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悲嘆の門(中) の商品レビュー

3.6

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2025/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ガラと取引をして失ったものに気づいていない主人公の言動にやきもきしながら楽しめました。 友理子との死と物語についてのやりとりでの、「それこそが、物語が存在するもっとも大きな、尊ぶべき意義と意味。人生が一度しかないことに抗う、創造と想像の力だ。」という文に、故人を悼み偲ぶ気持ちが思い起こされました。 渇望を返せと、それが人間というものだからだと真正面から言う都築さんの言葉から、生きるということを考えました。 ファンタジーとして楽しめながら、人間とは、と考えられる物語でした。 ボリュームがありますが下巻も楽しみです。「英雄の書」を知らなかったので読んでみたいと思いました。

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2025/09/20

完全にファンタジー、というかデスノートの様相を呈して来た中巻。 善良な大学生でも人智を超えた能力を持つと正義の大鉈を振るいたくなっちゃいますよね… どんどん話のスケールが大きくなる中で、おっさんの存在が癒しであり、救い。

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2025/06/30

上巻はなかなか面白いと思ったのだけど、中巻の1/3ぐらいでなんだかファンタジーな感じになって来て…やっぱりそうくるのか… 私はファンタジーチックなのがあまり好きではないので、これはちょっと、上巻で思ってたのとは違うかなぁ〜という感じ。 でもまあ、完全にファンタジーの世界ではなくて...

上巻はなかなか面白いと思ったのだけど、中巻の1/3ぐらいでなんだかファンタジーな感じになって来て…やっぱりそうくるのか… 私はファンタジーチックなのがあまり好きではないので、これはちょっと、上巻で思ってたのとは違うかなぁ〜という感じ。 でもまあ、完全にファンタジーの世界ではなくてリアル半分、ファンタジー半分な感じなので最後まで読めそうかなぁ〜と思います。 完全にファンタジーの世界だと私にとっては苦痛ですらあるので…(辛辣ですみません) 宮部作品、最近のは江戸時代かファンタジーか…みたいな感じが多いですね。

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2025/05/05

廃ビル屋上のガーゴイル像での奇妙な邂逅のあと、先輩を探す三島孝太郎は、"狼"と名乗る不思議な少女、森崎友理子に出会う。 その後、物語は加速し、悲劇へと暗転する。 小説という"文字の流れ"に胸がギュッと締め付けられる。このあと、どうなるのか。...

廃ビル屋上のガーゴイル像での奇妙な邂逅のあと、先輩を探す三島孝太郎は、"狼"と名乗る不思議な少女、森崎友理子に出会う。 その後、物語は加速し、悲劇へと暗転する。 小説という"文字の流れ"に胸がギュッと締め付けられる。このあと、どうなるのか。 社会派ミステリ、ではなく、ファンタジーです。

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2025/04/28

言葉を取り扱う小説家が書きそうなテーマだと思った。ガラの登場から難解になり、超絶美少女(…という設定)の森崎友理子が登場する迄は退屈。その後の事件のくだりとガラと通じる目を得る流れで持ち直したかと思ったら、都築のおっさんでまたもや退屈な流れに戻ってしまった。 『ブレイブ・ストーリ...

言葉を取り扱う小説家が書きそうなテーマだと思った。ガラの登場から難解になり、超絶美少女(…という設定)の森崎友理子が登場する迄は退屈。その後の事件のくだりとガラと通じる目を得る流れで持ち直したかと思ったら、都築のおっさんでまたもや退屈な流れに戻ってしまった。 『ブレイブ・ストーリー』を読んだ時にも思ったけれど、宮部みゆきのファンタジー作品はイマイチ、ストーリーに没入できないんだよなぁ。

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2025/03/18

おもしろい。おもしろいけど、リージョンとかサークルとか無名の地、とかちょっと難しいな。 孝太郎が侵されていくのがちょっと辛いけど下では都筑のおっさんがキーパーソンになってくれるのか期待。 皆様の感想を読んで『英雄の書』の続編だとか。。。 知らなかった。けどこれはこれでおもしろい...

おもしろい。おもしろいけど、リージョンとかサークルとか無名の地、とかちょっと難しいな。 孝太郎が侵されていくのがちょっと辛いけど下では都筑のおっさんがキーパーソンになってくれるのか期待。 皆様の感想を読んで『英雄の書』の続編だとか。。。 知らなかった。けどこれはこれでおもしろい。

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2025/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「英雄の書」が好きでこの本を読み始めましたが、ついに友里子とアッシュに再び会うことができました! 成長したけど変わらない友里子に会えて嬉しい。無事に狼として活躍している彼女に会えて、嬉しいです!アッシュも相変わらずカッコいい!この瞬間だけはストーリーの重さを忘れて大喜びしました...! さて、中巻でさらに物語が大きく動きました。孝太郎が危うく感じられドキドキしています。ガラの力を手にして、どうなっていくのか。ユーリの時とはまた別の不安感があります...。 お願い、怒りに飲み込まれないで。ちゃんと周りの人の言うことを聞いて。孝太郎のたどる運命に目が離せません。 ガラの力やユーリたちの戦闘シーンの描写が素晴らしく、情景がありありと浮かんできます。やはり宮部さんはすごい。ぜひとも脳内を覗いてみたいものです。

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2025/01/12

 それは、いた。確かにいた。目の前に現れた。存在するが、実在はしないもの。不思議な世界に入ってきた。連続殺人事件と、どう繋がっていくのか。俄然、サスペンスになってきたぞ。ガラ、ユーリ、アッシュの登場。下巻では、いったいどんな展開になるのだろう。

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2025/01/08

中、下巻一気に読了。 ガーゴイルが事件にどう絡むかと思ったらファンタジーに転がっていく話。予想外。 面白くてあっという間に読み終えましたが、心構えと想像力がついていかない場面も。風呂敷広がりすぎて畳むの大変な話でしたが結末は救い。「すまない」のガラが辛い。

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2024/12/17

連続殺人事件ミステリーかと思っていたら……ファンタジーでした… 難しい言葉が沢山出てきて理解が大変 主人公が道を踏み外さなければ良いなと願いながら下巻に続く

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