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悲嘆の門(中) の商品レビュー

3.5

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2020/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思ってた以上にどうでもいい展開になってしまった…。 とはいえ、下巻で華麗なる伏線回収、論理的解決が待っているなら満足はしそう。 まあでも…クマーの社長殺しの犯人がいわゆる超能力で発見されるあたり、期待はできなさそう。 「悲嘆の門」もそういう意味ね、とガッカリ感は否めない。ガッツリなミステリーだと思って読み始めた私自身のミス。

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2020/02/12

一気にファンタジー要素満載の展開。 動くガーゴイルの秘密は、とても残念。 せめて連続殺人犯だけは、異世界の力なしで解決してほしい。

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2019/09/19

文庫版(上)では社会派ミステリーのような展開だったが、(中)で「英雄の書」の世界とつながり、ファンタジーの展開に。

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2019/09/17

ようやく英雄の書からも繋がる内容になってきた。 事件としては、なかなかにどろどらしてきている。 都築さんから孝太郎が怒られたとき、自分ても孝太郎と同じ感覚になっていたのではっとした。 確かに妄想激しいバカ女に見えるけど、違う真相があるかもしれない。 あらゆる可能性を考えて捜査する...

ようやく英雄の書からも繋がる内容になってきた。 事件としては、なかなかにどろどらしてきている。 都築さんから孝太郎が怒られたとき、自分ても孝太郎と同じ感覚になっていたのではっとした。 確かに妄想激しいバカ女に見えるけど、違う真相があるかもしれない。 あらゆる可能性を考えて捜査する、都築さんはとても優秀な刑事だったんだろうと思う。 いよいよ下巻。どんな結末になるのか楽しみ。

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2019/08/25

孝太郎の背後に見えたものは本物のガーゴイルだった。都築と孝太郎は驚きながらもそのガーゴイルと話をする。名はガラと言いこの世界のものではないと言う。ガラが持っている大きな鎌をじっくり見つめるとその鎌の中に行方不明になった森永の姿を感じ取った。同じく行方不明になっている老人のも鎌の中...

孝太郎の背後に見えたものは本物のガーゴイルだった。都築と孝太郎は驚きながらもそのガーゴイルと話をする。名はガラと言いこの世界のものではないと言う。ガラが持っている大きな鎌をじっくり見つめるとその鎌の中に行方不明になった森永の姿を感じ取った。同じく行方不明になっている老人のも鎌の中にいるという。しかし出す事はできぬ。ガラは今日あった出来事、自分に出会った事すべてを忘れろといい都築の中にある渇望を取り除く。牙が抜け落ちた狼のようにすっかり大人しくなった都築は足の手術をするために入院する。孝太郎は納得ができず再びガラを呼び出し契約する。 その後、クマーの社長、山科鮎子が殺される。連続殺人鬼と同じ手口で。 孝太郎はガラと契約をした代償として左目に特殊な力を持つ。 ガラと協力して憧れだった山科を殺した犯人をあっさり見つけガラにこの世から消滅させた。 もうこれ以上ガラと関わるなと告げる都築。 しかし、孝太郎は本当の連続殺人鬼を見つけその渇望をガラに与えると約束をする。 おいおいおい 段々と変な方向に進んできたぞ。 宮部さんお得意のファンタジーゲームの内容に転がってきた。 あえてそういう内容の小説は避けてきたのに思い切りその方向に進んでいる。 ガーゴイル? リージョン? サークル?……だめだ!ついて行けそうもない。なんとか中編は読み終わりましたが下編を読むのが非常におっくうになってきたです。 下編に続く

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2019/08/16

普通のミステリーと思ったていたら、ファンタジーだった。それに、「英雄の書」とつながっていたとは、中巻を読むまで知らなかった。。。確かに主人公の孝太郎はずいぶん、最初の頃と変わってしまった。まるで、ユーリのお兄さんのように。連続殺人事件と妹の友達のいじめ。これらが下巻でどう収束する...

