定年オヤジ改造計画 の商品レビュー
もう、最高!最高!めっちゃ面白かった。 読みながら なんて女性ってこんなに虐げられてるの? って目が覚めた感じ。 男女関係なくみんなに読んでほしい。 まだまだ私の子育てや家事への感覚は古い!! 自分で自分の首を絞めてるよな~。 私も自由に生きたい。
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自分の思い込みが周りとずれてると上手く行かない。 よく相手の話をよく聞く、理解しようとする。受け入れてみる。 結婚すると言うことは、身近になるからこそ、よく話しをして、思いやりが大切ということを感じた。 自分を客観視することって難しいのかも。
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俗にいう「定年小説」。なんだか、最後まで救われない気持ちでした。(リアルすぎてか、理想論過ぎてか) この状態だと、女性は子供を産めない。男性は子供を育てられない。夫婦で共倒れも在りうるかもって、感じるのは私だけでしょうか。一人ひとりが、受験、進学、就活、婚活、妊活、保活、、、とてもキリがない。そのうえ、「聡明な女性は産休も育休もとらなかったよ」と言われては、立つ瀬が誰にもない。男性にしても、子育てをすれば、「は突発的な残業や出張を断って、子供の風邪で早退や休みが多くなって、結局居づらくなって会社を辞めていったよ」となりうる。 この社会を変えるしか、救いがないと、感じる。 印象的なフレーズは: ★父さんはね、古いんじゃなくて間違ってるんだよ。神話の中に生きてるんだってば。 ★婚活の後はすぐに妊活、妊娠したら保活。そりゃもう大変らしいよ。息つく暇もないんだよ。いつまでたっても将来が心配なわけよ。…。羨ましいなんて全然思わない。 ★子供を産まない女は半人前だと言っているのも同じじゃないの ★あなたには専属の家政婦がいるけど、私にはいないんですもの ★言わなかった母さんが悪いってこと?いつも母さんが悪者だね ★だから聡明な女性は産休も育休もとらなかったよ ★イザというときなんて今まで一度もなかった。…。「イザ」は免罪符だったのか。 ★退職後に手にした膨大な自由時間を、いったいどうやって使ったらいいのかわからないんだよ。『いちばん自由な今が最もしんどい』 ★家にいられないんだ。俺が毎日家にいることに、カミサンが耐えられないって言うんだよ。 ★俺たちの同期の中で奥さんが働いていた家庭は、…、小学校の先生と薬剤師と看護婦だった ★同期に子供を引き取ったのがいたけど、…、アイツは突発的な残業や出張を断って、子供の風邪で早退や休みが多くなって、結局居づらくなって会社を辞めていったよ ★子育てを辛く思うことがありますか:9割。子供が可愛く思えないことがありますか:8割。 ★赤ん坊の泣き声は何ヘルツなのだろう。ちょうど大人の新家を逆撫でする周波数だとしか思えない ★子供は物言わぬ人質みたいなものですから ★いったん仕事を辞めた女が調査みたいなインテリ仕事に就けるわけないだろ ★そもそも母ちゃんは子供が大嫌いだったでねえの。…、たまげたのは、親父の遺品を根こそぎ捨てたことだよ ★年寄りと赤ん坊の世話を女にさせてりゃ、福祉に回す金を削れるからさ ★そんな端金を稼ぐくれえなら家のことちゃんとすろって叱られた ★話の途中で女が急に黙ったとしたら、それは納得したからじゃなくて諦めたんだって ★「嫁」にも個性があり、自分と同様に社会で働き承認されたい一人の社会人なのだと ★女ハ会社ヲ辞メタラダメネ。日本ノ大企業は、二度ト雇ッテクレナイ
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・結婚して子供を産んで一人前だ ・女性は家事や育児に専念すべき ・母性があるのだから何でもできるだろう ・子供を保育園に預けてまで働きに出なくても… 現代を生きる女性なら何度も耳にした、忌々しい言葉の数々。 それを何の疑いもなく思ったまま口に出して家族に白い眼を向けられるのは、...
・結婚して子供を産んで一人前だ ・女性は家事や育児に専念すべき ・母性があるのだから何でもできるだろう ・子供を保育園に預けてまで働きに出なくても… 現代を生きる女性なら何度も耳にした、忌々しい言葉の数々。 それを何の疑いもなく思ったまま口に出して家族に白い眼を向けられるのは、先日定年退職をした常雄。大卒から身を粉にして働き、退職後は妻の十志子と旅行に出かけたり仲睦まじく過ごせるはずが…「夫源病なんです」と避けられる始末。 定年退職組の先輩陣は冴えない日々を送っている様子。自分もこうなるのかと先行き不透明な中、息子夫婦から「嫁が働きに出るので保育園のお迎えと1時間の子守」を頼まれる。「3歳&1歳の孫の世話なんてできるわけがない、十志子頼む」とみっともなく足掻いてみるも、「私は病気なんで無理です。あなたが」と断固拒否される。 しぶしぶ孫の世話を引き受けることになるのだが…。 やっぱり柿谷作品はテンポがよく面白くてどんどん読み進めた。 常雄おめぇは~!!( `―´)ノとイライラしながら、でも娘の百合絵も嫁の麻衣も言いたいことは言ってるから時々スッとする。 物語の2/3が過ぎたあたりでやっと「状況を見て今やるべき家事をする」という行動ができた常雄にうっすら感動した(笑)そして自分の考え方を少しずつでも改め、俺の二の舞にはさせないと親の自覚のない息子を叩き直そうとする。いい終わり方だった。面白かった!! これはぜひ連ドラ化してほしい。そして定年退職するジジイ達にこの本を教科書として読ませるべきだ。 前半の常雄のような男性が少しでも減りますように。現代は男も女も働いて協力して共闘して生きていかねばならないのだから。 自分の存在価値を認められ、大事にされ、そして必要とされないと…年代も性別も関係なく生きていくのはしんどそうだ。
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独身の娘と、結婚して二人の孫がいる息子、夫源病にかかった妻がいる、定年退職したばかりの男性が主人公の話。 イクメンとかいう言葉も流行ってきているので、昔ほどじゃないけど、男は仕事、女は家庭みたいな古い価値観を持っていると、どうなるかということを、これでもか、これでもか、これでもか...
