オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 の商品レビュー
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<目次> 省略 <内容> 確かに考えさせられる問が並ぶ。たとえば、「自分の腎臓を売ってもいいでしょうか?」「自分を履行だと思いますか?」「幸せだ、とはどういうことですか?」「木を描くとします。その木は現実のものですか?」答えられそうなものから倫理的・哲学的なもの、科学的なものなど様々…。考えなら読んでいくことをお勧めする。
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きっかけは、本屋さんで平積みしているのを見つけたとき。面白そうだと思いながらも、「積読が他にも溜まっているから」と言い聞かせていたけど、結局ガマン出来ずに、いそいそと購入。 買ったは良いけど、ネックなのは「翻訳物」ってところだなあ…。と思いながらも、最近の翻訳物は読みやすいよう...
きっかけは、本屋さんで平積みしているのを見つけたとき。面白そうだと思いながらも、「積読が他にも溜まっているから」と言い聞かせていたけど、結局ガマン出来ずに、いそいそと購入。 買ったは良いけど、ネックなのは「翻訳物」ってところだなあ…。と思いながらも、最近の翻訳物は読みやすいようにも感じるし、買う前にパラ読みした時も問題なさそうだったから、大丈夫なはず! と思い、他の積読ほったらかしで、早速読み始めました。 まず目次を見て思ったことは、「大学ごとでも、学部ごとでも、分野ごとでもなくランダムに問題を並べてあるなあ」ということ。そういえば、森博嗣の「つぶやきシリーズ」も、ジャンル関係なく、徒然なるままに書いていました。入試と日常じゃ一緒くたに出来ないかもしれないけど…と一瞬思ったけど、両者とも「多角的に考える」ことをさりげに伝えたいのかもしれない・・伝わらなくても、そういう構成にしとけば、自然にそうせざるを得なくなるし(気になったとこだけ読む、なんてことをしない限りは)、と勝手に解釈。 そして各質問も、面接のときに聞かれたら、「うっ…」と答えに詰まって、しどろもどろになりそうだと思いました。「世界一考えさせられる問題」とは、まあもちろんそうなんですけど、同時に、「自分の知識の無さ、教養の無さを自覚させられる問題」とも認識させられた次第です…。だって、建築物が犯罪を減らせる、なんて思いつきもしなかった…。牛一頭が世界中の水の何パーセントか、なんてそもそも世界中の水がどれぐらいあるかも想像出来ないのに。「ハムレットの上演時間が長いと思いませんか?」って聞かれても、ハムレットの演劇見たことないし! と、自分の知識不足を棚に挙げて、下手したら逆ギレしてしまいそう。でも、著者の方が広分野に渡って博識なので、面白く読みました。ただ、残念なのは、キンドルのレビューにも書いてあったけど、その質問に答えて合格した人たちの回答が載っていないので、そっちも取り上げて欲しいなあとは思いました。
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欧米的な「利口さ」「頭の良さ」とはどんなものかを感じることができた。日本の一般的な大学生に比べると、やはり外国の大学生は賢いと感じる部分が多く、その要因の一端に触れられたと思う。 やっぱりなんとなく、子供にはこの「欧米的な利口さ」を身につけてほしいと思ってしまうんだよなー。日本語...
欧米的な「利口さ」「頭の良さ」とはどんなものかを感じることができた。日本の一般的な大学生に比べると、やはり外国の大学生は賢いと感じる部分が多く、その要因の一端に触れられたと思う。 やっぱりなんとなく、子供にはこの「欧米的な利口さ」を身につけてほしいと思ってしまうんだよなー。日本語や日本の歴史・文化と合わせて、この利口さも学んでほしい…、って、自分も学ばないと!
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こんな入試問題あり? 一筋縄ではいきません! 話題だったので。どうしてこんな入試問題が、と思いつつ、最後の解説を読んで腑に落ちるところも。論理的に討論することが、人生や仕事の上で必要だと考えられているからだ。オックスブリッジ出身の人は、政治家だったり社会に大きな影響力を持つ人になる。そういう人は、自分の意見をきちんと述べられないとダメだから。ちなみに、昔はもっと変な質問があったらしいが、今は専攻分野に関するものが多いらしい。それは、公立校にあまりに不利だったから。確かに私でもオックスブリッジに行くのは、パブリック・スクール出身が多いかな、という印象をもっている。教育の機会均等はひとまず置いておいて、このようなオックスブリッジの入試問題を突破して、そこで学べば、豊かな人生、社会に羽ばたく人材ができるということ。こういう論理的に討論できる人材をイギリスが求めているということ、それがわかった。 問題のところを読んだら、なるほど、と思うことも、へ理屈じゃないか、と思うところもあるんだけど、とてもイギリスっぽい。大事なことは、その質問の意図はどこにあるか考えること。これはオックスブリッジの入試問題じゃなくても、当たり前かも。 ケンブリッジ大学〈英語英文学〉「あなたにとって悪い本とは何ですか?」すごくわかる。悪い本って数え出したらきりがないんだ。だって、色んな本に影響されてきたから。勉強できなくなったり、性格が変わったり、新しい世界の魅力に気付いたり……。
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非常に興味深いですね。 こんな問題が日本で出されたら「珍問」「奇問」で非難殺到、大炎上確実。でも、この様な問いを繰り出す真の目的に鑑みると、こういう“頭の柔らかさ”“教養の深さ”を確かめるには、こういう手法なのかなと思います。 これが、歴史ある先進国と、東洋の訳の分からない島...
非常に興味深いですね。 こんな問題が日本で出されたら「珍問」「奇問」で非難殺到、大炎上確実。でも、この様な問いを繰り出す真の目的に鑑みると、こういう“頭の柔らかさ”“教養の深さ”を確かめるには、こういう手法なのかなと思います。 これが、歴史ある先進国と、東洋の訳の分からない島国の差なのかも。 それと、こう言う事を未だに続けていると言うところに、世界の海は失ったとしても、未だに世界に強い影響力を与える英国の奥深さを感じました。
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図書館で借りた本。ケンブリッジやオックスフォードの面接に出た60の質問で学部は色々。これらの質問に答えるには斬新なアイデアを創出する考え方が必要。利口になる道への最大の障害は利口ぶる事である。哲学のような質問もあり自分の浅はかな思考能力を改めて知る。運命とは何ですか?幸せとはどう...
図書館で借りた本。ケンブリッジやオックスフォードの面接に出た60の質問で学部は色々。これらの質問に答えるには斬新なアイデアを創出する考え方が必要。利口になる道への最大の障害は利口ぶる事である。哲学のような質問もあり自分の浅はかな思考能力を改めて知る。運命とは何ですか?幸せとはどういう事ですか?これらの質問は主観や客観視で答え方は千差万別であるが人としての本質がバレそうな気がする。
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