なりたい の商品レビュー
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妖になりたい 人になりたい 猫になりたい 親になりたい りっぱになりたい 文庫で登録してしまったけど実際は単行本で読んだので巻末のおまけはなし。 五柱の神を呼び出しもてなしたことで来世になりたいものを聞かれた若だんな。 若だんなが薬を作り、必要な材料である蜂蜜を作る甚兵衛は妖になりたいという。そこへ天狗の黒羽坊の友、赤山坊もからんでのしっちゃかめっちゃか。 道祖神でありながらお菓子を売り歩き甘々会にも名を連ねる勇蔵はなぜ倒れて消えたのか。 手拭い屋と猫又と大福帳。猫じゃ猫じゃを仕切るのは誰で、大福帳はどこへ消えたのか。 長崎屋の女中おようの縁談相手、煮売り屋の柿の木屋の息子、三太は何者なのか。 古川屋の若だんな、万之助が亡くなると妹のお千幸さんもいなくなった。そして三十両を求めてくるのは誰なのか。 最後、商人になってまた妖と出会いたいという若だんなとちょろっと未来を仄めかしてしまう生目神。 これは別のストーリーへの伏線でもあって、あれこれ繋がるのが面白い。
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解説の文芸評論家の方が、シリーズの人気は居心地の良さにある、読む度に懐かしい場所に帰ってきたと感じると買いておられて、まさにその通りと思った。 今作は導入があって、色々な話があって、最後に導入に返るというのはまた新しい書き方に感じた。(読むそばから忘れて行くので、既にあったらすみ...
解説の文芸評論家の方が、シリーズの人気は居心地の良さにある、読む度に懐かしい場所に帰ってきたと感じると買いておられて、まさにその通りと思った。 今作は導入があって、色々な話があって、最後に導入に返るというのはまた新しい書き方に感じた。(読むそばから忘れて行くので、既にあったらすみません) 現実では日々に追われて大変だけど、ここでは若だんなが寝ついて退屈してて、妖たちはお菓子を食べてくつろいで、この世界にひたるのが私の癒しになってます。
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誰もがみんな、心に願いを秘めている。空を飛んでみたくて、妖になりたいという変わり者。お菓子を作りたいがため、人になりたがる神様。弟を思うがゆえ、猫に転生した兄。そして、どうしても子を育てる親になりたい女ーーー。それぞれの切実な「なりたい」を叶えるために起きた騒動と、巻き込まれた若...
誰もがみんな、心に願いを秘めている。空を飛んでみたくて、妖になりたいという変わり者。お菓子を作りたいがため、人になりたがる神様。弟を思うがゆえ、猫に転生した兄。そして、どうしても子を育てる親になりたい女ーーー。それぞれの切実な「なりたい」を叶えるために起きた騒動と、巻き込まれた若だんなの本当の望みは?願いをめぐる五つの物語がつまった「しゃばけ」シリーズ第14弾。 「妖になりたい」 「人になりたい」 「猫になりたい」 「親になりたい」 「りっぱになりたい」
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ここからもえどさがしに繋がるのかと思った。 きっと探し出してくれる誰かがいるのなら、生まれ変わるのも怖くない。 最近妖たちがとても自由に動くので、若だんなが中心の話がもっと読みたい。 立派になった若だんなに目頭を押さえる仁吉に口元が緩んでしまう。
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しゃばけシリーズの14作目とのことですが、私は初めてこのシリーズを読んだのがこの14作目となりました。 知人が貸してくれたのですが、 え?!14作目?!ついていけないのでは?! と思いながら本を開いてみたところ、そんなことは全くなく、最初から最後まで心温まるストーリーで途中何度か...
しゃばけシリーズの14作目とのことですが、私は初めてこのシリーズを読んだのがこの14作目となりました。 知人が貸してくれたのですが、 え?!14作目?!ついていけないのでは?! と思いながら本を開いてみたところ、そんなことは全くなく、最初から最後まで心温まるストーリーで途中何度かホロリと涙しながら読みました。 とっても魅力的な妖達と若旦那。 大好きになりました。 早速シリーズ第1作目も購入したので早く読みたいな。
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若だんなと妖たちの江戸時代モノ、第14弾。 「なりたい」にまつわる5つの物語。 * 妖怪にまつわる話…と言っても、 畠中恵さんの妖怪は、人間味があって楽しく優しい。 一年に一度、「しゃばけ」シリーズを読むのが楽しみだった。 娘が生まれてから遠ざかっていたけど、久しぶりに。 やっぱ...
