いのちの姿 完全版 の商品レビュー
文章が好き ぶっきらぼうなようで優しさや美しさを感じる宮本輝さんの作品が好きです。川三部作、田園発港行き自転車、森の中の海、大阪や富山という馴染みの場所が舞台なのも好きな理由の一つかも知れません。エッセイも楽しめました。
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2025.6.22. アマゾン注文分到着。特に、懸命に暮らす人々の情感を表現するのに長けた宮本輝さんだが、本書は小説ではなく、自伝的なエッセイ集である。ただし、小説を読んでいるようなサプライズ感や生き生きした登場人物を感じる事ができる。 最初は、京都の有名料亭「高台寺 和久傳」...
2025.6.22. アマゾン注文分到着。特に、懸命に暮らす人々の情感を表現するのに長けた宮本輝さんだが、本書は小説ではなく、自伝的なエッセイ集である。ただし、小説を読んでいるようなサプライズ感や生き生きした登場人物を感じる事ができる。 最初は、京都の有名料亭「高台寺 和久傳」さんが年2回発行して10年間続いた雑誌『桑兪』に掲載された(07年~17年)。14年に<集英社>から発行され、文庫化に当たり5篇が追加された(17年第1刷~22年第7刷)。 先に触れたように小説のような仕掛けがある作品から、シルクロード旅行記を通して感じた自然や宇宙から人間の内面への思い、家族や知人を通じての人間らしさの表現や縁を感じた話、ご自身の病気をキッカケのひとつとして小説で生きる決意をした思い、小説の登場人物に取り上げきれなかった人物や書物への思い、一時期住んでいた個性的で愛すべき人物たちが住む「長屋」の話、歴史の考察などが描かれている。
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宮本輝さんをオススメされ、図書館で借りたものがエッセイ?的なものだった。ああしまったと思ったが、人となりがなんとなくわかるので、小説の方も読んでいきたいと興味が湧いた。
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- ネタバレ
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作者あとがきより 「小説にしてしまうとあまりに小説になりすぎる」という思い出や経験を……「これ以上書くと創作の領域だというぎりぎりの分水嶺あたりをうろつきながら」書かれたそうだ。 書かれたもの総て「いのち」にかかわること。 「いのち」とは? 命でも生命でもなく。 前のエッセイ集は「命の器」 「どんな人と出会うかはその人の器次第」と書いてあった。 これはグサッと刺さる。 解説の行定勲監督は 「どの登場人物にも嘘がないのは、「どれだけの人生に触れ、そのどの急所に目を向けてきたか」にあると思う。」 「真実は一つではない。その出来事のどんな側面に何を感じるかで違ってくるという宮本さんのものの見方」と。 このエッセイ『いのちの姿』の解説なのですが…宮本輝さんを読むヒントでしょうか。 今までに読めた小説に関わる背景やきっかけが興味深い。 そういえば 私は『泥の河』を小説だと思っていなかったような気がする。創作は作り事でも「嘘がない」からかもしれない。
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エッセイをあまり読んだことがなく、難しそうと敬遠していたのだが、とても読み進めやすい内容であった。 本書の中で、見えない闇や本質に触れる描写があったが、自分が思っている以上に人には様々な事情があるし、背景がある。 人の事情や背景に触れたときに、自分が初めて感じられることがあるので...
エッセイをあまり読んだことがなく、難しそうと敬遠していたのだが、とても読み進めやすい内容であった。 本書の中で、見えない闇や本質に触れる描写があったが、自分が思っている以上に人には様々な事情があるし、背景がある。 人の事情や背景に触れたときに、自分が初めて感じられることがあるのではないかと思った。
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宮本輝、初読み。文章が好き。 人にはそれぞれ事情がある、という言葉、これを読んで、めちゃくちゃ重みがあった。
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カバーを失くしてしまった上、しばらく本棚にしまいこんでいた。 ポツリポツリと読んでる。 決して順調とは言えないのだけど、ゆったりとした静かな時間がこのエッセイには流れている。 気持ちが静かでクリアになる。 また再読してみたい。
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先日単行本で読んだが未収録作品を読みたく早々に手に取る。うん、この未収録分は読まなければ。著者の子どもの頃の様々な体験の中でもまた特異な出来事が記されている(「トンネル長屋」)。またこの未収録分を読んで一層なぜ本作のタイトルに『いのち』とあるかがよりわかる。既読分も改めて堪能。知...
先日単行本で読んだが未収録作品を読みたく早々に手に取る。うん、この未収録分は読まなければ。著者の子どもの頃の様々な体験の中でもまた特異な出来事が記されている(「トンネル長屋」)。またこの未収録分を読んで一層なぜ本作のタイトルに『いのち』とあるかがよりわかる。既読分も改めて堪能。知り合いの発行する無料配布誌に頁の制限もなく書いたとあって素の死の姿が出ていると思う。単行本に挿し挟まれていた加藤静允氏のイラストが履いてないのは残念。
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宮本輝さんのエッセイ集です。 宮本さんがさまざまな経験をされている事がわかる小説でしたが、なぜか、とても静かな気持ちで読める小説でした。落ち着いて静かに読みたい時におすすめの一冊です。
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~2021.08.05 最後の「櫁柑山からの海」が好き。 子供のころの、今とは全く異なる、あの暑さを思い出した。
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