定年オヤジ改造計画 の商品レビュー
女性が 話をやめたときは 納得したからではなく 諦めたとき この言葉が 私の心に ぐさりと 響きました。 この小説は 女性が あるあると 読むだけでなく 男性 とくに 旦那が 読むものですね。 『妻のトリセツ』も あわせて 読むと 人生変わります。 今知って よかったなと 思いま...
女性が 話をやめたときは 納得したからではなく 諦めたとき この言葉が 私の心に ぐさりと 響きました。 この小説は 女性が あるあると 読むだけでなく 男性 とくに 旦那が 読むものですね。 『妻のトリセツ』も あわせて 読むと 人生変わります。 今知って よかったなと 思いました。
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結婚して3年目。夫婦共働きで、今年出産し育休を取っている私は専業主婦と兼業主婦両方の視点から読むことができた。(今の時代、兼業主婦、って言葉も古いのかもしれないね) 話に出てくる“ジイジ”はわたしの父、母世代。わたしは核家族であったし祖父、祖母世代ほど男尊女卑的な、「長男は親の面倒を見るもの」「嫁は夫を立てる」みたいなのはないにしろ、やっぱり「子どもにとって母親は愛の象徴」であったり、旦那が子育てをする姿を見て意外そうにしたり、「俺はオムツを替えたことは一度もない」と父は言う。 最初はこの主人公の発言や行動にとしこやゆりえと同じようにイライラした。正直自分の父が重なったりもして、少し嫌気がした。世代ごとのそういう価値観の違いって、夫婦や親子をばらばらしてしまいかねない。批判や否定せず「こういう時代なんだ」と受け止めてくれるとそれだけでまだ救われるんだよね。それと同時に現代に生きる若者である私たちは、諦観せずに日々訴えて、行動に移していかないといけないかな、とか思ったり。 まだ20代だけど老後の夫婦の在り方とか生活とかについつい思いを巡らせてしまういい本だった!
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*女は生まれつき母性を持っている? 家事育児は女の仕事? 女は家を守るべき……?“都合のいい常識"に毒された男たちに、最後通告! 大手石油会社を定年退職した庄司常雄。夢にまで見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。気が付けば、暇と孤独だけが友達に。そんなある日、息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれて……。定年化石男、離婚回避&家族再生を目指して人生最後のリベンジマッチに挑む! * 実家の父親がモデルかと思いました(笑) もう少し若い時に読んでいたら、ものすごい共感&腹立たしさリメンバー!だっただろうけど、少々歳を重ねた今の感想は「この時代の男の人も可哀そうだったな」ってこと。だって、そんな風に刷り込まれて生きてきたんですから。疑いもせず。それが、定年した途端に粗大ゴミ扱いで、孤独と侘しさしか残らないなんて、本当に気の毒過ぎる…と言いつつ、リアル過ぎる描写に青筋立ちまくりでしたが。 現実には、この層の定年オヤジ組が今更変わることはないと思うけど、まだ間に合う世代の男性には、ご自身の為にも是非読んでいただきたい1冊。
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読んでて苦しくなった 夫も私もまだ現役で働いているけど あの時あのときそれからあの時を思い出して いろんなことを代弁してくれた一冊だった 書店員さんの帯がサイコー 「全女性に贈る読むデトックスサプリ これはもう世の中の旦那たちにぜひ読んでもらいたい いや、読め!(笑)」
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内容(「BOOK」データベースより) 大手石油会社を定年退職した庄司常雄。夢にまで見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。気が付けば、暇と孤独だけが友達に。そんなある日、息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれて…。崖っぷち定年オ...
内容(「BOOK」データベースより) 大手石油会社を定年退職した庄司常雄。夢にまで見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。気が付けば、暇と孤独だけが友達に。そんなある日、息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれて…。崖っぷち定年オヤジ、人生初の子守を通じて離婚回避&家族再生に挑む!
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「定年オヤジ改造計画」 タイトルから察せられるのは、どうしようもないオヤジが周りの人々によって再生していくという話。 もうね、いつも通りの安定した垣谷節を期待していた。どうせ、面白いに決まっている!と。 果たして、方向性はそのとおりだった。だけど、手法が違う! 一人称がオヤジ...
