ドクター・スリープ(下) の商品レビュー
『シャイニング』の続編だけど『シャイニング』を求めたら肩透かしかもしれないけど、求めなければ相変わらずのキングのストーリーテリングが冴えまくる。私は「真結族」は魅力的なキャラだけど、わざわざシャイニングの続編でやらなくてもいいんじゃない?と思ってたけど、結局グイグイ読んでしまった...
『シャイニング』の続編だけど『シャイニング』を求めたら肩透かしかもしれないけど、求めなければ相変わらずのキングのストーリーテリングが冴えまくる。私は「真結族」は魅力的なキャラだけど、わざわざシャイニングの続編でやらなくてもいいんじゃない?と思ってたけど、結局グイグイ読んでしまった。 原作を読み終えた今でも映画版はキングとキューブリックと観客への目配せのバランスが素晴らしい秀作だと思う。
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「シャイニング」のその後。 ちっちゃいダニーが大人になって、アル中になってて、えええ〜〜!?って感じで、なんだかなぁ?って思いながら読んでたんだけど、結局面白くてズンズンと読んでしまったw 翻訳小説がなんとなく苦手になっちゃって、大好きだったはずのキングすら追わなくなっちゃっ...
「シャイニング」のその後。 ちっちゃいダニーが大人になって、アル中になってて、えええ〜〜!?って感じで、なんだかなぁ?って思いながら読んでたんだけど、結局面白くてズンズンと読んでしまったw 翻訳小説がなんとなく苦手になっちゃって、大好きだったはずのキングすら追わなくなっちゃってたんだけど、また読んでみたくなったなぁ。 「シャイニング」は読んだんだったっけか?(^◇^;)
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面白かった。特に下巻はスピード感もあって、スッキリ読了感もよし。 特に、エイブラの曽祖母のアレを吸うところとか、脳内でビジュアルがグリーンマイルよ。 最後に出てきたフレッド・カーリングて誰だったっけ??とハテナが飛んだが、主な登場人物に書いててありがたかった。そうそう、あの人よ。...
面白かった。特に下巻はスピード感もあって、スッキリ読了感もよし。 特に、エイブラの曽祖母のアレを吸うところとか、脳内でビジュアルがグリーンマイルよ。 最後に出てきたフレッド・カーリングて誰だったっけ??とハテナが飛んだが、主な登場人物に書いててありがたかった。そうそう、あの人よ。なんちゅうてもダンとエイブラの関係が明らかになってくるところとか、盛り上がる。ダン、色々あったがちゃんとシャイニングをコントロールできるようになって、よかったよかった。良いラストじゃった。
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満足度高いです。読んでよかった。先に映画を観ているのでそこで感じたもやもやは結構晴れました。 …どうしてこの方向で映画化しなかったんだろう、という新たなもやもやは生まれたけれど。 ダンとアブラの絆が、〈かがやき〉持ちだけでなく、実は血縁関係があってふたりともジャック・トランスと同じ癇癪持ちなのはかなり重要でした。アブラにとってはダンは導きの人だけれど、ダンにとってのアブラは救いだなぁ。きっと。 キューブリック版シャイニングしか観ていない知人との会話で「オーバールックホテルは焼失している」が食い違ってたのですが、そうかこれ小説版だけの展開だったのかと思いました。この作品では跡地をキャンプ地として利用している。でも、良くない土地は良くないものを引き寄せる、というところはちゃんとありました。 ダン側の陣営が一人も死なないのも好きです。 ローズとのラストバトルでダンを救ってくれたのが誰かわかったときに込み上げるものがありました。悪霊になってなかったんだね…… ドクター・スリープ。永遠の眠りに就くときに最期まで寄り添ってくれるドクター。 AAのあれこれも良かった。 スティーヴン・キング、あとがきで「シャイニング」と「ドクター・スリープ」を書いたのは同じ作家ではない、って書かれていた。「シャイニング」時はジャックやダニーと同じくアルコール依存症だったのかな? 読者の「少年があのあとどうなったかご存知ですか?」が書いたきっかけかぁ、素敵。 続編は蛇足に感じるものも多いけれど、この作品は続きを読めてよかったです。 “トランス一家の正史”……キングの怒りは収まりそうにない。 「グリーン・マイル」のジョン・コーフィも〈かがやき〉持ちだったんだなと思いました。 キングの世界は繋がっている。まぁ全てなんだかんだキャッスルロック。
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先に映画を見てしまってそれなりに面白かったけど納得いかんわ〜って部分もあったのが、やっと原作読んでスッキリしました。あくまでも原作は原作の続編。映画は映画の続編てことなのね。どちらも好きだけどやはり原作のが好きだな〜。
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2020.7.9 やっと読めた〜!! 映画と流れはほぼ同じだけど全くの別物、別作品だなと思った。 映画ではアクションシーンやホテルに戻って闘うシーンが楽しかったけど、原作ではそもそもホテルがもうないからホテル跡地のキャンプ場で闘うんだけど、そこはやっぱちょっと物足りなかったな。 頭の中のマッシー夫人は消滅してるし、解放させたホレスダーウェントも大した活躍を見せず。。 唯一楽しかったのは、映画だと秒で死ぬアブラの父親とビリーと、一瞬しか出てこないジョンドルトン医師がめちゃくちゃ活躍すること。 アブラの父親とジョンドルトン医師とダンの3人で真結族を殺しまくるシーンはめちゃくちゃ楽しかった。 ていうか映画で、なんでダンとアブラが実は血縁者だったっていうとんでもなく重要な設定をなくしてしまったんだろう… あのジャックトランスの孫なんだぞアブラは…… だからこそダンとアブラの絆は強いのに まあ思ったのは、映画版のドクタースリープは、うまいこと映画シャイニングと原作ドクタースリープを繋ぎ合わせてる。すごい。原作ファンも映画シャイニングファンも楽しめる仕様になってるなということ。 もう一度映画観たくなったな。色々考察できるし読み応えのある作品でした…( ˘ω˘ ) 読み終わるのがすごく勿体なかった。 多分もう一度シャイニングを読んでから、もう一度読みます。 やっぱり映画も原作も、大好きな作品。
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映画が墓場に持っていきたいくらい素晴らしく、とても大事な映画になったので『ダークタワー 』シリーズマラソンを一時中断して読んでいた。 ダン・トランスがアルコール依存症から立ち直り、アブラやビリーと出逢って心から大事にしたいと思える人に出逢えて良かった。 ずっと...
