ドクター・スリープ(下) の商品レビュー
恐怖小説では無いな~。でも、面白かった。 シャイニングの続編だけど、ダニーの話として独立した物語 だと思う。 続編として、自分が思うのは何かの理由で「オーバールック」が再建されており、そこへダニーが行って悪霊達と対決するような話が読みたかったな~。
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この巻から映画とは全くの別物になり思いっきり楽しめた。 映画で受けた衝撃はなくマイルドに進んでいくのねと思いつつ読み進めたら、そことそこが繋がるの!という別次元の衝撃が!もう、最高です。 真結族が完全なる生物ではないとこにものすごい悲哀を感じ。 本編でもう少し真結族のメンバーの背景に触れられるのかと期待したけどそこはあんまなかったので肩透かし。 ローズ達がどうしてそういう存在になったのかを描いたスピンオフを読んでみたい。まぁ、この作者は書かんだろうな。 シャイニングの続編ということで若干の不安はあったがそんな不安があったことすら忘れるくらい楽しめました。 大満足です。 訳者あとがきで触れられていた「YOU」はネトフリドラマの「YOU」の原作なのね。 また、読みたい本を見つけてしまった。
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「シャイニング」の後の話。 惨劇から生き残ったダン少年だったが、その<かがやき>ゆえに、というか、事件のトラウマゆえというか、彼そのものの気質のせいか、苦難に満ちた人生を歩んでいく。 というのが、前半で、つらい。 もうどうしようもない感じで、坂道を転がっていく様が、...
「シャイニング」の後の話。 惨劇から生き残ったダン少年だったが、その<かがやき>ゆえに、というか、事件のトラウマゆえというか、彼そのものの気質のせいか、苦難に満ちた人生を歩んでいく。 というのが、前半で、つらい。 もうどうしようもない感じで、坂道を転がっていく様が、淡々と描かれるのでさらに救いがない。というか、ダンが本気で救われようとしてないんだよね。でも、それをせめるということもなく、かといって憐れむでもなく、一定の距離をおいて書き進めていけるのは、キングの筆力なんだろう。 なので、小さな女の子の存在に結構癒されるのである。 とはいえ、彼女アブラも<かがやき>の持ち主で、色々トラブルにあうのだけど、彼女の場合両親とその周りがしっかりしていた。 アブラが成長していく過程を読んでいくたびに、ダンの父の弱さが浮かび上がってくる。 同時に、弱さを受け継ぎ、それに屈してしまいそうになりながら、あがくダンの姿も明瞭になってくる。 光を目指しているような二人の姿の陰に、<かがやき>を食べて生き続けている一族が近寄ってくる。 これはこれで始終暗い。 ようするに、色々な対比、というか対立の話なのだろう。 対立は、他者と自分であるのは当然だが、自分自身の中にあるものとの対立も常に存在する。自身の中のものはどちらがが勝つとか負けるとかではなく、バランスなのだ。バランスであるということを、受け入れることが重要なのだ。 後半の戦いは、一気読み必至です。 でもってキングも丸くなったねぇ、って感じ。 結論、キングは最高!! なのだ。
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何という感動。ハラハラ、ドキドキ、止まりません。怖すぎるし、大人なのに。そして、クライマックス、心がとても暖かくなるんです。さすが、キングです。また、時間が経ったら再読したい。
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"かがやき"を食糧にして存在する者たち。彼らを許せないアブラとダン。二人は立ち向かうことを決意する。そして戦い。許せないけれど、その行く末に心が痛む。 面白かったので、前後するけど『シャイニング』も読んでみようかな
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