真実の日米開戦 の商品レビュー
「負けるはずがないのに頭が悪いから滅びてしまった」、という現実
本書の著者である倉山満氏によると 「大日本帝国陸海軍は 英米ソが何を言おうが無視できるほど強かった。 しかし、真の敵国であるソ連ではなく アメリカと戦争するという意味不明な決断をして 大日本帝国は、世界地図から消滅した。 負けたのは、『頭が悪かったから』」 ...
本書の著者である倉山満氏によると 「大日本帝国陸海軍は 英米ソが何を言おうが無視できるほど強かった。 しかし、真の敵国であるソ連ではなく アメリカと戦争するという意味不明な決断をして 大日本帝国は、世界地図から消滅した。 負けたのは、『頭が悪かったから』」 本書は、この現実と向き合い 近衛文麿を中心に日米開戦前の言論状況を確認しながら どのようにして愚かな国策を実行したのか検証する書籍。 倉山氏は、「『近衛文麿は平和主義者だったが力が足りず 軍部の暴走を招いて、日米開戦に突入してしまった』という 学会の通説では、一面的過ぎて真実は見えてこない」 との思いから、本書を著わしたのだろう。 本書で繰り返し強調されていることは 「暴走、錯乱、混乱などでまともな判断ができず 正論 (真人間の意見) が通らなくなり スパイ (コミンテルンなど) が喜ぶ状況になる」だ。 また、チャンネルくららの本書を紹介する動画で 思想状況を四つに分類した表を紹介していた。 本書では、第一次近衛内閣のときの思想状況について 観念右翼、革新右翼、穏健保守、共産主義など 動画で紹介した表とは別の分類が為されている。 その人達の動静を描いているのだが 一人の人物が必ずしも一つの項目だけに当て嵌まる訳では無く 一人の人物が複数の思想分類にまたがっているため 複雑怪奇で分かりにくいが、面白い。 また、倉山氏が、近衛文麿について 「バカ」か「アカ」か「真人間」なのか推理しているが これがまた笑わせてくれる。
Takashi
近衛文麿の一生と、大日本帝国がどうやって滅びていったかを分かりやすく説明している本。 最初は近衛の漫画のような華々しすぎる経歴にめまいがしましたが、首相に就任してからは何がしたかったんだろ?という感想しかなかった。 潰された松岡洋右が悲しすぎる。
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先の大戦前後の近代史の研究は絶対に必要。 今日本で何が起こっているのか、何を避けるべきなのかを考えるためにも。 それを、嫌がる勢力が何を叫んでいるか、叫んでいる人たちが何をしたいのかよく考えないといけない。 官僚主義、官僚の奢りの恐ろしさ。 今、また違う形で官僚が日本を滅ぼそ...
先の大戦前後の近代史の研究は絶対に必要。 今日本で何が起こっているのか、何を避けるべきなのかを考えるためにも。 それを、嫌がる勢力が何を叫んでいるか、叫んでいる人たちが何をしたいのかよく考えないといけない。 官僚主義、官僚の奢りの恐ろしさ。 今、また違う形で官僚が日本を滅ぼそうとしている。 上級官僚な。
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歴史は登場人物で変わる物語 対米開戦について 大久保利通が首相であれば避けられた 徳川慶喜であれば近衛文麿と同じ 2人はよく似ている 名門 人脈多彩 英才の誉れ 多趣味な教養人 謀略 非情 ⇒ただし「未来への意思」最も大事な資質が欠けている ビジョンがないということか・・・ ...
歴史は登場人物で変わる物語 対米開戦について 大久保利通が首相であれば避けられた 徳川慶喜であれば近衛文麿と同じ 2人はよく似ている 名門 人脈多彩 英才の誉れ 多趣味な教養人 謀略 非情 ⇒ただし「未来への意思」最も大事な資質が欠けている ビジョンがないということか・・・ 官僚の出世の条件は予算を獲得すること 陸海軍の軍人官僚も現代の官僚も同じ 東條英機 M.Weber「最良の官僚は最悪の政治家である」 東條は人を能力ではなく忠誠心だけで登用する悪癖があった 結局、国のリーダーが無責任の者ばかりになると 国は亡びるという自明のことではある
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憲政史家・倉山満による日米開戦のきっかけが何かを解き明かす一冊。 第二次世界大戦に日本が巻き込まれたのは近衛文麿が元凶だと分析する。 その理由は、彼が右派から左派まですべてと交流があり、しかも日和見主義的な行動をとった結果、開戦を免れなかったと。 また、ベトナム戦争みたいにゲ...
憲政史家・倉山満による日米開戦のきっかけが何かを解き明かす一冊。 第二次世界大戦に日本が巻き込まれたのは近衛文麿が元凶だと分析する。 その理由は、彼が右派から左派まですべてと交流があり、しかも日和見主義的な行動をとった結果、開戦を免れなかったと。 また、ベトナム戦争みたいにゲリラ戦と情報戦を厭わなければ、アメリカに勝つことも不可能でないというのも目から鱗だった。 本土決戦が現実的だったかは別として、大国相手にはそれなりの戦い方をしなければ戦争には勝てないし、そもそも戦争するべきではないと感じた。
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