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ルポ 川崎 の商品レビュー

3.8

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

    9

  4. 2つ

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2024/10/30

 2015年に起こった「中一殺害事件」を皮切りに、ディープな『川崎』の様子が知られると思い読んでみたが…。  話の内容が”ラッパー“や”ヒップホップ“という方向に向いていて、あまり自分には合わなかった。

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2023/12/04

日本にもスラムはあるんだなぁと思う反面、劣悪な環境下でも逞しく生きる人々が登場するので悲愴感はない。

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2023/04/03

”サンタクロースがやってこなかった子どもでも、サンタクロースになることはできるのだ” ノンフィクションの池袋ウエストゲートパークを読んでいるようだった。 出版された当時から読みたいリストには入ってたけど、なかなか読めてなかったやつをやっと。 こういう土地柄のストーリー、しかもハ...

”サンタクロースがやってこなかった子どもでも、サンタクロースになることはできるのだ” ノンフィクションの池袋ウエストゲートパークを読んでいるようだった。 出版された当時から読みたいリストには入ってたけど、なかなか読めてなかったやつをやっと。 こういう土地柄のストーリー、しかもハードな現実の物語って読み応えあるし語弊があるけどめちゃくちゃ好き。 その理由はなんなのかっていうと、自分の経験では慮れない、ある意味全く共感できない状況を見せつけられるからで、想像力や自身の社会での立ち位置の認識の圧倒的な欠如を感じるからなのかもしれない。 冒頭でも書いたように、一種の市井のヒーローたちの物語にように感じるけど、それは同じ日本に存在する紛れもない現実。 そんな状況下での連帯や繋がりは、作中でもあるように、「ルーツ」ではなく「におい」という、ある種一番現実的な感覚で生まれるもの。 そういうハードな環境で、外部からの介入や制度によってもたらされたものではなく、人と人との繋がりやひどく純粋な欲求によって形成されたストリートカルチャーは、いつの時代も若い人を中心に惹きつけてやまないものなんだと思う。 どんな絶望的な時代や状況でも、「もしかしたら自分も」と微かにでも思わせてくれたり、なにかに努力することの意味を見出してくれる人たちを、フッドスターと呼ぶのだろう。

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2022/05/13

帯の「ここは地獄か!?」に少し笑って購入・読んだ本。 自分はこういう街に全く明るくないから、まっさらな状況で読むことが出来たと思うんだけど、それにしたってみんなラップやってるな?笑 ラップかスケボー、時々薬。後書きかどこかで著者自身が情報が偏ってることを示唆していたからいくらかは...

帯の「ここは地獄か!?」に少し笑って購入・読んだ本。 自分はこういう街に全く明るくないから、まっさらな状況で読むことが出来たと思うんだけど、それにしたってみんなラップやってるな?笑 ラップかスケボー、時々薬。後書きかどこかで著者自身が情報が偏ってることを示唆していたからいくらかは偏ってるんだろうけど、どれぐらい事実なんだろう、と気になりながら読んだ。 中盤、在日コリアンラッパーのFUNIが言っていた、「欲望が剥き出しになっている街で育ったから周囲はみんな早熟で、北部(フラットで清潔なニュータウン側、として描かれている)の学校に通ったとき周囲の幼さに驚いた(意訳)」というのは面白かったな。そこには少しリアリティを感じた。そんなふうに共感したり理解できるエッセンスは間々あるのでそれを拾いながら読んでもいいかもしれない。 .

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2022/03/28

道を一本隔てて生活しているだけで、見ている風景も生きている世界もまったく違う。 アメリカの郊外で暮らしていた時に感じた実感だけど、現代の日本(しかも割と近所)でも十分にリアルな世界線だった。

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2022/03/15

小中は鶴見で育って、初一人暮らしは川崎だったし、結局夜のお仕事しちゃってるし、私自身日系ブラジル人でめちゃくちゃ刺さった一冊。 何回読んでもクソな事ばっかだなって思うけど、この本はバイブル。一生捨てられないと思う。 最低だけど最高な本。 川崎全部が治安悪いわけでは無いけど、こう...

小中は鶴見で育って、初一人暮らしは川崎だったし、結局夜のお仕事しちゃってるし、私自身日系ブラジル人でめちゃくちゃ刺さった一冊。 何回読んでもクソな事ばっかだなって思うけど、この本はバイブル。一生捨てられないと思う。 最低だけど最高な本。 川崎全部が治安悪いわけでは無いけど、こういった地域があると言う現実を見ないといけない。 少しでも興味があるなら読んで欲しいです!!

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2022/03/06

ここ数年で川崎市に遊びに行く機会が増えた事、2022年一橋地理の問題に取り上げられた事もあり手に取った本。再開発が進む川崎において見えづらくなっている、アンダーグラウンドの中で生き延びていく若者達に焦点を当てており、普段自分が見えている部分が如何に偏っているかを強く感じさせられた...

ここ数年で川崎市に遊びに行く機会が増えた事、2022年一橋地理の問題に取り上げられた事もあり手に取った本。再開発が進む川崎において見えづらくなっている、アンダーグラウンドの中で生き延びていく若者達に焦点を当てており、普段自分が見えている部分が如何に偏っているかを強く感じさせられた。 休日によく行くラ・チッタデッラの裏にある日進町にはドヤ街がある事も知らなかったし、川崎競馬場付近の堀之内は有名な風俗街である事も知らなかった。桜本や池上町の事も同様である。普段ラゾーナやルフロンを歩いているだけでは気づかない川崎の2面性を知る事が出来、読んで良かったと思った。 同時に感じた事は、川崎の若者におけるBAD HOPの偉大さである。彼ら自身が半グレから更生し、後輩達に生き様を示しているからこそ、最近の川崎の若者はドロップアウトする人が減っているのだろう。国や市からのトップダウンでは無く、「リアル」を知る者を起点としたボトムアップによる改革は、絶望の中に生きる若者を救う希望として非常に有効に働く事が分かった。今後ヒップホップとスケボー文化が川崎に更に根付く事を祈りたい。

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2021/11/16

表紙に惹かれて手に取ってみる。 川崎のイメージといえば、 ヴェルディで今はフロンターレ。 鷺沼には一度行ったことがあるけど、 ほぼ知らない街、工業地帯の町程度の知識しかない。 表現されてたのは、もちろん川崎の一部ではあるけどなんとなくイメージ通りかな。 外から見ると大阪もそんな...

表紙に惹かれて手に取ってみる。 川崎のイメージといえば、 ヴェルディで今はフロンターレ。 鷺沼には一度行ったことがあるけど、 ほぼ知らない街、工業地帯の町程度の知識しかない。 表現されてたのは、もちろん川崎の一部ではあるけどなんとなくイメージ通りかな。 外から見ると大阪もそんな感じなのだろうと思う。 機会があれば街は歩いてみたいかな。

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2021/11/15

川崎市民として、この本は大切。 川崎市全域がこんなのではないけど、川崎の大切なところを書いてくれていると思う。 忘れちゃいけない大切な一面。

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2021/11/13

川崎という街に対して以前よりは関心がもてるようになると思う。 hip-hopカルチャーに対して個人的に関心が薄いので、この本と自分は合わなかったなあとも思う。

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