ハーバード日本史教室 の商品レビュー
ハーバード大で日本に関する講義をしている10人の教授へのインタビュー。みなさん日本贔屓で、日本の歴史、文化、食事などを愛してくださっているし、日本の明治維新からの成長、現在までの影響力の大きさを称賛してくださっている。 2017年の本で、バブル崩壊からの失われた20年といわれてい...
ハーバード大で日本に関する講義をしている10人の教授へのインタビュー。みなさん日本贔屓で、日本の歴史、文化、食事などを愛してくださっているし、日本の明治維新からの成長、現在までの影響力の大きさを称賛してくださっている。 2017年の本で、バブル崩壊からの失われた20年といわれていた時期だったが、自信を失いかけている反動からか、この当時は日本って素晴らしい、外国からも愛されている、という内容の本やテレビ番組が多かった気がする。 私も海外に比較的長く住ませてもらったが、外から見るとハーバードの教授の方々の仰ることに共感することが多いし、日本に対する期待は、ビジネスでも一般の人々の間でもとても大きいと感じた。 あとは、リーダーたちが内向きにならずに、しっかりと世界の中の日本という視点を持って、引っ張ってもらいたいと切に願う。政治でもビジネスでも。
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図書館で借りた。 ハーバード大学で日本について教えている教授陣に対するインタビュー集だ。欧米で「日本学」という研究分野は結構昔からあったらしい。現代のハーバードでもこんなに日本を研究している人がいるのかという現実には驚かされる。そんな研究者のコメントには、貴重なものがある。 そう...
図書館で借りた。 ハーバード大学で日本について教えている教授陣に対するインタビュー集だ。欧米で「日本学」という研究分野は結構昔からあったらしい。現代のハーバードでもこんなに日本を研究している人がいるのかという現実には驚かされる。そんな研究者のコメントには、貴重なものがある。 そう言えば、「日本人ほど、外国人から見た日本人像を気にする民族はいない」と言われる。昔から、『菊と刀』等、作品を挙げれば枚挙に暇がない。以前読んだ『和をもって日本となす』という本も野球というジャンルにフォーカスを当ててはいたが、そのジャンルの1冊に数えられるだろう。 研究者なので当然といえば当然だが、日本人でも知らないトピックも出てきたりするので、その点では学びがあった。
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ハーバード大で日本についてどんな分析をしてどんな討論をしてるか興味あったが、それほど目新しい見解などは無かった。環境史という分野について最も関心が高まった。安全保障については北朝鮮ばかりが引き合いに出されて中国について述べてる人がいないのに違和感を感じた
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史実の曲解を無くすには保身を捨てる事が必用らしい。 事象は多角形であり世界観が増せば多角が増していく。メタ認知【客観視】を用いても多角は平面にはならない様だが、形は時間と共に変わりゆくだろう…
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外国人から見た日本のインタビュー集。 外国の有識者から見た日本の歴史や文化というのがわかって面白かった。
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海外から日本がどうやって見られているか、を見るにはよい本。 失敗(戦争を起こしたこと)を認める弱さががないと本当の強さは得られない、といは最も。次はライシャワーのThe Japaneseを読もうっと。
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ハーバード知日派って凄い。彼らの言葉から日本から世界を見ているだけの視野の狭さに加えて、日本についても知らないことに、激しい羞恥を感じる。 著者の佐藤氏は、このような教養派にしっかりとインタビューされており、予習を含めて周到に準備されたのだろう。日本人が見る米国の事について氏に尋...
ハーバード知日派って凄い。彼らの言葉から日本から世界を見ているだけの視野の狭さに加えて、日本についても知らないことに、激しい羞恥を感じる。 著者の佐藤氏は、このような教養派にしっかりとインタビューされており、予習を含めて周到に準備されたのだろう。日本人が見る米国の事について氏に尋ねてみたい。
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インタビュー形式で展開していく日本史教室。 分野ごとで、内容に差があるのが残念。 しかし、知の結集であるハーバードの授業内容を断片的に知れたのは良かったと感じた。
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「世界に日本という国があって良かった!」...。アジア人として初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン教授(インド)の言葉に象徴されるように、ハーバードの教授と学生は日本という国、特に日本史から数多くを学んでいる。東大の教養学部からコロンビア大学でMBAを取得し、現在は...
「世界に日本という国があって良かった!」...。アジア人として初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン教授(インド)の言葉に象徴されるように、ハーバードの教授と学生は日本という国、特に日本史から数多くを学んでいる。東大の教養学部からコロンビア大学でMBAを取得し、現在は「ハーバードウオッチャー」として有名な著者が、10名の教授たちへのインタビューを通して「世界から見た日本史」の新たな魅力を追い求める。戦後における日本経済の高度成長の要因を分析した『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の著者で知られるエズラ・ヴォーゲル氏や、知日派で知られる国際政治学者のジョセフ・ナイ氏など、錚々たる顔ぶれが日本を語る、何とも贅沢な一冊。
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10人の知の巨人たちが語る日本。 ハーバードの学生は、こんなに楽しくかつ 深淵な日本史を学べるのかと、 うらやましくなる。 コロナの影響で先の見えないこの時代に 歴史から学べる知恵がたくさんあると 改めて認識した。
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