2011年の棚橋弘至と中邑真輔 の商品レビュー
新日が2000年代に入って落ち込んだ際に棚橋・中邑の両エースによって立て直したということを記述した一冊。 特に真新しい話はなかったものの、2人の活躍が今の新日の再生に大きく貢献したということはよくわかった。
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1972年3月6日。アントニオ猪木により創立された新日本プロレス。 金曜夜8時のプロレス中継に、昭和のファンは熱狂した。 東京ドームに初進出。ビッグマッチの連続に、平成のファンは魅了された。 1998年4月4日。創立者猪木が引退。 総合格闘技の大ブームに、異種格闘技の源流...
1972年3月6日。アントニオ猪木により創立された新日本プロレス。 金曜夜8時のプロレス中継に、昭和のファンは熱狂した。 東京ドームに初進出。ビッグマッチの連続に、平成のファンは魅了された。 1998年4月4日。創立者猪木が引退。 総合格闘技の大ブームに、異種格闘技の源流たる猪木の存在と影響力が、団体の存続を危うくしてしまう結果を招いてしまう。 新日本プロレスにとって、21世紀は「暗黒の時代」となっていた。 立ち見が出るほどの客で溢れたドーム興行に空席が目立ち、招待券が出回る。 相次ぐ選手・スタッフの離脱。 スキャンダルばかりで、熱の失われた会場。 その危機的状況の中、二人の青年が新日本プロレスの門を叩く。 100年に一人の逸材 棚橋弘至。 キング・オブ・ストロングスタイル 中邑真輔。 頭脳明晰で誰よりもプロレスを愛する二人は全く違う思想を貫き、どん底まで落ちた団体の奇跡のV字回復の旗手となっていく。 創業者に振り回されて右往左往させられるのではない。 自分たちのやり方で新しいプロレスを作っていく。 そして、今では世界中のファンが彼らに熱狂している。 それこそ、本来の創立の精神だ。 今のプロレスなんて見る気がしないよ、という昔ながらのファンにこそ読んでほしい一書。
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猪木の作り上げたプロレス最強幻想に憑りつかれていた日本のプロレス界。総合格闘技の登場で、その呪縛が強くなり、それから解き放たれるために、プロレスラーが総合のリングに上がっていた00年代前半。 皮肉なのは、総合格闘技を呼び込んだのが、プロレス最強をうたい上げた猪木の異種格闘技にある...
猪木の作り上げたプロレス最強幻想に憑りつかれていた日本のプロレス界。総合格闘技の登場で、その呪縛が強くなり、それから解き放たれるために、プロレスラーが総合のリングに上がっていた00年代前半。 皮肉なのは、総合格闘技を呼び込んだのが、プロレス最強をうたい上げた猪木の異種格闘技にある、ということです。 その呪縛を振りほどいて、エンターテイメントとして新しい日本のプロレスを作り上げた二人のレスラー。棚橋弘至と中邑真輔のレスラーとしての前半生。 「新」日本プロレス所属というのも、運命的な感じがします。言葉遊びの面で。 とはいえ、そういう言葉遊びもプロレスの魅力の部分かな、と思います。そこで観客が妄想したストーリーも、ひっくるめてリング上で魅せてくれるのがプロレスラーと思っているので。 夢を見て夢を見せてくれるのがプロレス。 「2000年の桜庭和志」を読みたいなぁと思ってるんですけど、だめですかね。馬場・猪木・UWFと来たら、日本格闘技バブルの時代と思うんですけど。 あ、石井館長一代記でもいいです。お金の問題ありましたが、あの人がいたから猪木がパラシュートで国立競技場に降りたつ大会できたと思うんですよね。 だめかなぁ。
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【新日本プロレスを再生した月と太陽の生き様】新日本プロレスを危機から救った二人のエース、棚橋弘至と中邑真輔。異なる方法論を取りながらも彼らの人生は絡み合っていく。
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