三人屋 の商品レビュー
仲良し姉妹のほのぼのストーリーかと思いきや、全然違った。 ご飯の描写が美味しそうだし、読みやすくてさくさく読めたけど、登場人物にあまり共感できず… 朝日のトースト食べてみたいな。
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姉妹が個性的なため、想像しやすく読みやすい。 商店街というスモールワールド感が私は体験したことないからこそ、面白かったが感情移入しにくいな〜と感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトル通り、三人姉妹が朝、昼、夜の時間帯で別々の品を出すお店の話。 朝は三女の朝日、昼は次女のまひる、夜は長女の夜月という様に時間と名前が一致してるのも素敵! 読み始める前の想像では、仲良しの姉妹たちが協力して営んでいるお店で食べ物の暖かい力でお客さんの悩みを解決していくようなグルメ小説かと思っていましたが 姉妹たちは不仲だし、どちらかと言うと店のお客さんの物語を織り交ぜて話が進んでいくのも予想外で面白かったです。 最初の印象では若くて美しく元気な女子大生!という感じの朝日ちゃんも、話が進むにつれて家族にしか見せないドライな面が出てきたりするのがリアルでした。 酉一さんが靖子さんと無言で鍋をつついて理解し合うシーンがとっても好きです。肉屋同士でしか伝わらない世界・・・ 続きも読みます!
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241119*読了 原田ひ香さんと、料理のかけ合わせはいつもわたしを空腹にさせる。 朝日ちゃんのバターをたっぷり塗ったトーストも食べたいし、まひるさん(自分より年下ではあるが、さんをつけたい)の讃岐うどんもいい。 夜月さんの土鍋で炊き立てのごはんだって。 近所に三人屋があったら...
241119*読了 原田ひ香さんと、料理のかけ合わせはいつもわたしを空腹にさせる。 朝日ちゃんのバターをたっぷり塗ったトーストも食べたいし、まひるさん(自分より年下ではあるが、さんをつけたい)の讃岐うどんもいい。 夜月さんの土鍋で炊き立てのごはんだって。 近所に三人屋があったら、まずはモーニングから訪れるかな。 夜月さんと自分が同い年と思うと、なんとも複雑な思いがしてしまうのだけども。 三姉妹それぞれの個性があって、関係性があって、仲がよくないんだけど、どんな姉妹よりも強固に結ばれているんじゃないかと感じる。 商店街にお店をかまえる常連さんたちも味があっていい。 とある町の、どこにでもいそうな人たちがいきいきと生活していて、時に悩んだり怒ったりしながら、日々を営んでいる。 その描写がしみじみいいなと思う。
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読み終わってまず思ったことは、「三人屋が近くにあれば毎日通う」 朝のトーストも、昼のうどんも、夜の呑みからの〆も魅惑的。 食事のおいしさの描写はキラキラしてて、すごく魅力的なのに、他の描写は寂れたグレーのイメージが強くて、読み進めてもその色はずっと拭えなかった。 人間の弱さや...
読み終わってまず思ったことは、「三人屋が近くにあれば毎日通う」 朝のトーストも、昼のうどんも、夜の呑みからの〆も魅惑的。 食事のおいしさの描写はキラキラしてて、すごく魅力的なのに、他の描写は寂れたグレーのイメージが強くて、読み進めてもその色はずっと拭えなかった。 人間の弱さや怒りなどが具現化したような三人姉妹の気持ちが分かるわーとなったり、三人姉妹の行動に人間の強さを感じたり。 最後だけ、ちょっと感じてたグレーが晴れる気がして、結局三人姉妹に元気付けられた気がするな。
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短い商店街の中ほどにある喫茶店の娘なら あることないことウワサに想像をトッピングして 育っていくことは容易に想像できる。 街を出るとき、薄紙を剥がしていくように 「〜の娘」が取れていくのに、親の残した その場所から離れれれないのが、私には不思議。 行き場のない年寄りや責任持たな...
短い商店街の中ほどにある喫茶店の娘なら あることないことウワサに想像をトッピングして 育っていくことは容易に想像できる。 街を出るとき、薄紙を剥がしていくように 「〜の娘」が取れていくのに、親の残した その場所から離れれれないのが、私には不思議。 行き場のない年寄りや責任持たない男の 溜まり場で、3姉妹の生活が支えられているのは 優しい地元愛というわけではなさそう。
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美人な三姉妹。でも仲は悪い。それでもやっぱり原田ひ香さんの作品なので、ほっこり安心して読み進められました。最終話だけ、そんな綺麗事だけでは済ませてくれませんでしたが。。 私にも姉と妹がいるので、自分ならどう思うか、どうするか重ねながら読めて、楽しかったです。
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3人姉妹とその周りの人々の立場で一章ずつ描かれており、それぞれの想いが、相手には伝わっていないことが読者だけにわかる。 歯痒く、切ないが、相手の思いなんて、わからないものだよなと思ったり。 しかし横軸には、美味しい料理が出てきて、キャベツの糠漬けやご飯の美味しさの秘密が、意外に簡...
3人姉妹とその周りの人々の立場で一章ずつ描かれており、それぞれの想いが、相手には伝わっていないことが読者だけにわかる。 歯痒く、切ないが、相手の思いなんて、わからないものだよなと思ったり。 しかし横軸には、美味しい料理が出てきて、キャベツの糠漬けやご飯の美味しさの秘密が、意外に簡単で、これまた人って騙されやすいものなんだなと思ったり。
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美味しい物を食べて身体も心も癒される系の内容かと思っていたけど、全く違った。商店街の閉鎖的でプライバシー全く無い感じとかシャッター街の少し煤けたような人の少し薄暗い部分を見るような内容。みんなそれぞれ頑張ってるのに報われない虚しさも。最後少しだけ光が見えたような。
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表紙の絵といい最初の展開といい、オッサンやらなんやらがいい感じに癒されたりする話かと思いきや。 いやかなりのドロドロっぷりで。いや大人は子どもに泥だらけになって何やってんのとか言うわけですけど、大人も泥んこ遊びは大好き、っていうか嫌よ嫌よも好きのうちっていうか、もうどうしようもな...
表紙の絵といい最初の展開といい、オッサンやらなんやらがいい感じに癒されたりする話かと思いきや。 いやかなりのドロドロっぷりで。いや大人は子どもに泥だらけになって何やってんのとか言うわけですけど、大人も泥んこ遊びは大好き、っていうか嫌よ嫌よも好きのうちっていうか、もうどうしようもないな感が堪らんですよ。 全体的にイケメン及び美女が揃っている設定なので、不幸になっていく実感がないのが問題。ここは温水洋一とか大久保佳代子あたりを思い浮かべながら読むとより親近感が湧くのではないか。
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