世界は四大文明でできている の商品レビュー
特にキリスト教への理解が深まった。 ①ヨーロッパ文明における『自然科学』は、理性(精霊)をもってして自然を理解することで、その創造主である神の意思・計画(=自然法則,普遍的で客観的な規則)を明らかにするという動機(理神論)で広がったこと、②労働・生産における『所有』の観念は、神の...
特にキリスト教への理解が深まった。 ①ヨーロッパ文明における『自然科学』は、理性(精霊)をもってして自然を理解することで、その創造主である神の意思・計画(=自然法則,普遍的で客観的な規則)を明らかにするという動機(理神論)で広がったこと、②労働・生産における『所有』の観念は、神の創造物は神の思いのままであること、③『個人主義』は終末、最後の審判において人間は個人として神に裁かれるということ、④神との契約(人間には神の意思に応える責任がある)がビジネスでの契約(相互関係、権利と義務)に現れていることに由来する。 すべて【God=神、主、父】と【sin=罪・悪】と【人間=最後の創造物】と【nature=創造物】の関係で世界観が描かれている。人間が他の生物と違って特別なのは、最後の審判を受ける資格があることに現れている。 救済予定説(最初からすべて運命が定められている。人間には変えられない現実。)始祖の巨人みたい。神の見えざる手による作用を意識した、市場メカニズムの自由とルール、政経分離。 生命倫理、中絶をめぐる議論(神の造った生命か、母の主権・選択か)、職業観念、死生観。【造る】ことと【生む】ことの意味のちがいや、【復活】と【輪廻】のしくみのちがい。聖書中心主義(神の)で保守的なプロテスタントと、カトリック。 以下メモ ●ユダヤ教 アブラハム→イサク→ヤコブ(イスラエル)→ユダ王国・イスラエル王国→アッシリアによる滅亡→受難(バビロン捕囚、ペルシア王クロス、アレキサンドロス、セレウコス、ローマ帝国)→メシア待望論と『ユダヤ人』としてのアイデンティティー=ユダヤ教) ●キリスト教 形式を重んじるユダヤ教(パリサイ派)の改革派、ナザレのイエスの登場。磔刑より3日目に復活。信者がイエスを「救い主=キリスト」と崇め原始キリスト教を形成。 ●イスラム教 アッラーの啓示を預言者ムハンマドが伝える。 ●神 ヤハウェ(el)=God=アッラー 神との契約、罪深き人間は苦しみ、赦しと救いを祈る。 ●預言者 ☪️モーセ→イエス→ムハンマド(最後) ●安息日 ☪️(金)ユダヤ(土) ✝️(日)
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年始に本屋を回って気になり購入 本書の前書きにリベラルアーツは、教養であり人を自由にする学問であるという記述があった。教養を広げることで、自分の持つ環世界が増え、いろんな環世界を行き来することで自由な発想、思考が生まれる。最近読んだ様々な本(塑する思考、暇と退屈の倫理学、バカの...
年始に本屋を回って気になり購入 本書の前書きにリベラルアーツは、教養であり人を自由にする学問であるという記述があった。教養を広げることで、自分の持つ環世界が増え、いろんな環世界を行き来することで自由な発想、思考が生まれる。最近読んだ様々な本(塑する思考、暇と退屈の倫理学、バカの壁など)をコンパクトにまとめたような導入ですんなり納得できた。 全世界の思考の根本、源流、今日に至る流れを理解するのに適している。これまで宗教に関する基本知識はいくつか書籍を読んだが、文明まで遡ったり宗教ごとの共通点や今日への影響については、この本が最もわかりやすくて書かれていると感じた。 キリスト教とイスラム教を一神教世界として括ると理屈がより理解できるし、ヒンドゥー教も過去の奴隷制や仏教と比較するとその特色がよく分かる。そして、それら多数派を理解した上で日本を捉えると、「他文化理解」は推奨ではなく必須の姿勢であることが理屈として理解できるし、日本人として取るべき姿勢も理解できる。
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キリスト教、イスラム、ヒンドゥー教、儒教について俯瞰するのに良い方。リベラルアーツかな。読んでおくと、翻訳物をら読む時に気持ちが分かりやすくなる。
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日本のカミと神(GOD)は違う。 日本は文明ではなく文化。 文明の定義(共通点)は、時代や場所に限定されることなく普遍的な価値がある。世界中がそうあるべきと考える。よって、民族・地域による多様性が元々内在している。 勉強になりました
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色々な本で読んでいる内容もあると思うが改めてまとめてもらって読みやすいし、整理が出来ていい。日本のビジネスマンが海外の人と話しをする際にこのくらい整理して知っておいた方が良いよという内容。日本は文明ではなく文化。文明は多様性を持った人に対して普遍的なものだが、日本はその多様性がな...
