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哲学的な何か、あと数学とか の商品レビュー

4.3

31件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2023/03/02

350年以上にわたって未解決問題とされてきたフェルマーの最終定理とそれに囚われ、魅了されてきた数々の数学者の人間ドラマが描かれた本。 数学の魅力と歴史がわかり、より数学に対して愛着が持てるようになった。

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2023/02/22

数学にこれだけ濃い人間ドラマと歴史があるということを知って、その他の身近なものごとについても歴史を調べてみたいと思った。 歴史っておもしろい。まだ知らないことは無限にある。

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2023/02/11

1 どんな本? フェルマーの最終定理を通して数学という学問 の熱い歴史を教えてくれる本。高卒の学の無い私 でも数学の面白さや人間ドラマを垣間見る事がで きる名著。著者は天才なのでは無いか?と思うほ どメチャクチャ面白い。 2 なんで読んだの? (...

1 どんな本? フェルマーの最終定理を通して数学という学問 の熱い歴史を教えてくれる本。高卒の学の無い私 でも数学の面白さや人間ドラマを垣間見る事がで きる名著。著者は天才なのでは無いか?と思うほ どメチャクチャ面白い。 2 なんで読んだの? (1) 飲茶さんの本だから。 (2) 数学の哲学を知りたい。 (3) 数学の哲学要素を知った状態になりたい。 3 構 成 全5章264頁 フェルマーの紹介から始まり、エピローグで未解決 問題の悪魔が囁いて終わる。章間のコラムでn次方  程式の解の公式の歴史を教えてくれる。 4 著者の問題提起 数学と言う学問を無機質な物だと思っていません か? 5 命題に至った理由 数学が如何にロマン溢れる学問かを伝えたいと 言う思いから。 6 著者の解 諦めない心、友への想い、熱い戦い、純粋な好奇 心etc 数学の歴史にも人間の歴史同様の熱い人間ドラマ で溢れている。 7 重要な語句・文 (1) フェルマーの最終定理 (2) 谷山=志村予想 (3) オイラーは盲目 (4) ソフィーは良いとこの子 (5) ラングランズプログラム (6) アンドリューワイルズ (7) ヒルベルトプログラム (8) ラメとコーシーの戦い (9) ヴォルフスケール賞 (10) 岩沢理論 8 感 想 考えられないぐらい面白かった。飲茶さんは天才  だと思う。 刺さったのはもちろんフェルマーの最終定理。 こんな人類にかけられた呪いがあったなんて知ら なかった。そして人生を賭けた人々がいた事も。 深く知りたい事は他の未解決問題の概要と歴史。 人に勧めるなら数学が熱い歴史ある学問だと言う 事。人々を熱狂させる力がある。 図で分かりにくい第五公理が分かった。 タイトルからは想像もつかない内容だった。 9 TODO (1) 次の飲茶さんの本の購読 (2) 本書を友人知人に勧める。 10 問 い 幸せとは?(不幸とは?) 11 答 え 熱中出来ることがある事。

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2023/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「フェルマーの最終定理」を題材にして、 "哲学的なもの"(=知への探究心やその情熱)について書かれた本。 350年以上も解かれることがなかった数学における未解決問題が歴史の進展とともに少しずつ紐解かれていく中で、数多くの人々がどのような姿勢でこの問題へと取り組んできたのかどうか。また、彼らはそこに何を思っていたのか。 個人的には数学と聞くと小難しく聞こえるものですが、難しい知識がなくてもなんの問題もなく読み進められます。あくまでテーマは"哲学的なもの"であるため、登場する人々の思いに注目して読むのがオススメですね(そういう後世にもなってますから)。 普通に暮らしていたらどこか忘れがちな大切なものを思い出させてくれるような1冊です。今年もまた2度3度開くことになるだろうと感じます。

Posted byブクログ

2022/12/01

数学の難しいところを上手く省いた偉人伝。哲学的な何かがなにかはよく分からなかった。 前著のあと科学とかの方が引き込まれた印象。

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2022/08/14

ある数学の定理についての学者達のドラマ 難しい部分は上手く省略されていて、 350年に及ぶ熱い人間ドラマとして楽しめる 学問の価値を感じさせてくれる

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2022/05/05

タイトルからは分からないが、「フェルマーの最終定理」に立ち向かった歴代の数学者達のお話。コラムとして「n次方程式の解の公式」物語が並走し、時に交わる。いわゆる偉人伝である。 数学と聞くと無機質なイメージをしてしまうが、それに関わる「人」に焦点を当てれば、やはりドラマチックであっ...

