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哲学的な何か、あと数学とか の商品レビュー

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31件のお客様レビュー

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2024/12/08

算数ももちろん数学も嫌いだった。だけど、小川洋子さんの博士の愛した数式を読んで、素数の美しさをなんとなく感じることができた。それ以来、嫌いだけど気になる存在に昇格。そして、この飲茶さんの本。 まえがきに書いてあった通り、数学って熱い学問なんだ、と納得。数学者がこれほどまでに夢中に...

算数ももちろん数学も嫌いだった。だけど、小川洋子さんの博士の愛した数式を読んで、素数の美しさをなんとなく感じることができた。それ以来、嫌いだけど気になる存在に昇格。そして、この飲茶さんの本。 まえがきに書いてあった通り、数学って熱い学問なんだ、と納得。数学者がこれほどまでに夢中になる数学って、私の理解はおいといて、面白い学問なんだと知ることができた。さらに、夢中になれるものがあるって時に恐ろしいけど、素晴らしいということも分かった。 ここに出てきた数学者。フェルマー、オイラーくらいは名前だけは知っていたけれど、女性の数学者がいたことに驚いたし、それぞれ人生を賭けてフェルマーの最終定理にのめり込んでいるのが分かり、壮大な物語だった。なんだかとても感動したなぁ。

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2024/08/07

題名にある哲学はほぼ関係ない。 フェルマーの大定理についての人間物語。 コラムでガロアに行き着く方程式論。 参考文献に挙げられていた本を読んだ方が得られるものが多いのでは。

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2024/07/01

「ら3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない」というフェルマーの最終定理に挑んだ数学者たちの物語。 数学に取り憑かれた人たち、大変やな、、、

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2024/03/25

普段の私なら出会わなかったであろう数学にまつわるエピソードと世界を知れた。そして、一生を捧げられる何かに出会える幸せも教えてくれた。羨ましく、真似したい。

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2024/01/19

フェルマーの最終定理に挑んだ数学者たちのお話。 数学理論の背景には情熱の物語がある。 アマチュア数学者フェルマー 盲目の数学者オイラー 女性数学者ソフィー ラメ、コーシー クンマー ヴォルフスケール賞 数学王ガウス ボヤイ親子 ヒルベルト・プログラム ゲーデルの不完全性定理 谷...

フェルマーの最終定理に挑んだ数学者たちのお話。 数学理論の背景には情熱の物語がある。 アマチュア数学者フェルマー 盲目の数学者オイラー 女性数学者ソフィー ラメ、コーシー クンマー ヴォルフスケール賞 数学王ガウス ボヤイ親子 ヒルベルト・プログラム ゲーデルの不完全性定理 谷山=志村予想 数学集団ブルバキ ラングランズ・プログラム フライの楕円曲線 アンドリュー・ワイルズ 3次方程式の解の公式:タルタリア、カルダノ 4次方程式の解の公式:フェラーリ 5次以上の方程式(解の公式ない):アーベル、ガロア

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2023/12/31

フェルマーの最終定理の何となく内容と誰かが証明したという話は知ってたけど、こういうことだったのか。 それがワイルズだむたこと、そこに谷山=志村予想というものが影響していること、発表後の審査で一度欠陥が見つかり、苦悩の末の顛末、そこから本当にあった話なの?と思うくらいのどんでん返し...

フェルマーの最終定理の何となく内容と誰かが証明したという話は知ってたけど、こういうことだったのか。 それがワイルズだむたこと、そこに谷山=志村予想というものが影響していること、発表後の審査で一度欠陥が見つかり、苦悩の末の顛末、そこから本当にあった話なの?と思うくらいのどんでん返し。 天才たちが挑む悪魔、また役に立つかどうかではなく、美しさを追究したものが数学であるということ。 324冊目読了。

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2023/10/05

一年くらい前に「哲学的な何かあと科学とか」を読んで、次は数学だな、と思っていた。 科学の方はかみくだいた表現のわりにけっこう難しくて、数学はもっと難易度あがるかも…と思って覚悟して読んだ。 私にとって聞いたことはあるけどよく知らない、フェルマーの最終定理。 この数学史上、もっと...

一年くらい前に「哲学的な何かあと科学とか」を読んで、次は数学だな、と思っていた。 科学の方はかみくだいた表現のわりにけっこう難しくて、数学はもっと難易度あがるかも…と思って覚悟して読んだ。 私にとって聞いたことはあるけどよく知らない、フェルマーの最終定理。 この数学史上、もっとも難解な問題に挑む数学者たちの歴史をなぞりつつ、役に立つこととは、ひいては生きることとは…を問うていく内容。 いやぁ…飲茶さんの書き方のせいもあるとは思うけど、めちゃくちゃエモーショナルでドラマチック。 フェルマーの最終定理がなんなのか、そんなの全然わからなくてもとても面白く読める。 一見無機質とも思える数学を軸にして、そうは言ってもそれを取り巻く血が通った人間のドラマを数百年単位で追っていくうちに、その背後に世界の理を通す美しい繋がりを漠然と感じて、「神様って本当にいるのかもしれない…」と思ってしまった。 御多分に洩れず、私も「この公式がこれからの人生で一体何の役にたつんだよ!」と忌々しくツッコミをいれていた学生だったのだが、半世紀近く生きていると、人生の中でいつ何が役に立つようになるのかは、出会ったその時にはわからないということがだんだんわかってきた。 そして全てはうっすら繋がっていて、 その繋がりが垣間見えるのはとても気持ち良くて美しいのだということも。 こういうのを突き詰めていくのが哲学であり、その過程でもしかしたら何かへの信仰が芽生えるのかもしれないな。 いやぁ、面白かった。

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2023/05/09

科学の方を先に読みましたが、こっちのが面白かったなぁー ちなみにほぼ全てがフェルマーの最終定理が証明されるまで、の歴史を噛み砕いて解説した本になります。 その定理についても知りませんでしたし、数学の専門的な知識はありませんが、過去の数学者たちの人生を賭けた努力にちょっと胸が熱く...

科学の方を先に読みましたが、こっちのが面白かったなぁー ちなみにほぼ全てがフェルマーの最終定理が証明されるまで、の歴史を噛み砕いて解説した本になります。 その定理についても知りませんでしたし、数学の専門的な知識はありませんが、過去の数学者たちの人生を賭けた努力にちょっと胸が熱くなりました。 しかし、フェルマーの証明方法がワイルズと全く同じだったとすると、フェルマーの死後登場する谷山志村予想やなんちゃら理論も全て何百年前にフェルマーは思い付いてた事になりますよね? この人マジで何者?という神秘的な感覚も覚えました。

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2023/05/04

フェルマーの最終定理を軸に、未解決問題に取り組む数学者たちの歴史をドラマチックに描いた名著です。 知的な活動に取り組む意欲が湧いてきます。

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2023/05/01

人によって人生において何を重要とみなすかに正解は無い この本では数学の美しさに生きる意味を見出した人たちの記録を垣間見ることが出来る 現代に生きる我々は学校教育の中で過去の英知の結晶を何も意識せずに学んでいる者が大半と思われるが過程においてどれほどの蓄積があったのだろうか という...

人によって人生において何を重要とみなすかに正解は無い この本では数学の美しさに生きる意味を見出した人たちの記録を垣間見ることが出来る 現代に生きる我々は学校教育の中で過去の英知の結晶を何も意識せずに学んでいる者が大半と思われるが過程においてどれほどの蓄積があったのだろうか ということについて考えさせられる本だった

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