若だんなと妖たちの江戸時代モノ、第14弾。 「なりたい」にまつわる5つの物語。 * 妖怪にまつわる話…と言っても、 畠中恵さんの妖怪は、人間味があって楽しく優しい。 一年に一度、「しゃばけ」シリーズを読むのが楽しみだった。 娘が生まれてから遠ざかっていたけど、久しぶりに。 やっぱりあったかくて優しくて、でも少し厳しい。 「人になりたい」と願う道祖神が優しくて、 あたたかな気持ちになった。 猫又のお話は『猫君』を彷彿とさせる。 * 人は夢を見る。 「こうなりたい」「ああなりたい」、子どもの頃から願う。 「なりたい」は命懸けで、でも純粋に「願う」気持ちでもある。 私が「なりたい」のは、穏やかに過ごす毎日。 ブックカフェのオーナー。 子どもたちの笑顔に囲まれる自分。 叶えるために、自分らしく少しずつ歩いていこう。
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[1]歓待の礼に願いを聞いてやると神様たちになりたい職業を聞かれた若だんなの返事は? [2]何かに「なりたい」者たちの五つのお話。それぞれひねりはあまりないけどその分ゆるーくたのしめます。 [3]番外編の明治期の話にリンクする? ■この巻の簡単なメモ 若旦那、薬販売に乗り出す...
[1]歓待の礼に願いを聞いてやると神様たちになりたい職業を聞かれた若だんなの返事は? [2]何かに「なりたい」者たちの五つのお話。それぞれひねりはあまりないけどその分ゆるーくたのしめます。 [3]番外編の明治期の話にリンクする? ■この巻の簡単なメモ 若旦那、薬販売に乗り出す。《他の人と同じやり方じゃ、私は生きてゆける程、稼ぐ事は出来ないって分かった》p.28。その材料を提供してくれるであろう甚兵衛さんは引き換えに、空を飛びたい、ひいては妖になりたいとか言う。 「江戸甘々会」という菓子の集いで男が殺されたが死体がなくなった。 猫又のいる手拭いの染屋と猫又のボスの座争い。 長崎屋の女中、おようはとんでもなく厄介な子どもがいる男と世帯を持ちたがった。 一太郎同様病弱だった茶問屋の大店古川屋の息子万之助が死んだ。葬儀のバタバタの最中、万之助の妹お千幸(おちさ)が行方不明に。相思相愛の糸物問屋塩浜屋の弥曽吉さんのとこにいるのでは? 《一つの事が、ありがたかったり、困り事だったり。物事は不思議です》p.340
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長崎屋へ招待した五柱(稲荷神、大黒天、生目神、比売神、市杵嶋比売命、橋姫)との約束が、「えどさがし」へ続くのか。 ■妖になりたい…上総西八谷名主で養蜂家の甚兵衛。黒羽と赤山坊 ■人になりたい…菓子職人勇蔵、道祖神、江戸留守番役月田と山川 ■猫になりたい…戸塚宿の虎、くろ、藤沢宿...
長崎屋へ招待した五柱(稲荷神、大黒天、生目神、比売神、市杵嶋比売命、橋姫)との約束が、「えどさがし」へ続くのか。 ■妖になりたい…上総西八谷名主で養蜂家の甚兵衛。黒羽と赤山坊 ■人になりたい…菓子職人勇蔵、道祖神、江戸留守番役月田と山川 ■猫になりたい…戸塚宿の虎、くろ、藤沢宿の熊市 ■親になりたい…煮売り屋柿の木屋、わがまま三太、猪助、親になりたい出戻りおようと女中頭おくま ■りっぱになりたい…茶問屋古川屋の万之助、妹のお千幸(ちさ)、糸物問屋塩浜屋弥曽吉
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若だんなが少しずつしっかりして、自分の意志をはっきり示すようになってきた。 いつの事件でも、微妙に活躍して微妙に足を引っ張る鳴家が一番好きだなあ。
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手堅い、いつものように若旦那、寝込んでも謎を解決していくところ謎、けっこういい。 最終的には来世で何になりたいかを五神に告げ物語は終わったが、読んだあとは非常に清々しい感じがするところなど良い。
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