「定年オヤジ改造計画」 タイトルから察せられるのは、どうしようもないオヤジが周りの人々によって再生していくという話。 もうね、いつも通りの安定した垣谷節を期待していた。どうせ、面白いに決まっている!と。 果たして、方向性はそのとおりだった。だけど、手法が違う! 一人称がオヤジなのだ。 定年したオヤジには妻と息子と娘がいる。 このオヤジが家族に放つ言葉がいちいち酷い。 「男は仕事で疲れているのだから、家事なんてしなくていい。」 「女には母性愛があるから、育児が辛いわけがない。」 そんなことを平然と言ってのける。 妻は諦めたような顔をし、娘は面と向かって否定してくる。 でも、オヤジにはそれらのリアクションの理由が分からない。自分が正しいと思っているからだ。 こんなオヤジが一人称の小説、、、読んでいる方が辛すぎる。 でも新鮮さがあった。 他の垣谷作品では、女性の一人称から愚かな人間(主に男性w)を描くから、 こんな作風もイケるのかと、改めて作者を好きになった。 しかし、ひょんなことから再生が始まる。 息子夫婦からの依頼で、オヤジは孫の面倒を見ることになった。 ありがちな話だけど、育児の世界に足を踏み入れたオヤジは、それがどれだけ大変なことか身に沁みて理解する。 でも、面白いのはここから。 息子は完全にオヤジの背中を見て育っているのだ。 息子もまた、働いている妻を家政婦か何かのようにしか扱わない。 そんな息子に過去の自分を見たオヤジは、息子を更生しようとしていく。 オヤジと息子の相互作用的な再生が本当に良すぎて、思わず涙腺が緩んだ。 正直、ご都合主義を多分に含んだ作品だと思う。 地元の親類たちはリベラルな考えを持っているし、孫はあまりにも良い子だし、そして何より、オヤジは愚かではあったけど自省はできた。 だからあくまでファンタジー的なのだけど、物語のエッセンスはとても意義のあるものだった。 人間はいくつになったも変われるのだ。生き方は多様でいいのだ。 ああ、とても良い本を読んだ。
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庄司常雄は定年を迎えた。大学を出てから38年間、ずっと会社に仕えてきた。つらい時も一杯あったが、ここまで来た自分を誉めてやりたい。しかし、毎日家にいると家族の目が痛い。家内は調子が悪いと言って、投資用に買ったワンルーム・マンションに出かけるし、娘も相手にはなかなかなってはくれない。お母さんは「夫源病」だと言われた。一緒にいると胸がドキドキするし、落ち着かないらしい。心療内科の先生に、できるだけ離れているように言われたとか。それでマンションに行くことが多いのか。自分の来し方は何か間違っていたのだろうか?そんななか、息子夫婦から、孫達のお迎えをしてほしいと頼まれた。それを契機に常雄の生活もだんだんと変わってきた。家事も育児も妻に丸投げであった過去を反省しつつある。
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公民館図書室で、手に取りました。 一気に読みました‼ 週末だけでも、平日とのギャップで大変なのに・・。 定年後、ずっとうちに「上司気分」のおじさんがいる。。 つらい。つらすぎる。。 この本みたいに、ハッピーエンドな老後を過ごしたいです。
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定年オヤジ改造計画 その名の通り 定年を迎えた父親が 奥さん 娘 義理の娘などなどに 愛想つかされた要因が 身をつまされるように書かれていた。 また 父親の妻に対する 自己中な考えが 物の見事に書かれて 耳が痛くなった 自己嫌悪に陥りそうになりながらも 完読 終盤では少し改造され...
定年オヤジ改造計画 その名の通り 定年を迎えた父親が 奥さん 娘 義理の娘などなどに 愛想つかされた要因が 身をつまされるように書かれていた。 また 父親の妻に対する 自己中な考えが 物の見事に書かれて 耳が痛くなった 自己嫌悪に陥りそうになりながらも 完読 終盤では少し改造された 父親の姿も書かれて 男性の考え方の変化が 即日実施される必要性を痛感した。
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