独身の娘と、結婚して二人の孫がいる息子、夫源病にかかった妻がいる、定年退職したばかりの男性が主人公の話。 イクメンとかいう言葉も流行ってきているので、昔ほどじゃないけど、男は仕事、女は家庭みたいな古い価値観を持っていると、どうなるかということを、これでもか、これでもか、これでもか、と嫌になるほど思い知らされる物語。 女性が読んだら溜飲を下げるのか、怒りを増長させるのか、それとも、そんな都合の良い話は無いと呆れ果てるのか。 結婚する前に読むと、結婚したくなくなるだろうから、結婚して子供が生まれる前の男性に読んでもらいたい一冊。 自分は既にいいオッサンですが、たぶん手遅れです。もがいてはいるけど。
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10カ月の娘を持つ新米パパである私が、実家に帰った際に母親からの勧めで本書を読んだ。 実体験と繋がりとてもおもしろく、自分自身も積極的に家事子育てをする後押しになる本でした。 本書の中で1週間嫁さんが家を空けて旅行にいき、普段何もやらない旦那さんに家事育児を対応させるシーンがあるが、我が家でも私が1日の子守でヘトヘトになり嫁さんへの日頃の感謝の気持ちが湧いてくることと繋がりおもしろかった。 男のイザっていう時の対応も限りなく少ないことも納得した。 今後の日本をよくしたい男性は是非読んで欲しい
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子育てって大変 自分も定年オヤジになってしまうのかと思いながら、そーはならないと思いながら、じつは既になっているのかも
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世の中の男性は皆読むべき本。 わかっている人が読んでも、女性の視点から新たな発見があるだろうし、 わかってない人が読んだら、その分からない度合いによって、怒りと戸惑いと、そして恥ずかしさを学ぶだろう。 自分はまさに後者だった。 家事を「手伝っている」夫だった。 子供3人も育てて...
世の中の男性は皆読むべき本。 わかっている人が読んでも、女性の視点から新たな発見があるだろうし、 わかってない人が読んだら、その分からない度合いによって、怒りと戸惑いと、そして恥ずかしさを学ぶだろう。 自分はまさに後者だった。 家事を「手伝っている」夫だった。 子供3人も育てている父親なのに、情けない。 以下、反省内容。 激しく自分が間違っていたと自覚。 仕事と家庭を分けて、家事の話は「お手伝い」だった。 違う 定年後は今の休日が続くと思っていた 違う 妻は自分に協力してくれる存在だと思っていた 違う もちろん家政婦だなんて思ってやいないが、ご飯は作ってくれるものだと思っていたと気づいた。はっきりと考えてなかったが、老後の自分を想像するとそうだ。 まだある 母親でないとうまくできない、という考えがそもそも間違っている。 やるかやらないかだけで、そもそもスタートは同じなのだ。 そしてやらない夫には、妻は最初は怒り、そして最後には諦めるのだ。 読めば読むほど自分が情けなくなってくる。 とりあえず今日はいつもの食器洗いと洗濯干しだけでなく、部屋の片付けとゴミをまとめた。 「誰かの仕事」ではないのだ。
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図書館で借りて。いつもの如く割と都合よくハッピーエンド。まあまあ楽しんで読めた。 私が麻衣さんならこんな何もできなさそうな舅に子供2人の面倒頼むの怖くて絶対嫌だけど!まあ、それ以外選択肢が無くて藁にも縋るという設定なんでしょうね。
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ぐいぐい読めて、「男共よ、ざまあみろ」的な黒い気持ちがモヤモヤ湧いて出てくるのを押さえもせず、読み切った。 あれ?ちょっとイイ話にしちゃってると、気持ち的に落胆。トコトン地獄を見せてやっても良かったのに~と思いつつも善良な一市民であるワタクシは拍手をおくるのでありました。 母性を...
ぐいぐい読めて、「男共よ、ざまあみろ」的な黒い気持ちがモヤモヤ湧いて出てくるのを押さえもせず、読み切った。 あれ?ちょっとイイ話にしちゃってると、気持ち的に落胆。トコトン地獄を見せてやっても良かったのに~と思いつつも善良な一市民であるワタクシは拍手をおくるのでありました。 母性を神話と言い切って下さってありがとう。だけど、子どもを巣立たせてしまった母としては「あの頃に戻ってもう一度子育てしたいなぁ」とほんのちょっと思うのです。
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