定年オヤジ改造計画 の商品レビュー
自分と同世代と言う設定ながら、こんな考え方の男がいるのだろうか!少なくとも多くはない。 作者は女性だし作家としておもしろ可笑しく表現しなくてはならなくて、我々よりも相当古い考え方を引っ張り出してきたのでは。 我々の世代は亭主だけの稼ぎで何とか生活出来たが、今の現役世代は夫婦で稼が...
自分と同世代と言う設定ながら、こんな考え方の男がいるのだろうか!少なくとも多くはない。 作者は女性だし作家としておもしろ可笑しく表現しなくてはならなくて、我々よりも相当古い考え方を引っ張り出してきたのでは。 我々の世代は亭主だけの稼ぎで何とか生活出来たが、今の現役世代は夫婦で稼がないと生活出来ない事は、余程のバカでない限り理解している。ましてや嫁さんを養ってやっているなんて言うバカはいないのでは…。
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定年した男性はぬれ落ち葉のように 奥様にくっついて 奥様がちょっと困るという 話しを耳にしますので どう改造されるのか 読んでみようと思いました。 ので てっきり 奥様目線の話しかと思ったら 改造される側の 男性目線の話でした。 だから プランはたてたものの 上手くいかないと...
定年した男性はぬれ落ち葉のように 奥様にくっついて 奥様がちょっと困るという 話しを耳にしますので どう改造されるのか 読んでみようと思いました。 ので てっきり 奥様目線の話しかと思ったら 改造される側の 男性目線の話でした。 だから プランはたてたものの 上手くいかないとか? と 思いながら読みましたが 順調に 改造していきました。 タイトルにプランと入れてあるのが ちょっと違和感を感じましたが お話の内容は 面白かったですね。 実際にこういう風にいけば 世の奥様方は幸せですよね。 結婚したら男性に読んでもらいたい本ですね。
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常々、老後にお金と時間をボンとよこしてくる現代のシステムが嫌だなぁと思っていたのですが、この主人公の様子を見ていると、その考えは確かに当たっているのかな…と思いました。 色んな年齢の人の輪にいたことを懐かしく思い出したり、退職後に何年も経つとサラリーマン臭が消える感じがしてしまっ...
常々、老後にお金と時間をボンとよこしてくる現代のシステムが嫌だなぁと思っていたのですが、この主人公の様子を見ていると、その考えは確かに当たっているのかな…と思いました。 色んな年齢の人の輪にいたことを懐かしく思い出したり、退職後に何年も経つとサラリーマン臭が消える感じがしてしまったり。 主人公が帰省した時の、兄姉との話もなかなか興味深い。 母性のかたまりだと思っていた母が意外と自分勝手だったとか、末っ子の自分に優しくなったのは、経済的に余裕が出てきたからだと聞かされるあたり(笑)。 日本と同じく敗戦を経験したドイツについても話題になるという、ハイレベルな兄弟トーク。 復興のためにドイツ人も日本人もがむしゃらに働きますが、ドイツは戦後10年くらいで、仕事ばかりの生活は人間として間違えていると生活を変えていったと。 孫が通う保育園の園長の方針にイライラするあたりも、あるあるネタ満載で面白かった! 主人公は基本的に向上心があり、経済的に余裕もあるから、状況も改善されてハッピーエンドに終わります。もし、そうではない夫なら、ずっとある意味、労働搾取されつづける妻も現実にいるんだろうな。
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女性ですが、結婚もしていない子どもも産んでいない私ですら、知らない事が多々ありました…お恥ずかしながら。 妻と母親の二面性を背負わされている『女性』を、周囲が理解しようとする事がまずは大事ですね。 お仕事では出世やお給与など、成果があるかもしれませんが、家事にいたっては人から感謝されない限り、何も残らないんですよね。 共働きや少子化が進んでいる今、想像以上に日本の現状は息苦しいと思います。 何はともあれ、家事をこなし、孫と遊んでいるジイジの姿に泣きそうになりました。
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面白かった! 夫にも読ませたい… 『話の途中で女が急に黙ったとしたら、それは納得したからじゃなくて諦めたんだってさ』 ほんと、その通り。 時間と気力の無駄遣いだと思うようになりました。
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私は1人親だったので父というものがどういうものか分かりませんが、こんな風だと嫌だなと感じました。1人1人を尊重できるよう意識が変化していくのを願います。
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男尊女卑には長い歴史があって、今ようやく多様性とかジェンダーレスとかが叫ばれるようになってきた。それでも世の中は男性社会だと感じる機会が多い。 確かに体力的なこととか身体の作りからやむを得ないこともあるけど子育ては両親でするべき。具合が悪くなったときに連絡が入るのはやっぱりママの...
