問題解決大全 の商品レビュー
問題解決に役立つ手法を紹介している。各手法を理解し、活用できる状態になれば、日常で活用できるようになるのだろう。本書の活用方法としては、自ら抱えている問題を解決するには、どの手法が適切なのかを思い浮かべて目次からの情報から目星をつけて、そのページを読むとよいのかな。実務的なハウツ...
問題解決に役立つ手法を紹介している。各手法を理解し、活用できる状態になれば、日常で活用できるようになるのだろう。本書の活用方法としては、自ら抱えている問題を解決するには、どの手法が適切なのかを思い浮かべて目次からの情報から目星をつけて、そのページを読むとよいのかな。実務的なハウツーものではなく、手法を生み出された歴史背景から実際の活用事例も紹介されている。 即効性は無いかもしれないが、読み込めばビジネスでも強い武器になるかもしれない。
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本の厚みとは反比例して内容はかなり薄いですが(笑)、興味深い問題解決手法がたくさん紹介されていたので、自分に合った手法を知りたいような人がまずはザックリ眺めてみる本としては良いのかも??一番好きなのは《29 リフレーミング》と《36 ピレネーの地図》だけど、多目的最適化でいつもネックとなる「結局どれが最適条件なの?」をきっちり定量化させようという意欲的な取り組みである《19 ケプナー・トリゴーの決定分析》もなかなか興味深かったです☆…とは言いつつ、やっぱり僕はパレート最適曲面を求めて選ばれる事が無い不要な解を除去するところまでが数値計算の限界で、最後はやっぱり人間が判断するしか無いと思っていますが^^;。
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問題解決のための方法をまとめられた本。全部で37のツールがあり、直線的な問題では、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行、結果の吟味のカテゴリ、サーキュラーな問題では、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行のカテゴリーで分けられている。それぞれのツールに対し難易度も設定されており...
問題解決のための方法をまとめられた本。全部で37のツールがあり、直線的な問題では、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行、結果の吟味のカテゴリ、サーキュラーな問題では、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行のカテゴリーで分けられている。それぞれのツールに対し難易度も設定されており、中々分かりやすい。 自分の知っている内容も多く読みやすかったが、一度読んだだけでは難易度の高いツールは実践で使えこなせないなと感じた。難易度の高い問題が発生した場合は、この本を再度読み直して問題解決につなげていきたい。
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問題解決大全タイトルの通り、古今東西の問題解決法が書かれている。非常に参考になる。 個人的にはリフレーミングとピレネーの地図が参考になった。非常に面白い本だった。
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古今東西の様々な問題分析・問題解決方法を、文献をしっかりおさえたうえで網羅した良書。 ビジュアル資料も充実しており、かつ『形式を統一する』という、文献を読みこんできちんと理解していなければできない難行を成し遂げている点は、高く評価する。 これらを現実に適用できるのは、読んだ者一人一人の心構え次第。 世の中には、 『問題に向き合ったり分析するような"努力"をするくらいなら、切れ散らかしたほうが"楽"、解らないことにして投げ出したほうが"楽"』 という人であふれている。 その事実に向き合うことも重要である。
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読書猿を不意に知る機会があり、著作第二作目から手に取ってみました。知の巨人と呼ばれる所以か、重厚な情報が丁寧に解説されていて、これは手元に置いておき適宜参照するようなものですわ、一回で全てはもちろんマスターできないな。 今の自分に印象に残ったものは、「行動デザインシート」、「ぐずぐず主観克服シート」、「問題への相談」、「因果ループ図」のようです。読み進める中で付箋が貼ってありました。 そもそもの問題をリニア、サーキュラーなものに分けそれぞれに適した問題の認知、解決案の探求、解決策の実行、結果の吟味といったプロセスに適した対処方法を順序立てて解説している点、こういった階層分けそのものが新鮮な考え方で非常にためになりますね。
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サンプルとして挙げられている問題解決の実例には身近で日常的なテーマも多くて、「それって我慢しなくていいんだ!やり方を考えればいいんだ」と気付かされることも多々あった。 仕事や人生の重大な問題を抱えてる人だけじゃなくて、なんとなーく上手くいってないことがある程度の人にも役立つ本です...
サンプルとして挙げられている問題解決の実例には身近で日常的なテーマも多くて、「それって我慢しなくていいんだ!やり方を考えればいいんだ」と気付かされることも多々あった。 仕事や人生の重大な問題を抱えてる人だけじゃなくて、なんとなーく上手くいってないことがある程度の人にも役立つ本です。 「ニーバーの祈り」「機会費用」「セルフモニタリング」「リフレーミング」あたりは自分の抱えてる「普段なんとなく上手くいってない事柄」に応用できそうなので、さっそく出来る範囲で実践中。 セール価格につられてKindleで買ったけど、辞典的に使うために紙の本でも買っちゃおうかな……
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私達が日常生活で行なっている意思決定などが、偉人の名前や専門用語を用いてまとめられている。 各章が目的別に分けられているので見やすい。
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アイデア大全に続き読書猿氏の知識の結晶を見せてもらった感じ。どこかで読んだような、記憶の混沌の中にあった話も出典付きでどんどん整理されていくのが心地良い。オデッセイア、インドの経済学者アマルティア・セン、推論の梯子、ミラクルクエスチョンが印象深かった。
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物事の原因を特定してそれを解決すれば問題は解決するのだと考えがち(時間に制限のある、というかスピードが求められる仕事では尚更)。 循環思考の記述の中で ・物事には沢山の要素が合わさっているよ ・それを変えられるところから、部分的にでもアプローチすることで物事は変えていけるよ と...
物事の原因を特定してそれを解決すれば問題は解決するのだと考えがち(時間に制限のある、というかスピードが求められる仕事では尚更)。 循環思考の記述の中で ・物事には沢山の要素が合わさっているよ ・それを変えられるところから、部分的にでもアプローチすることで物事は変えていけるよ というのが書いてあり、とても新鮮に感じた。 課題に対して小さくともアプローチしてその度に次のアクションを考え実行していきたい。PDCAと言われてもピンと来ないけど、この本は違った言葉でこの概念を分かりやすく定義し解説してると思う。 思想の歴史が年表になっているのも興味深かった。
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