タイトルからは分からないが、「フェルマーの最終定理」に立ち向かった歴代の数学者達のお話。コラムとして「n次方程式の解の公式」物語が並走し、時に交わる。いわゆる偉人伝である。 数学と聞くと無機質なイメージをしてしまうが、それに関わる「人」に焦点を当てれば、やはりドラマチックであった(飲茶氏の書きっぷりによるところも大きいと思うが)。 学問に限らず、芸術でもスポーツでもそうだが、「偉業」自体よりも、それを成し遂げた人間の物語のほうが面白いものである。

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2022/01/04

フェルマーの最終定理、そこに関わってきた数学者など、350年にも及ぶ数学史の一端を知ることができる。ド文系の私にも易しい文章で面白い読み物だった。

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2022/01/02

哲学的な何か、あと数学とか 飲茶 2022年1月2日読了。 1993年6月23日。それまで約350年間もの間証明されてこなかった一つの定理が証明される。 「フェルマーの最終定理」 1600年頃のフランスの法律家フェルマーが遺した定理。それを証明しようと数々の天才達が人生の全てを...

哲学的な何か、あと数学とか 飲茶 2022年1月2日読了。 1993年6月23日。それまで約350年間もの間証明されてこなかった一つの定理が証明される。 「フェルマーの最終定理」 1600年頃のフランスの法律家フェルマーが遺した定理。それを証明しようと数々の天才達が人生の全てを懸けて証明に挑み続けた。 それはまさに「悪魔」と言えるほどの証明。この問題に取り憑かれ持てる才能を全てを注ぎ込んでも解けることのないパズルを人類は350年もの歳月をかけて解くことになる。 このフェルマーの最終定理が世に出てから証明に携わった数々の数学者の苦闘の人生。 オイラー、ソフィー、ラメ、コーシー、クンマー…そしてワイルズによる証明。 彼らの壮絶なドラマが紡がれ一つの物語にしたような一冊。 裏テーマである「人生を懸けるものがあるって素晴らしい」「人が生きるとは」という哲学的な何か。を考えさせるテーマも素晴らしい。 心動かされる一冊。 レオンハルト・オイラー ガウスに並ぶ数学界の二大巨人の一人。 あまりに数学に没頭し続けて片目を失明。その後、両目とも失明したがそれでも数学に携わり多大な業績を残した。 ソフィー・ジェルマン フランスの女性数学者。 フェルマーの最終定理に関してその後何百年もの間、探求者達の研究となる基礎を作った。 ガブリエル・ラメ オーギュスタイン=ルイ・コーシー ラメとコーシーでフェルマーの最終定理の完全証明をどちらが先に成し遂げるかで激しい争いをした。数学界も注目の的となったが、クンマーによって二人の方法では証明できないという事が証明されてしまう。 エルンスト・エドゥアルト・クンマー ベルリン大の三大数学者の1人。 ラメとコーシーのフェルマーの最終定理の証明に穴があることを見つけただけでなく、その解決方法についても方向性を示した。 谷山=志村予想 楕円曲線とモジュラー形式を紐付けるもの。 フェルマーの最終定理の証明に繋がる役割となった。 アンドリュー・ワイルズ 谷山=志村予想を証明させることでフェルマーの最終定理の証明をした。

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2021/10/18

フェルマーの最終定理が解き明かされるまでの長い道のりと、かかわった数学者達のドラマがそれだけで面白い。壮絶だけど。 サイモン・シンの本は数学史の流れのなかで語られたように思ったけれど、こちらはよりテーマを絞った感じでした。 どちらも面白いし、読みやすい。

Posted byブクログ