男尊女卑には長い歴史があって、今ようやく多様性とかジェンダーレスとかが叫ばれるようになってきた。それでも世の中は男性社会だと感じる機会が多い。 確かに体力的なこととか身体の作りからやむを得ないこともあるけど子育ては両親でするべき。具合が悪くなったときに連絡が入るのはやっぱりママの方。なんで?もっと平等な世界にしていかないと少子化が止まらない。 定年してから家事をするのは難しい。若いうちから教育しようと心に誓った(笑)
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まるで我が家。夫に口では言えないし、たぶんわからないと思うので、面白いから読んでみたらと薦めましたが、タイトルを見て、思いっきり無視!自分は違うとでもいいたいのか? 家事子育てがしんどくても、いざという時には邪魔ばかり、そんなんだったら関わるな!と思ったよ。 娘からはわかってるみたいだけど、めんどくさいからしないんだよ、あの人との評価。言ってくれたらやるって、、、なんなのあの態度。妻はいわれなくてもしますけど、できないと思っても無理してしますけど。1、2回したくらいで、いつもしてるように錯覚に陥ってる、滑稽だと思ってしまう。 と本を読みながら、我が家の今までの歴史を振り返ってしまった。
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うわぁ なんだか我が家の未来を見ているようで… もろに昭和の九州男児な旦那が定年退職したら、、、! 家事を全くやらないことはないけど、やってあげた、してやった感はばんばん出ちゃうだろうなぁー 夫原病、なりそう(^◇^;) 自分もついつい少々のことは耐えたほうが楽だと思って生きてる...
うわぁ なんだか我が家の未来を見ているようで… もろに昭和の九州男児な旦那が定年退職したら、、、! 家事を全くやらないことはないけど、やってあげた、してやった感はばんばん出ちゃうだろうなぁー 夫原病、なりそう(^◇^;) 自分もついつい少々のことは耐えたほうが楽だと思って生きてるけど、意識改革しないとやばいかも。 この本では娘や嫁の存在で夫がだいぶ改心?してくれたからよかったなぁ。 こんなにうまくいけばよいなぁ。
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まあね、現実にはこんなうまい結末にはならないよね、と毎度感じじつつ、でもほっとする柿谷美雨さんのハッピーエンド。 定年を迎え、いろいろと充実したリタイア生活を期待していたのに、誰からも疎まれる現実にショックを受ける主人公。 戸惑いつつ怒りつつ、孫の送迎をすることになってから、学ぶ...
まあね、現実にはこんなうまい結末にはならないよね、と毎度感じじつつ、でもほっとする柿谷美雨さんのハッピーエンド。 定年を迎え、いろいろと充実したリタイア生活を期待していたのに、誰からも疎まれる現実にショックを受ける主人公。 戸惑いつつ怒りつつ、孫の送迎をすることになってから、学ぶ。自分の正しさが「古くて、間違ってて、ズレて」いることに。 とても身近で、よくある話で、面白く描く柿谷さんの才能に今回も楽しませてもらえた。 結局自分は何を望み、何を選び、何を選ばないのか。どんな風にも生きられるけど、その責任を負わないと。と厳しさの中に希望を見いだせた小説だった。読めて楽しかった。
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