映画が墓場に持っていきたいくらい素晴らしく、とても大事な映画になったので『ダークタワー 』シリーズマラソンを一時中断して読んでいた。 ダン・トランスがアルコール依存症から立ち直り、アブラやビリーと出逢って心から大事にしたいと思える人に出逢えて良かった。 ずっと父親の陰と自分が犯した過ちに悩み続けていた彼が、ある戦いをきっかけに折り合いをつけるところが良かった。 ダンがアブラを愛しい、大事にしたい、と読んでいて恥ずかしくなるくらい感情を表すモノローグが結構ある。 ビリーに対してもそうなのだが、心の中でとはいえ、恋愛関係が生じていない、相手を「愛しい」と思う気持ちをこれだけ繊細に描ける作家は今まで見たことない。 ダン・トランスはこれからもアルコールと縁を切った、ただのダン・トランスとして、そしてドクター・スリープとして大事な人達と時間を過ごしていくのだろうな。 終章は感極まって涙ぐみながら読んでいた。 とにかく素晴らしかった。 因みに、小説と映画は大分展開が違う。 それは映画版『ドクター・スリープ』がキューブリック版の『シャイニング』を踏襲した展開だからだ。 しかしながら、キューブリック版の『シャイニング』と同じくらいスティーヴン・キングの原作を大事にしており、喧嘩し続けていた映画と小説、原作者を全て結び、見事に仲直りの握手をさせた脚色はお見事!としか言えない。 展開は違っても根っこの本質は同じだった。 そこが本当に素晴らしかった。 是非、キューブリック版の『シャイニング』を観た人は安心して『ドクター・スリープ』も鑑賞してほしいし、なんならこの原作本も読んでほしい。 私もこれから『シャイニング』読みます。 こんな体験は一生に一度しかできないと思うので。 勿体無くてずっと読んでいたかった。 素晴らしい時間を有難う。
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映画を全て見て、原作へ。 誰も死んでない、えっ誰も死んでないんだけど なんで映画殺したの???キューブリックへのリスペクト???そんなリスペクトはいらない!!!(でもあのダニートランスはホテルを燃やす誘導が出来なかったダニートランスだもんな) 敵の弱さ、見通しの甘さは下巻になっても健在。それでも、物語を読み進めてしまう。実際、ローズにとって自分と同じ力、またはそれ以上の力を持つ者なんて何十年?生きてても出会わなかったわけだし、彼ら全体で言うならローズ以上に何百年も生きて続いてきた人々がいたわけで…今まで無かったのだからこれからも無いって慢心はあることは違和感ないわな…いやでも病気は…どうなんだ?でも最後癌を持ってきたことはドキドキした。 そして異母兄弟ね!!!映画でそんなこと1mmも触れなかったからびっくりしすぎてめっちゃ声出たよ!!! 終わりが良すぎて、映画版なんであんなに死んでしまったの。そしてなんでお母さんなの(キューブリックの続編でもあるから)って気持ちが強いから映画見た人はみんなちゃんと原作読んで…。 ダニートランス、彼の生涯がこの先も幸せでありますように。
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『シャイニング』で幼い子どもだった主人公が中年になり、同じく超能力をもつ少女とともに、子どもたちの命を狙う一族との闘いに挑む。 あのダニー坊やがアルコール依存症になり、すさんだ生活をしている序章は、読んでいて気分も下向きに。でも、どん底の暮らしぶりがあったからこそ、その後の少女...
『シャイニング』で幼い子どもだった主人公が中年になり、同じく超能力をもつ少女とともに、子どもたちの命を狙う一族との闘いに挑む。 あのダニー坊やがアルコール依存症になり、すさんだ生活をしている序章は、読んでいて気分も下向きに。でも、どん底の暮らしぶりがあったからこそ、その後の少女とのかかわりや一族との闘いにも説得力が加わっり、深みが出ている。 『シャイニング』を初めて読んだのは数十年前。 逃げ場のない閉鎖的な空間で、徐々に追い詰められていく恐怖は圧倒的で、しばらくは物語の世界をひきずって、動物の形の植え込みにぎょっとしたり、出張先のホテルでバスルームをのぞくのが本気で怖かったのを覚えている。 以来、何度か再読するほど、キングのなかでは好きな作品だ。 そんな前作とはまったく趣が異なるけれど、これはこれでおもしろい。思いもよらなかった設定に驚かされ、後半のスピーディーな展開にはらはらして。全体的に人間味のある温かさも加わって、心地のよい余韻が味わえた。 そのうち映画も観てみようかな。時間があれば、『シャイニング』のほうも、また本と映画を見比べてみたい。
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映画とは異なった結末だった。 映画も原作もとても面白かった。 特に〈真結族〉とダン、アブラの攻防はとてもワクワクした。 前作『シャイニング』で登場したオーバールックの住人や、なによりジャックの登場に「あー、粋なことするなあ」と感じずにはいられなかった。
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