嘘を愛する女 の商品レビュー
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2018年 6冊目。 一気読み! ラストは泣きながら読んでた。 目が覚めるのか書かれてないけど二人にはあの小説のように幸せになってもらいたいなぁーと思う。
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映画のCMでストーリーが気になったものの 映画を観に行く時間がなく本で読みました 主役の2人にピッタリな内容で 頭の中で想像しやすく3日で読了 その嘘というものが もっともっとドロドロしているものだと 勝手に想像してたので物足りなさを感じました 普段から犯罪系のノンフィクションの 読みすぎのせいですね 久々のラブストーリーもよかった
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ブックパスにて。ネタバレあり。映画のノベライズかと思い読んでみたけれど、どうやらまた違うらしい。 29歳、今年で30歳になる主人公、川原由加利はバリバリのキャリアウーマンで、小出桔平という青年と五年もの間、同棲していた。 ふとした折に結婚を視野に入れて話をするが、桔平はなかなか話に踏み込んでくれない。由加利としては、年齢も年齢だし、2011年に起きた東北関東大震災の折、助けてくれた桔平に対して、一目惚れをしたものだから、彼とこの先もずっと一緒に生き続けていきたい、と思っている。 妙齢の女性ということもあり、母が桔平に会わせろとうるさく、今まではどうにかしていたが、由加利はとうとう母に根負けし、桔平と母と三人で晩御飯を食べる算段になった。そんな日だというのに、彼とまったく連絡がつかなくなる。夜になってもメールの返事はなく、怒りや色々なものが綯交ぜになる由加利。 次の日、思い切って電話をすれば、知らない人物が電話口に。桔平は路地で倒れ病院に運ばれたのだという。 彼の勤め先を口にすればそんな人間は在籍していないと言われ、保険証もなにもかも……いわゆる、彼を彼だと証明するものはなに一つなく、彼が本当に【小出桔平】なのかもわからない……。そんな事実に直面し、何もかもがぐちゃぐちゃになる由加利。 思い切って探偵・海原を雇い、調査をし始める。 そこでどんどん明らかになる小出桔平の過去。 保険証は見つかったものの偽物であろうこと、ロッカーにあった大量の一万円札、帯封は八本あり八百万円はあったであろうこと、ノートパソコンに残された膨大な量のテキスト……。 なんだかんだで、パターンはなんとなく読めたわけだけれど、桔平の書く小説というかエッセイを読むうちに涙が止まらなくなったw 御涙頂戴だと思いつつも、「嘘は相手を思いやろうがなんだろうが良くない!」と息巻く由加利と、「愛するからこそ嘘をつき、それを知らぬふりするのも愛だ」と話す海原。二人の会話に、ぎしぎしとした痛みを感じる。 嘘は、勿論良くないもの。嘘がバレたときの衝撃や、その後のフォロー、取り返しがつくつかない、それらを考えると、嘘をつかないほうがいいに決まっている。 でも、相手を思いやっての嘘もある。ふくよかな人物に、デブ!と言うことがすべて正しいわけじゃない。自分からすればデブと思えても、他人から見ればそう思われないこともある。自分にとっての見た感覚が、他人と同じわけではないから。それは何にでも言えること。自分がすべて正しいわけでもない。……たとえがあれだけど。 桔平が回復したかどうか、最後まで明かされない。植物人間でも周りの声や雰囲気は分かるものだということで、最後、由加利の吐露を聞いて嬉しがったりする様子はあれど、彼が目覚めたという描写はないまま作品は終わる。 映画も見たらまた違うのかもしれない。 野暮な点を二つ。 プリペイド式の携帯電話を購入したとある。保険証があるからできたとある。 プリペイド式とはいえ、保険証だけだと確認が取れないから、運転免許証やパスポート、もしくは保険証と住民票など二つ以上の本人確認の書類がないとできないんじゃ……と思った。 海外の人向けのプリペイド式の携帯電話は、シムのみのはずで、そうしたら、SIMフリーの端末を購入して、プリペイド式のシム購入、のほうが、現実味があった。シム購入だけなら書類は不要だからね。昔なら良かったけど、小説は2017年の新宿を舞台にしているものだから。 二つ目。泣いた割に、逃げ続けた人間が新しい愛を、も分からなくはないけれど、奥さんを放置して逃げて逃げてって言うのもなあ、とぼんやり。しかも奥さんはなんだかんだで自死を選ばれた。放置したが故に。 育児ノイローゼとそこから逃げ出し、ある意味全員殺したと言う事実は変わらない。 そこを由加利はどうやって愛し続けるのか。
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結婚を考えていた人が、クモ膜下出血で倒れ、その人が名前も職業も嘘だったということがわかる。男の正体に辿り着き…。ノベライズということで例によって全体的に深く書かれていないので映画を観た人はいいかもしれない。すぐ読めた。まあ、桔平が闇の中に入ってしまったわけは、つらいね。由加利が強...
