宇宙に命はあるのか の商品レビュー
長い間、積読状態だったこの本をようやく読み切ることができました。 ロケットを初めて作る話から始まり、月面着陸のプロジェクト、そして宇宙に生命を探す旅…。 こういうテーマの場合、難しいことを難しく描写されていることが多いのですが、 著者はちゃんと素人でも理解できるようにかみ砕いて...
長い間、積読状態だったこの本をようやく読み切ることができました。 ロケットを初めて作る話から始まり、月面着陸のプロジェクト、そして宇宙に生命を探す旅…。 こういうテーマの場合、難しいことを難しく描写されていることが多いのですが、 著者はちゃんと素人でも理解できるようにかみ砕いて書いてくれています。 そして、文才もある! 著者の文章が詩的で、思わずのめり込むようなストーリーがあって、夢と希望のある物語になっています。 著者の宇宙に対する深い知見と底知れない好奇心が爆発したとっても素敵な本でした。
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ここまでワクワクして読めた新書は少ない。 現代の宇宙研究が到達している世界。 これまでの軌跡、その先の展望について 見事に読者を取り込みながら語られている。
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ジュール・ベルヌの人が想像できることは、すべて実現できる。 想像してみよう。世界は広い。未知の世界がある。
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宇宙に対する考察ではなくて、宇宙を夢見た人々を数珠つなぎにした人間ドラマです。 宇宙の事を考えるなんてことが無くて、主に下を向いて歩いているような人間ではありますが、こういう本を読むと急に夜空を見上げたくなったりします。現金なものであります。 夜空を見上げて想像を膨らませてきた...
宇宙に対する考察ではなくて、宇宙を夢見た人々を数珠つなぎにした人間ドラマです。 宇宙の事を考えるなんてことが無くて、主に下を向いて歩いているような人間ではありますが、こういう本を読むと急に夜空を見上げたくなったりします。現金なものであります。 夜空を見上げて想像を膨らませてきた先人たちから、意思と知識を受け取りさらに未来へ渡す。薄皮を剥がすように一歩づつ進んできた宇宙の研究は、みんな大好き「はやぶさ」のロマンへつながり、これからの若者達がさらに宇宙の謎を究明していく事でしょう。 ロケット開発に至るまでの紆余曲折は、変人とも言うべき頑固者たちがひたすら我が道を行ったからこそ。宇宙開発なんて人々の頭の片隅に無かった頃から、宇宙開発盛んな現代、そしてこれから訪れるであろう宇宙移民時代まで、ロマンあふれる文章で描かれています。 そして宇宙に生命はいるのか?筆者は、きっと生命は存在するし、広大な宇宙には知的生命体もいるというご意見でした。地球がものすごい確率の上に成り立っている星という事は分かっていますが、僕もまたどこかに生命が誕生して、文明が有り、その生き物なりの喜怒哀楽が存在すると思っています。 所で、宇宙は広いから何やってもいいぐらいに思っていましたが、地球からの物質を持ち込んで宇宙を汚染しないなんて条約が出来ているなんて思いもしませんでした。 宇宙の無限の広がりを感じられる本でもあり、人の想像はそれをさらに超える無限の想像力があるんだなと思わせてくれる本です。 悲しいのはどんな開発も戦争とつながってしまうということ。船も飛行機もロケットも。そして宇宙開発も全て醜い争いにつながってしまう愚かしさがとにかく悲しいです。
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子供の影響で宇宙関連の本をよく読むが、この本は最近読んだ中でピカイチの内容でした。 宇宙に関することを見事な文体で記されており内容に引き込まれてしまいました。宇宙に取り憑かれてしまう何かが『イマジネーション』という言葉が印象的でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中盤からやや問題提起が強くなってきますが、前半と後半の面白さはイマジネーションをくすぐられます。とても夢があるし、また、夢じゃないのかもしれません。技術者×イマジネーション、そこに権力(予算)が加わると大きく進歩するんですね。私は技術者ではないですが、この本を読んで、技術者と呼ばれる方々を尊敬しました。小説・ノンフィクションの他にこーゆー面白さがあるのか。。 自分の知らないところに連れて行ってくれる、このサイトと皆さんの本棚に感謝です。
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火星のエベレストの2.5倍もある太陽系最高峰のオリンポス山,グランドキャニオンをはるかに凌ぐ峡谷,木星の衛星イオで活動中の150以上の活火山,土星の衛星タイタンのメタンの雨,メタンの湖…。 40億年前は,火星も地球も似た環境であったのに,(今のところ)地球のみに生命が存在する奇跡...
火星のエベレストの2.5倍もある太陽系最高峰のオリンポス山,グランドキャニオンをはるかに凌ぐ峡谷,木星の衛星イオで活動中の150以上の活火山,土星の衛星タイタンのメタンの雨,メタンの湖…。 40億年前は,火星も地球も似た環境であったのに,(今のところ)地球のみに生命が存在する奇跡…。 とてもイマジネーションがかきたてられる,素晴らしい本でした。 この宇宙の中で我々は孤独なのか,それともそうではないのか,今後の宇宙科学の知見に思いをはせつつ,人類は,奇跡の惑星である地球の環境を守ることを真剣に考えなければならない時期にきているのではないかと考えました。 是非,一読をおすすめしたい本です。
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本を読んでこんなにワクワクしたのはいつ以来だろう。こんなにドキドキしたのはいつ以来だろう。「何か」が静かに確実に私の中にもいる。 超おすすめ。 ★★★★☆
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ジュールベルヌのイマジネーション。知ってはいたが、ここまで意識したことはなかった。人が想像できることは全て実現できる。ただ、自分で勝手に現実を押し付け無理だと限界を決めてしまっているのだろうなぁ。テレビ、スマホ、インターネットから多くの情報を得られているが、著者の言う通り、その分...
ジュールベルヌのイマジネーション。知ってはいたが、ここまで意識したことはなかった。人が想像できることは全て実現できる。ただ、自分で勝手に現実を押し付け無理だと限界を決めてしまっているのだろうなぁ。テレビ、スマホ、インターネットから多くの情報を得られているが、著者の言う通り、その分、自分で考え想像することが少なくなっているのかもしれない。否定的な想像からくる不安はいくらでも持ってしまうのに、前向きなイマジネーションが持てないでいる。無垢な子供のように、純粋な気持ちで自分に向き合い、行動していきたい。そうできるように想像力を働かせたい。
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人文・自然科学部門ブクログ大賞受賞 人気コミック『宇宙兄弟』監修協力を務め、NASAに勤める著者による渾身の一作!
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