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魔邸 の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2024/02/15

神隠しの森,曰く付き別荘で叔父と暮らし始めた優真。異界に迷い込む恐怖体験から神隠し誘拐事件へ続く。本当に怖いのは人間の底しれぬ悪意。 ※都市伝説かぼちゃ男/少年セイ

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2023/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了、40点 楽しめなかった。 幾つかのだめな点が絡み合った結果この評価。 ■主人公に感情移入できない  ・主人公の周りで現実的な害が発生していない。   10年以上前の見知らぬ少年の行方不明では読者の感じる危機感が薄く、   主人公がアクションを取る動機づけになっていない。  ・主人公の行動原理がわからない   叔父は疑う割にそっちは信用するの?という場面や、   好奇心と恐怖心のバランスが悪い。  この2つが相まった結果、全部主人公の思い込みなのでは?と感じる ■無駄なエピソードが多い  少なくとも読んでいる途中にそれを描写する意味ある?というエピソードが多い。  実父、東京の家、2度の異界の話、と"魔邸"での話が動き出すまで長い。 結果、一番の山場の森からラストにかけてのシーンですでに失速している印象を懐きながら読み進めてしまいました。

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2020/12/25

ホラーミステリー単行本。 多感な小学生 主人公 優真が、曰くつきの別荘〈小室邸〉で体験したダークファンタジー調の物語。 夜闇に潜む気配に物音が二割増しくらいに大きく聞こえる。 夏に読んだ方が涼しくなってよかったかも知れない。

Posted byブクログ

2020/09/18

 ただ人間だけが、ごく一部の者を除き、森の異質さに気づけなかった。だから神隠し事件が起きた。それが連続したことで、ようやく人々はこの森の異常さを認めはじめた。その結果、じゃじゃ森という忌まわしい呼称が生まれた。 (P.217)

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2020/09/07

三津田氏の作品は本格物でありながら、必ずホラー要素があり、そのバランス感覚が良いので楽しめる。 しかし、今作は主人公が小学生という事もあってか、ホラー要素(というより主人公が少年故にやたらと怖がる)が強いのは仕方ないとして、ダラダラとした描写が長い。 最後には色々謎解きもある...

三津田氏の作品は本格物でありながら、必ずホラー要素があり、そのバランス感覚が良いので楽しめる。 しかし、今作は主人公が小学生という事もあってか、ホラー要素(というより主人公が少年故にやたらと怖がる)が強いのは仕方ないとして、ダラダラとした描写が長い。 最後には色々謎解きもあるし、ちょっとしたどんでん返しもあってそこは三津田氏らしいのだが、そこまでがいかんせん長すぎた。中編程度の内容だし…。

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2020/06/10

2020.5.27スタート 2020.6.10読了 2020年の⑩ 三津田信三氏『家』シリーズといって良いのかな?最終作も読み終わりました。この家シリーズはいつもいつも最後のたった一言がとっても怖いです。単行本のカバー装画に描かれている主人公の利発そうな涼しい瞳、読み始めの頃と...

2020.5.27スタート 2020.6.10読了 2020年の⑩ 三津田信三氏『家』シリーズといって良いのかな?最終作も読み終わりました。この家シリーズはいつもいつも最後のたった一言がとっても怖いです。単行本のカバー装画に描かれている主人公の利発そうな涼しい瞳、読み始めの頃と読了した後では私の印象が変わったほどでございます。家シリーズは全てローティーンが主人公でしたが、こどもってホント実際のところ・・・怖いですよね( ॑꒳​ ॑ )デスヨネ 感想……怖いしか言ってない

Posted byブクログ

2019/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ホラーとミステリの融合を得意とする作家だが、今回の作品もまた、ホラーかミステリか、分類しにくい作品となっている。  今回の作品はホラーの世界でミステリーを書いてみた、という印象だった。  もしくは、トリックにホラーを使ったミステリーとでも言えばいいのか。  というのも、主人公の少年はこれまでも2回異界という現実とは異なる異次元のような世界に行って、戻ってきている。  また、この世のものではない少年と出会い、神隠しのような状態になるのだが、それもミステリ的な伏線になっている。  最後に、魔邸を受け継いだ主人公も「じゃじゃ村」に魅入られてしまわないか。それともすでに魅入られているのか。少しの後味悪さを残した作品だ。  また、別荘がある「朱雀地方」の別の別荘で起きた高校生鏖殺事件や、「神々櫛村」など、三津田作品愛読者にはピンとくる地名が度々出てくる、ファンサービスも相変わらずであった。    

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2019/08/29

家シリーズの最新、ということを知らずに最初に読んでしまった。 母の再婚と義父の転勤の都合で叔父と別荘に滞在することになる主人公の少年(表紙可愛いですね) その夜から不気味な気配に怯える事になる…というストーリー。 不気味な気配の描写はさすが三津田氏! 冒頭はちょっと展開がじれっ...

家シリーズの最新、ということを知らずに最初に読んでしまった。 母の再婚と義父の転勤の都合で叔父と別荘に滞在することになる主人公の少年(表紙可愛いですね) その夜から不気味な気配に怯える事になる…というストーリー。 不気味な気配の描写はさすが三津田氏! 冒頭はちょっと展開がじれったかったかな。 しかし怒涛の終盤、最後の一行にゾワっとする。 それにしても、あの村の周辺怖すぎる…

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2019/07/31

ちょっと各章の終わり方とかくどかったけど 楽しめた。 表紙の絵のイメージだと主人公可愛いが 実際の小6男子はな… 話としてはかなり強引だった。

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2019/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三津田さんの本にしては怖さがあまり…それなりに怖くはあったのだけれど…。なぜだろう?カバーの絵が可愛かったせいか?登場人物が悪かったせいで得体のしれないもののほうがむしろ味方っぽかったせいか?

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