結婚を考えていた人が、クモ膜下出血で倒れ、その人が名前も職業も嘘だったということがわかる。男の正体に辿り着き…。ノベライズということで例によって全体的に深く書かれていないので映画を観た人はいいかもしれない。すぐ読めた。まあ、桔平が闇の中に入ってしまったわけは、つらいね。由加利が強かったから良かったのかな。桔平は闇の中で過程はどうあれ、由加利に会えて良かったね。
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映画も観たいし、原作も一生さんの表紙についつい惹かれて。サクサク読めて謎が解けていく感じも面白かった。 映画のキャストを当てはめて想像しながら読んだ。 桔平の秘密の部分が辛過ぎて胸が痛む。 最後ははっきりとは描かれていないけどどうか目を覚まして幸せになってほしいと切に思った。
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読了。映画と少し違ったが、良かった。 辛い話があった。しんどい話であった。主人公の女性はハッピーエンドであるが、他のひとはかわいそうだなと感じる。
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彼の全ては嘘だった.. 騙されていたことの悔しさから始まる彼についての捜索 でも彼のことを知っていくうちに悔しさは無くなっていく 逆に募っていくのは愛おしさ
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映画の予告を観て気になり手に取りました。 今まで一緒に住んでいた相手が突然意識不明で倒れ、 それと同時に全てのものが偽りだということが 判明してしまったらと自分に置き換えてみると 想像するだけで頭が混乱して落胆してしまいそうです。 けれど主人公の由加利は当初はショックのあまりに ...
映画の予告を観て気になり手に取りました。 今まで一緒に住んでいた相手が突然意識不明で倒れ、 それと同時に全てのものが偽りだということが 判明してしまったらと自分に置き換えてみると 想像するだけで頭が混乱して落胆してしまいそうです。 けれど主人公の由加利は当初はショックのあまりに 何もやる気を起こさなかったものの、 今までの5年間というものを取返しする思いも含めて 徐々に身辺調査に本腰を入れていく姿が 自分の気持ちに正直に真っ直ぐな人だなと思いました。 由加利の視点と桔平の視点からと描かれているので、 心境の移り変わりがよく伺えました。 桔平の書いていた小説が桔平の秘密の手掛かりとなっていきますが、ラストの部分はあやふやな終わりになっているので 明るい未来になっているのか、 それとも逆になっているのかとても気になります。 私としては明るい未来がなぞらえて見えましたが。 それにしてもタイトルが「嘘を愛する女」ということで とても意味深なイメージなストーリーだと思いましたが、 それとは逆で桔平の過去にはとても苦しくも暗い過去があり、 それまでのストーリーの印象からがらりと変わり、 とても悲しくも切なくもあり感涙しそうでした。 人は誰かと一緒に何かを築いていたとしても、 実は一人ぽっちでいたりしたり、 他人には言えない事を悩み抱え込んでいるということが 往々にしてあるかと思います。 けれどそれをその時に出会う人によって 様々な物事を解決して、乗り越えながら一緒に生きていくのが 愛情なのかとも思いました。 全てを失ってから本物の愛情が分かるというのも この作品から分かる気がしました。 原作だと思って読んでたらノベライズ本だったようですが、 とても読みやすくて途中からはミステリーのような ハラハラ感もあって楽しんで読めました。
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幸せって定義がないから、どうしても他人に自分の価値観を押し付ける形になるものが多くなってしまうけれど、一呼吸おいて、自分にとっては幸せではなくても他人にとっては幸せなのかもしれないと考えることが大事なのかなと思いました。 彼と一緒になりたいという由佳里は、私からしたら「幸せ」と...
幸せって定義がないから、どうしても他人に自分の価値観を押し付ける形になるものが多くなってしまうけれど、一呼吸おいて、自分にとっては幸せではなくても他人にとっては幸せなのかもしれないと考えることが大事なのかなと思いました。 彼と一緒になりたいという由佳里は、私からしたら「幸せ」とは程遠い選択をしたように見えるけれど、由加利にとってはそれが一番幸せなんだろうなと。 どうか、彼の目が覚めて、いろいろな問題を片付けて、彼と由加利が幸せになりますように。
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映画化というこで気になり購入。 面白かったー。桔平が切なくて。結末もよくて新しい恋愛小説だったと思う。
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