猫だまりの日々 猫小説アンソロジー の商品レビュー
『ハケン飯友』椹野道流 新年早々、勤め先の会社が倒産してしまった僕の願い事を叶えるため、神様から派遣されてきた猫。 簡単なものなんだけどご飯がめっちゃ美味しそう。猫とのやりとりもおもしろかった。続きも読んでみたくなる。 『白い花のホテル』谷瑞恵 「かつて飼っていた猫に会える」と...
『ハケン飯友』椹野道流 新年早々、勤め先の会社が倒産してしまった僕の願い事を叶えるため、神様から派遣されてきた猫。 簡単なものなんだけどご飯がめっちゃ美味しそう。猫とのやりとりもおもしろかった。続きも読んでみたくなる。 『白い花のホテル』谷瑞恵 「かつて飼っていた猫に会える」という噂のあるホテルに、たまたま立ち寄ることになった私。 どういうことかと思ったら、そういうことか!猫と人との心のつながりがほっこりあったかい。 『猫町クロニクル』真堂樹 猫飼い放題なのが売りの住宅地「猫町ヒルタウン」。大学の図書館で働く鈴音のお隣に引っ越してきたのは、勤務先の大学に通う長谷川くんだった。 お話としてはとても好きだったんだけれど、読み切りの短編としては急展開すぎかな…。 『縁切りにゃんこの縁結び』梨沙 猫が集まる縁結び神社で暮らす猫のササユキ。自分のせいで喧嘩別れしてしまった二人の女の子たちをなんとか仲直りさせたいと奮闘します。 神社の隣に建つ洋館に暮らす坊(ぼん)が、もしかして他にも彼を主人公とするお話があったりするのかな?と思うほどキャラが立ってました。猫たちのわちゃわちゃがかわいい。 『神さまはそない優しない』一穂ミチ ある日、運悪く電車にはねられ死んでしまった45歳の俺が、猫に生まれ変わって妻に飼われることに…。 このお話は『うたかたモザイク』に収録されていたので読むのは2度目になるんですが、読んでから1年以上経っていたので、幸いなことに内容すっかり忘れてて、初めて読んだときのようにやられちゃいました〜。 猫にまつわる5つのお話…どのお話も全部おもしろくて良かったんですが、いやぁ〜やっぱり一穂ミチさんのこのお話は別格ですね。主人公が関西弁のおじさんなところも最高だし、読後には驚きとせつなさと、ほのかな幸福感が残ります。 表紙の雰囲気から猫かわいい〜ほっこりできるかな?という予想とはちょっと違いましたが、なかなか満足のいくアンソロジーでした。
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ささっと読み流し。 若干ファンタジー寄りの話が多かったのと、死ネタ(転生ネタ)が多いのとで、どの話もライトな印象を受けて、あまり印象には残らなかったかな。 人が亡くなるネタが続くので「うわまた人亡くなったよ…」とちょっとうんざりすらした。 唯一印象に残ったのは、白い花のホテル。...
ささっと読み流し。 若干ファンタジー寄りの話が多かったのと、死ネタ(転生ネタ)が多いのとで、どの話もライトな印象を受けて、あまり印象には残らなかったかな。 人が亡くなるネタが続くので「うわまた人亡くなったよ…」とちょっとうんざりすらした。 唯一印象に残ったのは、白い花のホテル。 単純な叙述トリックに翻弄されたし、ほっこり切なくてよかった。 うちの猫も私を飼ってるって思ってるのかな。
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谷瑞穂さんの「白い花のホテル」が印象に残りました。アンソロジーの構成としては、変化に乏しかったかなと感じました、、、。
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気楽に読めるにゃんこアンソロジー。 シュールだったり、にゃいにゃい可愛かったり、感動したり。 「縁切りにゃんこ〜」の、にゃんこ達のわちゃわちゃ感が可愛すぎてほっこり。 「神様はそない優しない」は、なんで関西弁やねん、と思ったけれども、ラストにきゅっとなった。切ないけど優しい物語だ...
気楽に読めるにゃんこアンソロジー。 シュールだったり、にゃいにゃい可愛かったり、感動したり。 「縁切りにゃんこ〜」の、にゃんこ達のわちゃわちゃ感が可愛すぎてほっこり。 「神様はそない優しない」は、なんで関西弁やねん、と思ったけれども、ラストにきゅっとなった。切ないけど優しい物語だった。 取り敢えず、わたしも猫になりたい(笑)
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死んだ人はお星さまになって、あなたを見守ってるんだよというけど、死んだ人は猫になって、あなたのそばにいるんだよというのもアリかも知れない。 ここで、犬になって・・・というのは、イマイチなさそう。(犬派の方、ごめんなさい) 甘え上手だけど、賢くて、凛としてる猫の方が、元人間ぽい...
死んだ人はお星さまになって、あなたを見守ってるんだよというけど、死んだ人は猫になって、あなたのそばにいるんだよというのもアリかも知れない。 ここで、犬になって・・・というのは、イマイチなさそう。(犬派の方、ごめんなさい) 甘え上手だけど、賢くて、凛としてる猫の方が、元人間ぽい?人と猫の境界は、意外に薄い? 猫がテーマだとつい手を出してしまって、読後イマイチ感を感じることも多いけど、この本は、なかなかよかった。
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5人の作家さんの5つの短編集。 「神様はそない優しない」 がとても気に入った。 読む手が止まらないし、面白いし、それなのに後半、自分でもびっくりするくらい号泣した。 号泣して号泣して、ああ、いい物語を読んだなぁとほっとした。
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猫だらけ短編アンソロジー。 神様のお願いしたら、びっくりな存在が派遣される1話目。 脳内で逆転してしまう『立場』の2話目。 猫好きが集まる住宅地で、そうでもない人が出会って 不思議な状態になってしまった3話目。 一見よくある女の子の話かと思いきや…な4話目。 猫に生まれ変わって...
猫だらけ短編アンソロジー。 神様のお願いしたら、びっくりな存在が派遣される1話目。 脳内で逆転してしまう『立場』の2話目。 猫好きが集まる住宅地で、そうでもない人が出会って 不思議な状態になってしまった3話目。 一見よくある女の子の話かと思いきや…な4話目。 猫に生まれ変わって嫁を見に来た夫の5話目。 どれもこれも若干不思議な話になっていましたが 4話目はあれですね。 分かりやすい性格でした。 こうなってしまっても、まったく罪悪感がない人物で よろしかったと思いますw
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ほのぼのした話が読めるかと思ったら辛気臭い話ばっかり。 それならそういうのを匂わせるタイトルにしてくれたらいいのに。
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職を失った男のもとへやってきた猫、かつて飼っていた猫に会えるというホテル、猫飼い放題の町で出会った二人、猫が集まる縁結びの神社、死後に猫となり妻に飼われる男──猫にまつわる五つの物語。
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