色々な本で読んでいる内容もあると思うが改めてまとめてもらって読みやすいし、整理が出来ていい。日本のビジネスマンが海外の人と話しをする際にこのくらい整理して知っておいた方が良いよという内容。日本は文明ではなく文化。文明は多様性を持った人に対して普遍的なものだが、日本はその多様性がないムラ社会。ムラ社会の弊害があるということ。そんな中で日本の文化をどう説明し理解してもらい営業に活かせるかという知恵を授けてくれている。でも何回か読んでどう相手に伝えるかは研究しないと出来ないな。仏教のヒンドゥーに対するカーストに対するカウンターとしての性格などは腹に落ちた。やはり橋爪さんの本は面白い。
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世界はキリスト教、イスラム教、ヒンズー教、儒教文明で回っており、世界を理解する為には四大文明の人たちのものの見方、考え方を知る事は必須。 70億分の1億人のマイナーな日本人の考え方では理解はできないと言う事を気づかせてくれた。 特に一神教の神と日本人の神の概念の違いは同じ神と言...
世界はキリスト教、イスラム教、ヒンズー教、儒教文明で回っており、世界を理解する為には四大文明の人たちのものの見方、考え方を知る事は必須。 70億分の1億人のマイナーな日本人の考え方では理解はできないと言う事を気づかせてくれた。 特に一神教の神と日本人の神の概念の違いは同じ神と言う言葉にすべきではないほどの違い。一神教の神に取って人間は僕にすぎない。 日本人にとっての神は自然の中でいわゆる想像を超えたすごいものを表す言葉。すごい風なら神風、すごい技なら神業など。その意味で神対応とか神ってるとかも正しい用法と。
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違いを前提にするので、合理的、経済的に合目的的な明文を作る。 たとえば、ポリシーペーパー。 実現したい価値、目的、戦略、リソース、採用できる方法、実行計画、数値目標、タイムテーブル、リスク、成果の検証、行動達成後の処置。これらをわかりやすい言葉で具体的に。
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世界人口70億人のうち60億人は、キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・儒教のどれかに属しており、それ以外は10億人と少数派、という記述はなるほど、と思った。
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世界文明を宗教から解説する。 世界の人々がどのように思考し、どのように今の世界が出来上がっているのかが腑に落ちる。
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「不識塾」のリベラルアーツ講義をまとめたもの。 ・日本という国の文化、歴史をしっかりと理解すること。自国のことを深く知ること ・海外の人たちの価値観、行動原理を、歴史、哲学、宗教の理解をとおしてきちんと把握すること。 という2つの柱に即してプログラムを組んでいるそう。 本...
「不識塾」のリベラルアーツ講義をまとめたもの。 ・日本という国の文化、歴史をしっかりと理解すること。自国のことを深く知ること ・海外の人たちの価値観、行動原理を、歴史、哲学、宗教の理解をとおしてきちんと把握すること。 という2つの柱に即してプログラムを組んでいるそう。 本書は四大文明の基になった宗教を網羅的に説明している。キリスト教文明、イスラム文明、ヒンドゥー文明、儒教文明の4つである。 「宗教的とは、人びとが、同じように考え、同じように行動するための装置である」 何度も、読んでみようと思った。
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