プロ野球と鉄道 の商品レビュー
かつては国鉄をはじめとして、多くの鉄道会社が プロ野球球団を所有していました。 しかし現在はご存知の通り、阪神と西武くらいです。 プロ野球の所有会社は、その時代の代表的産業を大きく 反映しているのですから、それは仕方ないです。 現代では、たとえ自社の鉄道網で自前チームの球場...
かつては国鉄をはじめとして、多くの鉄道会社が プロ野球球団を所有していました。 しかし現在はご存知の通り、阪神と西武くらいです。 プロ野球の所有会社は、その時代の代表的産業を大きく 反映しているのですから、それは仕方ないです。 現代では、たとえ自社の鉄道網で自前チームの球場に お客さんを呼び込んだとしても利益には繋がらないの でしょう。 しかしこの本にはもう一つの主題があります。 新幹線などの高速鉄道の発展により、地方都市球団も 遠征が楽になり、強いチームへと変わっているという 点です。 古くは広島カープが初優勝した昭和50年には、 新幹線が大阪から岡山まで延伸されています。 戦力の均衡が図られているももちろんですが、 こういった地方のハンデがなくなりつつあり、 どのチームが優勝してもおかしくない構図が生まれて いるという説は非常に説得力があります。
Posted by
プロ野球と鉄道について語った一冊。 かつては多くの鉄道会社が球団を持っており、今も阪神や西武など親会社が鉄道会社の球団は存在する。 それとは別に鉄道によって遠征が楽になったり、逆に球団が地方に分散したりというのもあり、球団と鉄道が切っても切れない関係というのがよく分かった。
Posted by
かつて多くの球団を鉄道会社が保有していたように、古くから密接なつながりがあるプロ野球と鉄道。チームの遠征においても鉄道は必要不可欠で、新幹線の開業による所要時間の短縮は革命的な出来事だった。本書では、黎明期から現在までのプロ野球と鉄道の関わりについて、各種資料を検証・考察するとと...
かつて多くの球団を鉄道会社が保有していたように、古くから密接なつながりがあるプロ野球と鉄道。チームの遠征においても鉄道は必要不可欠で、新幹線の開業による所要時間の短縮は革命的な出来事だった。本書では、黎明期から現在までのプロ野球と鉄道の関わりについて、各種資料を検証・考察するとともに、往時のスター選手たちが語るエピソードなど、さまざまな視点からその深いつながりを紹介する。 視点は悪くないというより、とてもいい。でも掘り下げが浅い。鉄道会社の球団史だけでも一冊書けそうだが。
Posted by
- 1