逃亡刑事 の商品レビュー

3.5

61件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2019/06/14

殺人を目撃してしまった少年から思いがけない真犯人を知ってしまった女刑事。濡れ衣を着せられ、目撃者の少年が口封じされるのを防ぐため、二人の逃亡が始まります。現実世界では考えられないめちゃくちゃな部分とすごい勢いの疾走感。黒川さんの「疫病神」シリーズが重なりました。エンタメ作品として...

殺人を目撃してしまった少年から思いがけない真犯人を知ってしまった女刑事。濡れ衣を着せられ、目撃者の少年が口封じされるのを防ぐため、二人の逃亡が始まります。現実世界では考えられないめちゃくちゃな部分とすごい勢いの疾走感。黒川さんの「疫病神」シリーズが重なりました。エンタメ作品としてとても楽しみましたが、中山作品としてどんでん返し系を期待すると肩透かしかな。私はこんなのもいいと思います。シリーズでも行けるのでは。別作品に出てきた某構成員や某弁護士の名前だけの出演などサービスも楽しみました。

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2019/04/09

入り口は面白そうで読み進めたけれど、後半はかなり突拍子もない展開でした あの町について書きたかったのかもしれませんが、その後が帳消しにしてしまうような展開です 辻褄が合っていないような部分もあるし、解決していない問題もあり、なんか消化不良気味です

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2019/04/02

4月-2。3.0点。 児童養護施設から脱走した少年が、刑事殺人の目撃者に。 主人公は「アマゾネス」と呼ばれる、豪腕の女刑事。 題名の通り、逃亡することに。 スピード感はさすが。2時間ドラマのようなストーリー。 あっさり読める。

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2019/02/20

「アマゾネス」の異名を持つ刑事・高頭冴子は、 刑事殺しの容疑者になってしまう。 彼女の無実を証明できるのは、なんと8歳の少年だった─── 目撃者の少年を守りながら逃げ回るうちに、冴子に芽生えてくる女性の部分というか、変化が良かった。 賢い少年と、子どもにどう接したらいいのかわか...

「アマゾネス」の異名を持つ刑事・高頭冴子は、 刑事殺しの容疑者になってしまう。 彼女の無実を証明できるのは、なんと8歳の少年だった─── 目撃者の少年を守りながら逃げ回るうちに、冴子に芽生えてくる女性の部分というか、変化が良かった。 賢い少年と、子どもにどう接したらいいのかわからず振り回される大人の話は大好物です。 労働者の町A地区に暮す佐古ジイとセンセイもとてもいい味で。 警察署の襲撃方法に度肝を抜かれた。 「地震か??」まさか?これは想像を超えた(笑) 御子柴弁護士の名前が出た時には、もしや?と期待してしまいましたが。 養護施設の虐待問題はどうなったのか?など、少しモヤモヤは残りましたが、 スピーディな展開で面白かったです。

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2019/02/17

刑事と逃亡するのに教科書を持っていく小学生。大人になったらまた登場してほしい。映画みたいで一気読みした。

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2019/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

身長180cmでまあ美人で性格は男勝りな刑事、という設定に軽く失笑・・。刑事殺しの現場を目撃した家出少年、犯人は警察内にいて、口封じのために狙われる。主人公も犯人の汚名を着せられて逃亡。大阪のA地区に逃げ込む。これは完全に西成がモデル。主人公らが捕まった警察署にロケットランチャーが撃ち込まれて運よく脱出、千葉に戻ってヤクザの力を借りて事件は解決という、作者が途中で飽きてしまったかのようなおおざっぱなラストの展開。

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2019/01/01

警官殺しの汚名を着せられたを女刑事と警官殺しを目撃した子供が、暴力団を頼りに警察から逃走し、汚名をすすぐ

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2018/11/26

題名に惹かれて読んでみました。 後から後から色んな事件がおきて、あっという間に読めました。 主人公が少しずつ変わっていくのが、良かったです。 人の見方が変わったり、自分のおかれた立場で、色々変化が生じたり、 色々考えさせられることも多い話でした。

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2018/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

養護施設を脱走した8歳の子供はある事件を目撃したため、真相を隠したい犯人から狙われる。 事件の真相に気づいた女刑事が子供をかくまいながら、逃げる、、、ので逃亡刑事なんですね。。。 犯人の濡れ衣を着せられつつ、子供を護りながら犯人たちとバトルを繰り広げ、反社会勢力の山崎(ほかにも登場してた気がします)や、A地区の住人たちと共闘しつつ、事件解決に進んでいくストーリーに引き込まれて一気読みでした。 とってもエンターテイメント性の高い娯楽小説で、ワクワクドキドキ楽しかったです。

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2018/08/18

警察という鉄壁の組織の中で、帰属意識を一切持たず、己の才だけを拠り所に精励する冴子。はみ出し者と言われようが一顧だにしない。署内の風当たりもどこ吹く風。上司の思惑に至っては糞くらえ。傍若無人にして勇猛果敢、千葉県警のアマゾネスとあだ名される。この冴子の立ち居振る舞いが初から終わり...

警察という鉄壁の組織の中で、帰属意識を一切持たず、己の才だけを拠り所に精励する冴子。はみ出し者と言われようが一顧だにしない。署内の風当たりもどこ吹く風。上司の思惑に至っては糞くらえ。傍若無人にして勇猛果敢、千葉県警のアマゾネスとあだ名される。この冴子の立ち居振る舞いが初から終わりまで徹頭徹尾格好イイ。格好良すぎる。そんな彼女が警察最悪の犯罪に単身挑む。タイトルどおりの難事に苛まれ、読む者は途中何度も目を覆わされる。それでも職業人としての矜持と誇りだけは最後まで貫かれており、これがまた何とも清々しい。是非映像化してもらいたい。

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