色々研究をやっているのに、まとめ方が雑だ)と論じ、「言えること/断定はできないが傾向が見えること/巷で言われているウワサは誇張されすぎなこと」等を、データに基づいて丁寧に解釈している。掲載されているデータも、誇張されたグラフやチャンピオンデータ、ポジティブデータだけを引っ張るのではなく、複数の研究を参照している。世界中のメタアナリシスのデータも引いているし、必要に応じて元データを加工して自分が検証したいことがより考察しやすい形に図の見せ方を変えている。 専門用語や考え方を、初心者に分かりやすいように噛み砕いて説明しながら。 すごい。本当に、栄養学研究のプロだ。 丁寧に事実を推察していくこの佐々木先生の姿、見習いたい。 この本は、手元に置いておいて、繰り返し読みたい。

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2023/08/30

楽しみにしていた1冊です。 一度読んだだけでは理解できません。難しすぎるという意味ではなく、2回目3回目で新たな発見がある深みのある1冊です。 私自身、もともと「人」に興味があり、「人」のすべてを知ろうとするときに、人生は短すぎる、「食」を切り口に「人」に関わり、少しずつ知ってい...

楽しみにしていた1冊です。 一度読んだだけでは理解できません。難しすぎるという意味ではなく、2回目3回目で新たな発見がある深みのある1冊です。 私自身、もともと「人」に興味があり、「人」のすべてを知ろうとするときに、人生は短すぎる、「食」を切り口に「人」に関わり、少しずつ知っていこうと思ってから10年以上。どんどん深みはまっていっています。 佐々木先生の本はその深みの整理を視点を提供してくださり、かつさらなる深みに連れて行ってくれます。 先生がある講義で「1を知ると、10の疑問が生まれる」とおっしゃっていました。 そのような気持ちで、ずっと「人」×「食」に関わっていきたいと再確認できる1冊でした。

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2023/06/12

栄養学の説明を、データに基づいた科学者的立場と、落ち着いた語り口になっているのが好印象だった。 (押し付けでもなく、知っていることをひけらかしているのでもない。それだけで読者の心は助けられるのだ)

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2023/04/25

栄養疫学という言葉が日本ではまだまだ馴染みがないが、この本を読んで栄養の本質を理解できた気がする。 日本では生活習慣病が問題となっている。生活習慣病は栄養の"過剰摂取"によるものであり、これは先進国に多く見られる問題だ。しかし、世界を見ればビタミンやミネラル...

栄養疫学という言葉が日本ではまだまだ馴染みがないが、この本を読んで栄養の本質を理解できた気がする。 日本では生活習慣病が問題となっている。生活習慣病は栄養の"過剰摂取"によるものであり、これは先進国に多く見られる問題だ。しかし、世界を見ればビタミンやミネラルの"不足"による欠乏症がまだまだ顕著である。 これらのビタミンやミネラルの歴史から生活習慣の乱れと病気の関係性を研究結果を用いて説明しているのが奥深かった。 研究結果をそのまま受け入れるのではなく、複雑に絡み合っている遺伝的要因・環境的要因や人間の心理面に配慮する必要性がある。 AとBに相関関係があり、BとCに相関関係があるからといってAとCに相関関係があるわけではない。そこには様々な要因が組み込まれているためである。 (逆も然り)

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2023/01/27

普通の生活をしていればビタミン不足にはならない。ビタミンよりもミネラル(鉄やカルシウム]に注意。 血糖上昇の観点から、朝食は摂るべき。GI値は期待できるかもしれないレベル。

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2022/08/21

佐々木敏さんの本は2冊目。 「緑茶で痩せるは本当?」「日本人は本当に野菜不足?」など、データに基づいて評価していてて参考になった。

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2021/08/05

パラパラ読むと「回りくどい、結論は何なの?」と言いたくなるかもしれません。しかし、これは事実を段階的に踏まえて考察しているからであり、逆に内容が信頼できる証しと思います。(本書でも言及されていますが、科学者が一般に断定を避けがちなのはこうした理由といえます。) そしてしばしば読...

パラパラ読むと「回りくどい、結論は何なの?」と言いたくなるかもしれません。しかし、これは事実を段階的に踏まえて考察しているからであり、逆に内容が信頼できる証しと思います。(本書でも言及されていますが、科学者が一般に断定を避けがちなのはこうした理由といえます。) そしてしばしば読者にも、「この図から読み取れることは何か?」など問いかけをされます。きちんと考えると時間を取りますが、これも巷にあふれる 「○○で✕✕が良くなる!」などの分かりやすい言説に飛び付かず、自分の頭で考えてほしいというメッセージと受けとりました。 かくいう自分もバターコーヒーのような怪しい健康法に乗ってしまったこともあり、反省です。。とにかく、きっちり読めば意識が高まる良書と思います。

Posted byブクログ

2020/01/13

データに基づいた、食事と健康の科学。 とても面白かった。 テレビでセンセーショナルな話題が、いかにインチキかもわかってしまう。

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