普通のミステリーと思ったていたら、ファンタジーだった。それに、「英雄の書」とつながっていたとは、中巻を読むまで知らなかった。。。確かに主人公の孝太郎はずいぶん、最初の頃と変わってしまった。まるで、ユーリのお兄さんのように。連続殺人事件と妹の友達のいじめ。これらが下巻でどう収束するのだろうか、予測できない。

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2019/06/18

宮部みゆきの悲嘆の門を読みました。 大学生の三島孝太郎は、先輩に勧められて先輩が起こしたインターネットのサイバーパトロールの会社でアルバイトをすることになります。 孝太郎は犯罪関連のサイトの監視を担当することになり、連続切断魔の事件の監視を開始します。 元警察官の都築は、近所...

宮部みゆきの悲嘆の門を読みました。 大学生の三島孝太郎は、先輩に勧められて先輩が起こしたインターネットのサイバーパトロールの会社でアルバイトをすることになります。 孝太郎は犯罪関連のサイトの監視を担当することになり、連続切断魔の事件の監視を開始します。 元警察官の都築は、近所の茶筒型のビルの屋上に設置されているガーゴイルの置物が動いたという相談をうけ、調査を開始します。 アルバイトの同僚である森田の失踪の調査を行っていた孝太郎は都築と一緒に茶筒型のビルの屋上に行き調査を開始します。 インターネットにあふれる悪意ある情報に対抗するにはどうすればいいのか。 身近な人が犯罪の被害者になってしまったらどうすればいいのか。 いろいろ考えさせられる物語でした。

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2019/04/01

わからなくなってきた……(笑)そういえば、「英雄の書」も内容を理解するのにだいぶん時間がかかったような。てか、英雄の書が読みたい。ユーリってラストどうなったって狼になってるんだっけな。 本編ではコウタロウがちょっと嫌な奴になってしまって残念。正義を守ることに酔ってる感じが鼻に付...

わからなくなってきた……(笑)そういえば、「英雄の書」も内容を理解するのにだいぶん時間がかかったような。てか、英雄の書が読みたい。ユーリってラストどうなったって狼になってるんだっけな。 本編ではコウタロウがちょっと嫌な奴になってしまって残念。正義を守ることに酔ってる感じが鼻に付く。都築さんも上巻の方が良かったなぁ。 宮部さんはファンタジーに入るとどうしてもキャラクターがふわっと浮いた感じになる気がする。それが残念。 さて、次でラストやけど、これはみんな決着つくのかな?

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2019/02/02

上中下の3巻構成。上巻はネット社会の中で起きる事件を中心に物語が進んでおり、そこに「ファンタジー」の要素は最後の方にならないと垣間見得ないが、同作者の「英雄の門」の続編の位置付けに本作はなる。 中巻以降、英雄の門の世界観が色濃く出てくるため、普通のサスペンスを期待した人にはがっ...

上中下の3巻構成。上巻はネット社会の中で起きる事件を中心に物語が進んでおり、そこに「ファンタジー」の要素は最後の方にならないと垣間見得ないが、同作者の「英雄の門」の続編の位置付けに本作はなる。 中巻以降、英雄の門の世界観が色濃く出てくるため、普通のサスペンスを期待した人にはがっかりかもしれない。 物語の全体を通して感じるのは主人公の若さゆえに暴走する正義感だ。非常にまっすぐな性格の主人公の、その正義感が逆に彼を怪物にしていく様は考えさせられるものがある。決してハッピーエンドではないが、それでも幾ばくかの救いのある結末には好き嫌いが分かれそうな気もする。

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2018/10/21

上巻からの猟奇的事件、ガーゴイルとの関係、そして、クマー社長が事件に巻き込まれ、そのことがネットでフェイクニュースめいた情報が流され、ネットの怖さ、瞬く間にその情報は拡散され、果たして、何を信じたらよいのか、情報の取捨選択が問われるだろうと痛感する。昨今のネット社会の問題を提起し...

上巻からの猟奇的事件、ガーゴイルとの関係、そして、クマー社長が事件に巻き込まれ、そのことがネットでフェイクニュースめいた情報が流され、ネットの怖さ、瞬く間にその情報は拡散され、果たして、何を信じたらよいのか、情報の取捨選択が問われるだろうと痛感する。昨今のネット社会の問題を提起しているかのようだった。果たして、事件の重要参考人の行方はどうなるのか、ガラの大鎌はどうなるのか、猟奇的事件の解決に向け、ネット社会の闇に立ち向かいながら、真実を明らかに出来るのか、進展があるのか気になるところ。下巻へ。

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